松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

年の暮れ

2017-12-29 22:03:15 | 言葉
年の瀬だというのに
突然パソコンが開かなくなったのです
わがままパソコンは
寒いので動くのが嫌になったのかも知れません
さて困った、どうしようかと悩んで
スタートボタンから拾い出してあちこち触っていると
あら、ふしぎ!治ったのですよ
正月休みでみてくれる人もなく
何とか使えればこれ以上無闇な弄り回しは
止めることにしました

これで今年最後の更新とします
気まぐれブログ更新にお付き合いくださいまして
ありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願い致します
皆さまよいお年をお迎えください



  
   
   神奈川新聞 『ことばの四季』より










我家のお正月は三が日が過ぎてからになりますから
ゆっくり箱根駅伝の旗振りに出かけようと思っています





ことばの四季 書き写し

2017-05-12 16:50:13 | 言葉
 ≪ことばの四季≫  荒井和生 神奈川新聞より

『五月蠅い』
 
 最近は蠅の姿をあまり見かけませんが
蠅がしつこくまとわりつくことから
「五月蠅い」と書いて
「うるさい」と読みます。
「五月蠅い」を一般化させたのは夏目漱石だとか。
小林一茶の「やれ打つな蠅が手をする足をする」や、
高浜虚子「蠅打を持って出てくる主かな」など
蠅を題材にした名句も多いようです。
もともと「うるさい」とは面倒で煩わしい意味の
「憂迫(うるせし)」が語源という説もあります。
「うっとうしい」の意味で「うるさい」というようになったのは
江戸時代からだそうです。


『五月闇』

五月雨の降るころの暗闇を「五月闇(さつきやみ)」
といいます。
雨雲に覆われた夜の暗さは勿論のこと、
うっそうと葉の茂った木陰、
梅雨曇(つゆぐもり)」に閉じ込められた
室内の暗さ、雨音だけが響く路地や軒下の
暗さなどにも用います。
太陽が不在となる日、
墨で何度も染めたような空の色になり、
気が滅入るような空気に支配されます。
「梅雨の雷(らい)」が追い打ちをかけて、
空を暗い闇へと深めていきます。
梅雨の晴れ間の「五月晴れ」を思い、
「梅雨晴れ」の青空が恋しくなる時分です。


『不如帰』

ホトトギスは時鳥をはじめ、
不如帰、子規、杜宇、蜀魂、霍公鳥とも書きます。
異名も多く文無鳥(あやなしどり)
妹背鳥いもせどり)、菖蒲鳥(あやめどり)
死出の田長(しでのたおさ)、橘鳥(たちばなどり)、
沓出鳥(くつでどり)、早苗鳥(さなえどり)などがあります。

「古に恋うる鳥」というロマンチックな異名もあります。
このホトトギス、ウグイスの巣に托卵して、
ひなを育てさせるという変わった性質を持っています。
子育ては美声の鳥に任せて
自分は昼夜さえずりに余念がありません。


『翡翠』

緑に霞む山の色合いを「翡黛(すいたい)」、
緑の山の気を「翠嵐(すいらん)」といい、
シャワーを浴びいたような色景色です。
「翠」の字には緑の意味があるほか、
鳥の「かわせみ」のことも言います。
かわせみは漢字で書くと「翡翠」
雄が翡。
古名をソニドリ」といって
緑の語源にもなっています。
宝石のヒスイはカワセミの毛色から名付けられたものです。

「赤翡翠」とはアカショウビンこと、
鳴声の「キョウロロ」が異名になって
「水恋鳥(みずこいどり)」とも呼ばれます。


『ひつじ草』

日盛りの池の表面、
じゅうたんを敷き詰めたような緑の葉に
寄り添うようにして咲くスイレンの花。
台地に咲く花にはない独特の風情があります。
白、黄、紅などさまざまな色が楽しめます。
スイレンを漢字で書くと「睡蓮」
「蓮」に似て規則正しく起きたり寝たりする意味があります。
在来種のスイレンのことを古くは「ひつじ草」と呼んでいました。
その由来は、
毎朝開いては、午後二時の「ひつじどき」にしぼみ始めることから。
花言葉は「心の純潔」で「ニンフェア」。
水の精である「ニンフ」が語源です。

指の練習をしました
書違いなどありましたらご判読ください
コメント欄を閉じておきますが
次回からまたよろしくお付き合いお願い致します







 タイピング練習 書き写し

2017-02-26 14:05:19 | 言葉
用心していたのに風邪を引いたらしい

どうやら喉をやられたようで声が全く出ない、

何年振りのことだろう

風邪は体を温めて大人しくしていることが第一、

東京マラソンを見ながら

パソコン遊びで時間を過ごすことにした


思えば

70の声を聞き初めてパソコンに触れてから12年

パソコン恩師が驚くのも構わずブログなるものに興味を持って

手を付けて満9年になる

途切れ途切れながらよく続いたものと驚く

飽きっぽい性格もパソコンは性に合っていたのか

 

親しくコメントをお寄せいただきます皆さまには心からお礼申しあげます
      
     
   
   * * * * * *



久しぶりにタイピング練習です

ブログを初めて間もない春、

新聞記事を切り抜き集めて冊子にしてあったものを投稿した


   
神奈川新聞連載 ≪ことばの四季≫より


「ほのか」

春はかすむ日が多くなりますが、

この時季の日の光を「春日(かすが)」といいます

まばゆいというより「仄(ほの)」と呼ぶほうがふさわしいようです

「ほの」や「ほのか」は、

「それとなく」「かすか」など、くっきりしない様子を意味します

「光りほのか」という春の季語もあります

「ほのぼの」とは、明け方や未明などの様や

「ほんのり」「うっすら」の意味があります

「ほの明かり」は、朝と夕に使う言葉で

ほのぼのと明ける日の出、

ほんのりと暮れてゆく日の入りを表現します

暮れた後の薄明かりが「ほの暮れ」です


「おもむろ」

春は「さえ返る」ような寒の戻りを繰り返し

長い序列を経た後に、一気に本番を迎えます

春は「徐(おもむろ)」にやってくるのです

「おもむろ」にとは、ゆっくりと云う意味の他に

「もの静か」の意味もあります

人知れず、ひっそりとひそやかに訪れるのです

まるで千両役者のお出ましのように

「待っていました!」と万人からも自然からも

歓迎される季節なのです

じらすように「ぽちぽち」「そろそろ」と

やってきては、目まぐるしく春の彩りを加えていきます











講座 「文化に触れる」 

2017-01-24 06:38:43 | 言葉
「江戸のユーモア・パロディ―を楽しむ」
こんな面白そうな市主催の講座に参加しました

むかし、男、ありけり、、、、、伊勢物語
をかし、男、ありけり、、、、、仁勢物語



「伊勢物語」は高校生だった頃、
かなり眠い授業を受けた記憶があり
一昨年は公民館講座で「伊勢物語」を再び聞く機会がありました
高校生の時より興味深く理解出来たのですが
学校でも公民館でも「仁勢物語」には触れられませんでした
今回、仁勢物語は伊勢物語をもじったパロディの
仮名草子であると初めて知りました

時々テレビなどで見る「判じ絵」から始まり
伊勢物語から仁勢物語への講義はなかなか面白いもので
江戸時代の人々の暮らしの一部を垣間見る思いです
講師のお人柄から話しは面白く、得意の眠気も起きません

前日、別の講座で聞いた真面目な話で
すっかり硬くなった頭は多少柔らいだかと思えます

















創作四字熟語

2016-12-18 22:51:36 | 言葉

住友生命「創作四字熟語」が発表されていました
自分では何もできないのですが毎年楽しみにしています
時勢に敏感に発想力豊かに

審査員の俵万智さんは書かれています
”たった一字か二字変えるだけで、
まさに今年を表現していて、手品のようです”と

↓は発表された入選作50編のうちの優秀作10編です



             *  *  *  *  *

延び延びになっていた美容院へ行きました
いつもはそれほど待たされることもなく順番が回ってくるのですが
今日はどうしたことか大変な混雑で予約時間もとうに過ぎて
待っている間、雑誌をぱらぱらとめくっていました
そこに白髪の女性の写真がありました
草笛光子さん、加藤タキさんの白髪はよく知られていますが
個人的に好感度は少なく
思い出すこともなかった金美鈴さんも白髪でした
そして金美鈴さんは私と同い年だったのです
同年生まれと白髪だけは同じですが
決定的な違いはその中身でありました

1時間も待って私のカットは30分で終わり
これで正月はさっぱりと過ごせそうです




サラリーマン川柳

2016-09-23 08:12:43 | 言葉
長い雨降りにうんざりとして、時間を持て余している時
今年のサラリーマン川柳を思い出したので
ネット検索してみますと、とうに発表されていました
時間潰しに書き写してみました
いつもながらウィットとペーソスに富んだ作品に感心しきりです。


     ≪私が選ぶサラ川ベスト10≫
1位
 退職金もらった瞬間
      妻ドローン
2位
 じいちゃんが建てても孫は
        ばあちゃんち
3位
 キミだけはオレのものだよ
        マイナンバー
4位
 娘来て「誰もいないの?」
        オレいるよ
5位
 福沢を崩した途端
      去る野口
6位
 カーナビよ見放さないで
          周辺で
7位
 決めるのはいつも
   現場にいない人
8位
 妻が見る「今日の料理」
       明日も出ず
9位
 ラインより心に響く
       置手紙
10位
 愛犬も家族の番付
     知っている




割愛

2016-04-23 21:03:13 | 言葉
近くのお宅に今年もチャンチンが色付きました
毎年楽しみにして見せていただくのですが
今年の葉はやや小ぶりに見えます





ある日の喫茶店での話

ごく普通の大学生5人はどうやらグループ冊子の編集会議中
聞くともなく聞こえてくる話しの中身は
原稿を見ながら女子「。。。あいつの原稿どうしようもないよ~、めっちゃくちゃだもん!」
ランチを頬張っていた男子「そんなの割愛しちまえよ」
全員異議なく無事に終了

5人は揃って「割愛」の意味を取り違えているらしいのです
聞いていた松風ば~ばは横から口出しも出来ず
あれまぁと驚きました。

  文化庁「ことば食堂へようこそ!」を調べてみますと

最近発見した「ことば食堂へようこそ」は解りやすくなかなか面白いですね。