松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

半夏生

2017-06-25 10:48:25 | 
”鎌倉の半夏生の色がついてきたよ~”と
友人が電話で教えてくれました
まだ早いかなと思ったのですが
思い立ったが吉日とばかりに
家を飛び出したのが7時

明日はまた大雨になるの予報と
土曜日が重なり混雑は覚悟していましていました
藤沢駅から江ノ電を使った方が早いのですが
乗り残しが出るほどの混みようと聞いて
JRの乗り継ぎにしました
朝八時と云うのに鎌倉駅は予想を超えた人混みです
更に江ノ電に乗り換え長谷駅まで
これも押し合いの混みようです

途中人気スッポット「長谷観音寺」は押せ押せの人波を横目に
100メートルほど奥にある≪光則寺≫は人影もまばら
いいところへ来たとお茶代と書かれた賽銭箱に百円を入れ境内へ
真っ先に見つけた半夏生は数日早かったようです
来週ならば真っ白になっていることでしょうが
まあまあの色つき具合でしす




確かこのお寺には土牢があるはず
ご住職の奥さんらしい年配の女性に訊ねました
教えられた石段を上がり始めましたが
中ほどからは鬱蒼とした木々に薄暗く
両脇のアジサイに裾を濡らしながら
たどり着いた土牢は
五代執権北条時頼によって 僧「日郎」が幽閉されたということです







北鎌倉「東慶寺」のイワガラミとイワタバコ

2017-06-02 12:26:54 | 
東慶寺の 岩ガラミ特別公開が始まったと聞き
混雑を心配しながら出かけました

朝の境内はしっとりとして
覆いかぶさるほどの木々は
先ほどまでの雨に洗われたみどりが眩しい



行列が出来るほどと聞いている混雑を
覚悟していた本堂裏山は意外に人出は少なく
ゆっくりと見物することが出来た
毎年来ている東慶寺もこの「イワガラミ」は初めて見る花

植物のことは何も解らないので以下はWikipediaから書き写し

 ≪Wikipedia≫
イワガラミ(岩絡み、学名:Schizophragma hydrangeoides )
アジサイ科イワガラミ属の落葉つる性木本。

名前のとおり、幹や枝から気根を出して高木や岩崖に付着し、
絡みながら這い登り、高さ10~15mくらいになる。
山地の道路法面を上から這い下がる場合もある。
葉には葉柄があり、枝に対生し、形は広卵形で10cmほどで、
葉の先端は尖り縁の鋸歯はまばらになる。
花期は6月~7月で、
小さなややクリーム色の両性花が集まる花序のまわりに、
白色の装飾花が縁どる。
装飾花は花弁状の萼片が1枚しかない。




たった一本のイワガラミの元根

 
 東慶寺 「イワガラミ特別公開案内書」
この岩ガラミは、約30年前、
いただいた苗木を本堂裏の崖下に植えたところ、
長い年月を経て崖一面を覆うほどに成長し、
毎年美しい花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれるようになりました。


        * * * * *
 
 ≪Wikipedia≫
イワタバコ(岩煙草、Conandron ramondioides)
イワタバコ科の多年草。湿った岩壁に着生し、
花は美しいので山草として栽培もされる。
葉がタバコに似るのでこの名がある。
若葉が食用にできることから別名イワヂシャ(岩萵苣)ともいう。

葉柄は3 - 15cmで翼がある。
葉身は長さ10から50cmで数枚が根出する。
高さ10cmほどの花茎を出して散形花序をつけ8月頃に開花する。
花は直径1-1.5cm程、放射相称で、萼と花弁は5裂し雄蕊も5個、花弁は紫色。子房上位、果実は細長いさく果で2つに割れる。


満開時はこの巨大な岩肌にびっしりと
見事な薄紫のイワタバコが見られる









花をきれいに撮りたくて

2017-05-30 21:20:40 | 
まだ使い慣れないデジカメをぶら下げ
苦手な花を撮ってみたいと
いつもは通らない道の家の庭

ブラシの花を見つけた


アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)と
呼ぶらしい
ややこしい名前だこと
私はリュウゼツランとばかり思っていた


トケイソウ 久しぶりに見た


こちらはキウイフルーツの花
実は見ていても
こんなかわいい花が咲くとは
もう数日早く見ていればと残念


名前の知らない初めての花
小さな小さな花だった


ふらふら歩きながら海岸へ出た
ノバラが咲いていた
去年より少ないように見える




花の群生を撮るために
苦手だけれど取説勉強をしなければと思う


ナナカマドの花

2017-05-01 09:54:04 | 
ナナカマドの花が咲いた

赤い実はよく見ているのに

花は全く見たこともなかった

エントランスの前に白い花が咲いた

気にも止めていなかったまだ若い木が

ナナカマとは思わなかった

去年はうっかりしていたが咲いていたのか

秋には赤い実が付くだろう



自治会が手入れする花壇の牡丹 ありがとう


枯花、それはそれで美しく取り残されたアジサイ

枯れたアジサイを見て思わず浮かんだ

 ”幽霊の正体見たり枯れ尾花”

枯れ尾花とは枯れたススキを云い、秋の季語



公園墓地で採ってきたスミレが咲いた
私にしては珍しいこと




公園墓地の花見

2017-04-06 16:16:39 | 
広い公園墓地のサクラが咲いたよと電話がありました

そういえば、連れ合いや身内が多く眠る墓地へ今の時期に

お詣りをしたことがなかったのです

今年は是非にと出かけました

さくら道と名付けた昔ながらの並木道は

ずっと以前に車で通過しただけでしたが

気まぐれな陽気に誘われて咲いていました

昨日今日の暖かさで殆ど満開


ついでに連れ合いに花を供え、お線香に火をつけようとすると

マッチがない、喫煙者ならばライターの持ち合わせもあろうに

生前、”線香臭いのはご免だ”と云っていたのを思い出して

うっかり女房はそのまま持ち帰りました

私にとって墓前は愚痴こぼしの場でもあるのです










折角来たのだからと坂道の向こうまで行ってみよう

新潟のhohsiさんのおばあ様はどこにお出でなのかなどと思いながら

ふと脇を見ますと何とスミレの群生を見つけたのです

鉢植下手なのに無性に欲しくなりました

管理事務所で一株分けてもらいたいとお願いしますと

快く承知してくださったのです

そこで誰もいないのを幸いに一株どころか

五株もそっといただいてしまったのです

仏さまは見ていることでしょう


夜、猛烈なくしゃみと鼻水は仏さまの罰なのか









百三歳と早咲き桜

2017-01-12 07:32:19 | 
寒さが厳しくなってIさんはどうされているのかと案じていました
かくしゃくとされていても高齢には勝てないこと、
今年の年賀状はいただけないだろうと諦めていました

ところが
サクラの初開花を見た日、届いたのです
百三歳を迎え、今なお年賀状は自筆とか
尊敬出来る方の一人で今は娘さん一家と
長年嗜んでいる書道を続けながら余生を送っているそうです

百三歳の書、鳥の絵以外は自筆です
娘さんの添え書きは
「百三歳を迎えた母がなんとか元気でいてくれることは素直にありがたいと思います」


             

桜が咲いた
日当たりのよい場所に一輪だけ咲きました
早咲き桜の種類も多く名前は解りません
それにしても何と早いこと
うれしい一日でした







二年目も咲いた

2017-01-08 07:37:41 | 


昨年、花が終わって友人に預けてあったシクラメンが
暮れに戻ってきた
2年目なのにどうしたらこんなにきれいに再生するのか
サボテンを枯らすという鉢植え物失格者の私を見兼ねて
Aさんは持ち帰り丹精してくれていた
預けた方はすっかり忘れていたことだった



その時一緒に持ってきてくれたのは
これもまたAさん宅の2年目のヒヤシンス
なかなか色が付かず心配していたが
ここにきてようやく咲き始めた
Aさんは薄桃色と云っていたのに紫色だ

       ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「NHKみんなの体操」

(写真はネットから拝借しました)

昨夜で我が家の正月も終わった
暮れからずっとさぼっていた「みんなの体操」
七草の日から始めた
10日ほど間が空いただけなのに
体中の関節が油切れのようにぎしぎしするも
ふらつきもなく5分間は終わった
この調子でいけば元に戻るのも早いかもしれない
さすが80代(悲笑)

何をやっても長続きしないのにこの体操だけは
平成11年以来よく続いているものだと我ながら驚く
後どのくらい続くのか
先細りになるのは確実だが
出来るところまでやってみよう


北鎌倉へ花詣

2017-01-05 13:36:05 | 
四日、初詣を兼ねて
円覚寺で梅の花が開き始めたと聞き白梅を見たいと早目に家を出ました
電車はまだ空いて北鎌倉で下車する人は少なく
円覚寺境内は静かです
僅かばかりのお賽銭で一年分の幸せを祈るのは蟲のいい話です

さて梅は何処に咲いているのか、
暫く歩くと他国のお嬢さんたちがしきりにカメラを向けています
数輪開き始めた梅の花に「キレイデス!」の歓声を上げて話しかけてきます
私も「ほんと、きれいね」と相槌を打ちながら
一緒に撮った写真は
元々花の写真は苦手なのですが
青空に映えて何とか映っていました

身を隠すように咲く侘助一輪





東慶寺へ廻りました
途端に目についたのは
見慣れた木瓜の花
毎年見ているのですがこれほど見事に咲いているのは
初めてです
蝋梅は今が盛りでしょうか




嬉しかったのは東慶寺奥に冬サクラが咲いていたことです
(10月桜)とあります



立派なカメラを抱えた男性が声をかけてきました
「浄智寺のロウバイがいいですよ」
そこで浄智寺へ
しかしここは団体さんで大混雑
またの機会にと外から手を合わせて
”今年もよろしく”
浄智寺入口の民家は春近しです