松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

犬に好かれて”ぶらぶら歩き”

2017-11-13 06:30:53 | 散歩
所用で出かけ 
家では雑用野暮用におわれ 
落ち着かない暮らしです
ようやく一段落した午後、
時間を見て近所を一回りしました

途中、珍しいことにかわいい子犬に懐かれ
この犬は私のどこが気に入ったのか
通り過ぎようとすると追いかける様子に
足を止めました
すると飼い主の老人は犬自慢話を始めたのです
長々と話すこの人はきっと淋しい境遇の人かも
知れないと思いながら
それとも一人歩きの私を慰めてくれたのかナ
でも私は歩きたいのですよぉ~
子犬とみた犬は13才とか立派な大人でした



サクラの葉はすでに枯れ落ち、
イチョウも昨年のこがね色とは大違い
先日の台風にやられたのか枯れ始めていますが
それでも所々に見る小さな花に見入りながら
あちこちと”ぶらぶら歩き”を進めます




日暮れは早くまだ5時前に街灯が灯ります
誰が待つでもないのに
帰って夕食の支度をしたいと思うのです
今夜は何を食べようか






散歩で見つけたもの

2017-10-03 12:57:04 | 散歩

予定のない日は、
地区内をぶらぶら歩きです
街開発の工事はまだまだ続いて
唸り声を上げてダンブカーは走り
空中にクレーンは聳えています
この工事、まだ数年かかりそう

工事現場を避けて通る道に

蜘蛛が糸にかかった餌に食いついている
蜘蛛を撮りたいと思っていたいいチャンスで
場所が悪くて裏側からの写真です
白い楕円は蝶か蛾でしょうか



植物にも疎い私にははっきりしないのですが
桐の木でしょうか
いずれ伐採されるためか手入れもないままに枯れいく
哀れな姿で立っています



古い敷地内には萩 芙蓉 ホトトギスなど知られている花に混じって
名も知らぬ花がありました





嵐の前に

2017-09-17 13:03:01 | 散歩
16日17日は台風で荒れるというので

その前に運動不足解消のためにと歩いてきました


こじんまりと静かなので好きな場所、

中央公園の秋は時期尚早

暑くも寒くもない穏やかな日に

幼子を連れたグループは

ブルーシートの上でお弁当を広げている


深い緑の中に僅かに彼岸花の赤白が見られるだけ

大抵は渇水状態なのに今日は水が流れている

そして私には珍しくアゲハ蝶や仲良しトンボを撮ることが出来た

落ち葉で埋もれた石段を歩くのはいつのことか


ようやく酷暑が過ぎたのに

台風後はまた暑さがぶり返すらしい

歩かなければ、、、、、












近くの町散歩

2017-03-10 14:45:47 | 散歩
町散歩の再開は近くから始めました

戦災を逃れた古くからの住宅地は

軽自動車がやっとすれ違う狭い道

住む人がいなくなった古家を取り壊した空き地があちこちに

見られたのですが数か月後に行くと

まあ、どうでしょう!

空地という空地には

ハイカラな家が建ち並んでいるではありませんか



不審者と思われるのもいやで

あまりきょろきょろすることはできませんが

屋根も窓もみな同じに見えるのです

この素敵な家に住むのはどんな人たちだろう

若いご夫婦はこれからのローン支払いに

汗水を流すことだろうなどと思いながら通ります


~  ~  ~  ~  ~


薄暗く気味悪かったあの空地を思い

妙な感傷に耽りながら先へと歩きますと

民家の庭には早や白モクレンが開き始めて

更に進み、好きな喫茶店の前に出ました

久しぶりの一人ティータイムは

物静かな女店主さん手作りイチゴゼリーチーズケーキと

炒りたてのコーヒーに気分爽快

一人ティータイムは”ボッチティー”と云うそうですね





河沿いの散歩道

2017-02-21 20:14:43 | 散歩
春を思わせる日、

秋に歩いたイチョウ並木の遊歩道は

枯葉の一枚もなく

落ちた銀杏が拾う人もなく踏みつけられています

陽を浴びて乳母車を押す若いお母さん

老夫婦は仲良く手を繋ぎ

ジョギングの男女

川の流れに見入る青年


イチョウ並木から先の遊歩道は

まだ手を付けられていません

土の道を歩くのは心地よいものです

のんびりとした風景が広がります

梅の開花は時期尚早

それでもメジロのさえずりは賑やかに聞こえ

富士山はかすみに裾を隠されて浮かび上がります






ほんの1時間と思った散歩も先へ先へと足が延び、

よれよれ歩きでも2時間半、疲れます

防災無線塔に休む鳥はバン?

イチョウ落ち葉のさんぽ道

2016-12-06 12:24:15 | 散歩
晴天です、掃除も洗濯も済んだ 今日は買い物もない
思いつきで鷺を見たいと川縁の道を歩きました
が、歩けど歩けど鷺はいないのです
引き返そうか、もう少し先まで行ってみようかと
迷いながら歩いていると
目の前にイチョウ落ち葉の散歩道が現れました
一面黄色の小道は
前日の雨でやや湿っぽいものの思わぬ見つけもの
鷺はいないけど、この素敵なイチョウ道を見つけた
同じ思いの人たちは川を眺め、
落ち葉の感触を楽しみながら歩いています

お互いに手を取り合い、
静かに話す老夫婦の声が聞こえます
やっぱり鷺を見に来たようです
「今日はいないんだね」
「まだ早いからから」
「落ち葉が濡れているよ」
「濡れてもタオルがあるから大丈夫」
好い風景だなと思います

市の管理ながらボランテイアさんの
手入れが楽しませてくれるのでしょう

こちらは落ち葉の道を何度も行ったり来たり
近くにこんなに素敵な道があったなんて
それを大発見でもしたように
一人歩きを楽しみます




まだ色変わりしないのか
薄緑色の葉と黄色のグラデーションに陽が射し
そのキラキラと光る美しさに見惚れます


陽気に誘われて知らず知らず遠くまで歩いていました
何時までいても限がない、
帰ろうとした時、何と運のいいこと
一羽の鷺が草むらの水溜りに舞い降りました


近くの工場の屋根に今年も鷺がきていました



北鎌倉へ

2016-11-05 05:44:54 | 散歩
ぐずついた天候もようやく落ち着いた様子
一日目は家事に明け暮れ、翌日の朝も快晴、
春以来の鎌倉へ行ってみようと飛び出した

東慶寺の10月サクラが咲いているという
竜胆も盛りのことだろう 
先ずは円覚寺から
鎌倉の賑やかさは驚くことでもないが
拝観料受付には長い行列が出来ている
今日の人出は一体どうしたことなのか
聞いてみる「宝物風入れ」とか
これは見逃せないと思ったがあまりにも長い行列に
折角のチャンスを諦める事にした

円覚寺の好きな庭
小さな石仏が可愛らしい


鎌倉の紅葉はまだ先のことらしい
染めはじめたモミジの赤と緑のグラデーションが美しい


ヒメツルソバの絨毯



狭く交通量の多い国道を通り東慶寺へ
入り口から竜胆が出迎えてくれた


拝観料200円
10月サクラを見なければと奥へ進む
確かに咲いてはいるものの
高い木にあまりにも小さな花で
この腕とカメラではこの程度のもの


小さな小さな秋の
ここも案じた通り人人人
それにしても言葉の違う観光客の多いこと。













誰もいない道

2016-06-21 19:56:32 | 散歩
私が住むUR集合住宅からバス通りを隔てた向こう側は
今から5年ほど前にUR集合住宅が建て替えられました
特別の用事もなく殆ど行くことがないのですが
夕方の散歩がてら、
そこを歩いて見ようと出かけました

5年の歳月を思わせるように木々は茂り
それぞれのお宅のベランダには草花が咲き
人々が住む気配はあるのですが
歩きながら何か違和感を覚えるのです
これは何だろう?

考えてみると
歩きはじめてから
一人に会うことも見かけることもなく
道は静まり返っています



清掃されたこの道に人が見えない
鳥の声もない



ここにも人の姿がない
買い物帰りの自転車も通らない
話し声も聞こえない



薄暗い道の突き当りはどうなっているのか
ここにも人影はない



小さな公園の遊具に遊ぶ子どもはいない




住民の多くは高齢者ですが
それにしても30分余り歩いて人に出会うことがないとは。。。。。
夕方の準備に忙しいのか
偶々、私が歩いた時間がそれと合致したのかも知れません。
しかし、あまりにも静かで活気を感じないのです

交通、買い物、公共文化施設、各医院等
生活するには大変都合がいいのです
高齢者に住みよい街と謳われた住宅の内には
救急車のサイレンは日に何度も響き
孤独と老いの病が共存しています。

私も一人暮らしの身、
後期高齢者と呼ばれて久しく、
身内を案じさせる年齢です。
今や他人ごとでは済まなくなりました

日が落ちて歩きやすくなった時間、
静か過ぎる住宅地の道を空虚な心内の
夕方散歩となりました。


街中散歩

2016-06-11 07:25:51 | 散歩
思い立ったが吉日
久しぶりに街中散歩をしてみよう


相変わらずどこを歩いているのか
まるで解らない
木陰を探しながら道ともいえないような路地は
いつか来たことがあるような、、、、

古い家にはどんな人が住むのか
無礼にも人様の庭を覗き
きっと高齢のご夫婦が静かに暮らしているのだろう
などと勝手な想像を巡らしながら歩く






暑い!
日傘と水で暑さを凌ぎながら
今年は秋まで街中散歩はお終いにしよう
折角出かけて来たのだから
もう少し足を延ばしてみよう
どこを歩いたのか
気がつくと近くの知った道へ出た
ここの広い空き地もすっかり整地されて
今風のモダンな家が建つのだろうか








ワード絵