松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

被爆ピアノ

2018-03-12 10:26:43 | 音楽
広島で原爆の閃光と爆風に襲われたピアノの演奏会を聴く
機会がありました
奇跡的に殆ど無傷だった昭和7年製ピアノは懐かしい音色を聞かせてくれました
ノーベル平和賞授賞式で演奏された被爆ピアノ



「奇跡のピアノ」として ご存知の方も多いと思います。
津波にさらわれた中学校の体育館に、海水と砂に埋もれたピアノが
一人のピアノ調律師の善意から修復されて立派に生き返えりました。
津波から蘇ったピアノとして紅白歌合戦で紹介されたようです





1900年代

このピアノがどのように海上自衛隊横須賀田戸台に設置されたのか
確かな記録は残っていませんが、
当時ロシアで日本海軍の従軍カメラマンであった野坂保雄氏(故人)が現地で購入し、
軍艦に積載、日本に持ち帰り、1929年(昭和4年)野坂氏の転居に伴い
海軍に寄贈されたものと聞きました
このピアノがはるばるドイツからロシアを経由し、
海を渡って田戸台に設置されているものと思われます。
(スタインウェイ社製グランドピアノC型) 
(数年前にアップしたものです)

北原白秋 「五十音」  

2017-11-05 15:06:11 | 音楽
長年朗読ボランテイアをしているFさんが
発声と滑舌トレーニング用に
北原白秋「五十音」のプリントを作って欲しいと
言ってきました
解らなければ検索で済むこと
手を付け始めて驚いたことに
何となく口を付いて出て来るのです
私が以前から探していた「五十音」のメロデイーも
今回の検索でようやくヒットしました
幼稚園のころ
母がよく歌って聞かせてくれましたが
幼い私は理解できず
どこまで記憶していたのか解りません
六十歳代、朗読に夢中になっていた時
若いお母さんたちに交じって
暗誦させられ四苦八苦したことで
覚えていたのでしょう

数年前、妹と電車を乗り継いで
三崎から城ケ島へ廻った時
城ケ島大橋の下にある「北原白秋記念館」を
訪ねました
閑を持て余していた職員さんの「五十音」や
白秋にまつわる話を
長々と聞いたことなどを思い出しています







五十音 作詞 北原白秋 作曲 下総皖一



水馬(あめんぼ)赤いな。ア、イ、ウ、エ、オ。
浮藻(うきも)に小蝦(こえび)もおよいでる。

柿の木、栗の木。カ、キ、ク、ケ、コ。
啄木鳥(きつつき)、こつこつ、枯れけやき。

大角豆(ささげ)に酢をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ。
その魚(うお)浅瀬で刺しました。

立ちましょ喇叭(らっぱ)で、タ、チ、ツ、テ、ト。
トテトテタッタと飛び立った。

蛞蝓(なめくじ)のろのろナニヌネノ。
納戸(なんど)にぬめってなにねばる。

鳩ぽっぽ、ほろほろハ、ヒ、フ、ヘ、ホ。
日向(ひなた)のお部屋にゃ笛を吹く。

蝸牛(まいまい)螺旋巻(ねじまき)、マ、ミ、ム、メ、モ。
梅の実落ちても見もしまい。

焼栗、ゆで栗ヤ、イ、ユ、エ、ヨ。
山田に灯(ひ)のつく宵の家。

雷鳥は寒かろ、ラ、リ、ル、レ、ロ。
蓮花(れんげ)が咲いたら、瑠璃(るり)の鳥。

わい、わい、わっしょい。ワヰウヱヲ。
植木屋(うゑきや)、井戸換へ(ゐどがへ)、お祭だ。



小さな音楽会   赤潮??

2017-05-10 12:52:41 | 音楽
市役所エントランスホールで

小さなコンサートが開かれる日

その日に合わせてマイナンバーカードを受け取るために

市役所へ出かけた


手続きはスムースに終わり

コンサートの時間には早すぎるので

役所内の喫茶室で

オリジナルコーヒーを頼み12時20分を待つ



美人姉妹音楽家の演奏は

肩の凝らない聞きなれた曲で嬉しいけれど

場所柄 人の出入りが激しく

小さな子供がうろちょろ

宅配便のカートがごろごろ

呼び出し音声や話し声はやかましく

バイオリンの音に集中できないのは仕方ないと諦める





道すがらカリンの実を久しぶりに見た

前回見た時は薄いピンク色の花だったのに


アジサイは梅雨時を思わせて好きにはなれない


           
          * * * * *


8日、茅ケ崎海岸に赤潮が現れたというテレビ実況放送している

鎌倉の海は真っ赤に染まっても

茅ケ崎は大丈夫と聞いていた

食べかけの昼食を放り出して海岸へ急いだのに

微かに汚れ?と思うような色が見られただけだった








映画音楽

2016-11-10 13:01:15 | 音楽
睡眠状態が悪くなった
昨夜もラジオ深夜便を聞きながら
眠りについたのは4時を過ぎていただろうか

おかげで懐かしい映画音楽を聞くことが出来た
シェーン、
誰がために鐘は鳴る
愚かなりわが心、 
ラブレター 等々
次に流れた曲は
「ライムライト」これですっかり目が覚めてしまった
最後は「ひまわり」

しっとりと心に響く1950年代の
上質なロマンス映画を見たいと思っている時
BS映画で「ライムライト」を見て涙を流したばかりだった





偉大な芸術家チャップリンの凄さを改めて知った
チャップリンに見出されたクレアブルームの類ない美しさは
バーグマンを彷彿させる
道化師チャップリンの相棒役バスター・キートン、これまた唸らせる
チャールズ・チャップリンの映画を劇場でたっぷり見たいと思う

「ひまわり」
一昨年、鎌倉芸術劇場で二度目に見る機会があった
一面のひまわり畑の映像が強烈
二人の女性の悲哀を音楽と共にしみじみと泣かせる