さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

10月31日

2009年10月31日 | 日記
いよいよ10月も今日で終わり。
今年もいよいよあと2カ月を残すのみとなった。

年をとると1年があっという間に過ぎていってしまう。
京都検定を受験しているときは、
11月を目前にすると妙に焦ったものだった。
だからと言って残り1カ月を集中して勉強するでもなく
ただオロオロしながら試験日を迎えていたのだが…(笑)
そして、昨年は試験開始時刻にも間に合わなかった(笑)

テキストにも掲載されている臨済宗の開祖・栄西
今日はその栄西が宋から茶の種子と製法を持ち帰った日で日本茶の日とか?

そろそろ炉開きですね。

京大の1969年

2009年10月31日 | 都へ上る
時計台のレストランでランチをした後、
同じフロアにある歴史展示室を拝見した。

創立からの京大の歴史を様々な資料とともに展示していて、
その中に「京大の1969年」という企画展示があった。

1968~1969年は大学紛争の時代であった。
東大の安田講堂封鎖解除ののち、1969年1月から始まった
京大の大学紛争の1年間が資料や映像とともに展示されている。

「京大方式」という自力解決を目指す方法が、
学生間の対立を深める結果となったようだ。

学外での入試・卒業式の中止・全共闘派乱入による1分で終了した入学式…

バリケード・粉砕・ストライキ…
などの響きにノスタルジィを感じてしまう年代の私(笑)

というのも、1969年の秋ごろだったか?
当時私の通っていた高校も、一丁前に学園紛争して授業をボイコットしていた。
私も、毎日生徒集会に通ったり、なんだかきちんとした主義主張もないままに
テンション上げていた青春時代(笑)
ちょっと気になる男子から、バリケード封鎖している学生たちに
差し入れを持っていこうと誘われてその気になっていたが、
行く前に母に見つかってすごく怒られた思い出(笑)

結局、私たち生徒の勝ち得たものは、「制服の廃止」だった(笑)

時計台封鎖解除の映像を観ながら、そんな青春時代が蘇ってきた。



十三夜

2009年10月30日 | 日記
今日、30日は、旧暦9月13日の「十三夜」にあたる。

友人と溜池近くで月見の宴(笑)

ビルの谷間から、空を仰ぐとふっくらお月さまが

「飲みすぎでは?」と笑っているようだった。


ユリイカ 11月号

2009年10月30日 | 本♪
ユリイカ11月号は若冲の特集である♪

「徹底討論」辻惟雄氏×山下裕二氏 
21世紀の若冲~書き換えられる日本美術史

がとにかく面白い♪♪♪

また、京博で、「没後200年若冲」を企画された
狩野博幸氏が当時を振り返っておられ、
最後に、「動植綵絵」がなくたって「若冲展」は面白いと仰っておられるが、

まさに仰せの通り♪♪♪

千年先を見据えた若冲ワールドの虜になった人々は
観るたびに変容し、進化し、増長してゆく様々な若冲の世界に
魅了されつつ捕りこまれて行くのだと思う。



 

時計台のレストラン♪

2009年10月30日 | 都へ上る
京都大学時計台記念館の1階にあるフレンチレストランでお昼ごはん♪

洋画に惹かれることの少ない私であるが、
奥の壁に掛けられている風景画が、明るい店内の雰囲気と
テーブルクロスや椅子の色とも調和していてとても素敵だった。

月曜日だからか?お店は比較的空いていて静かだった。

のど越しが爽やかなホワイトナイルも頂いて
心もお腹も幸せな時を過ごした♪♪♪


ルーツをたずねて三千歩(笑)

2009年10月30日 | 都へ上る
「七月七日にわたしたちは出会った。…(中略)

わたしたちの大学は、学部ごとにいくつかのエリアに分かれている。
北部キャンパスには、工学部や理学部、農学部といった理系の学部…」

最近読んだばかりの瀧羽麻子さんの小説「左京区七夕通東入ル」の冒頭である。
近年、万城目学さん、森見登美彦さんと、京大生の学生生活と
ほほえましいラブロマンスを描いた小説にはまってしまった私(笑)

一度キャンパス内をくまなく歩いてみたいと思っていた。
小雨の降る中、熊野神社そばにある熊野寮からスタートして、
吉田寮そして大学構内を歩いた。

寮の佇まいには大感動♪
私の敬愛するロバート・ラウシェンバーグ 、
まさに「狂気と正気の結合」の現代美術作品そのものだった(笑)

朝だったので、キャンパス内を自転車で移動する学生さんがいっぱい。
小説の登場人物たちとイメージをだぶらせてみたり(笑)

理学部構内の銀杏並木も少し色づいていて、
落ちたギンナンが雨にぬれていた。




秋の彩り♪

2009年10月29日 | 都へ上る
今年は歌舞練場が修復中でホテルにて開催された、
「寿会」に替えての「上七軒お座敷もよう 秋の彩り」を拝見した。

これから錦秋を迎える京都で
ひとあし早く、艶やかな芸舞妓さんたちの「彩り♪」である。

素囃子・長唄・義太夫・俗曲…
大きいお姉さん芸妓さん方の舞は、しっとりとしたものや
また洒脱な趣のものと実に味わいがあった♪♪♪

房つきの簪をつけて、お店出しをしたばかりの可憐な愛らしい舞妓さん♪
一年経って、上唇に紅をさし、ちょっぴりお姉さんぽくなられた舞妓さん♪
襟替えが待ちどおしいような艶やかな舞妓さん♪
そして凛とした色香漂う芸妓さんたち♪

各テーブルをご挨拶にまわられる美しい芸舞妓さんたちに
ただただ見とれてしまう私だった。

伊勢だより

2009年10月29日 | 今日のおやつ♪
お伊勢参りをされた方より「赤福」を頂戴した♪

その赤福の中に「伊勢だより」が入っていた♪♪♪

私は、お伊勢さんにまだお参りしたことがない。
私にとって伊勢といえば、仁左衛門丈の伊勢御師の福岡貢しか浮かばない(笑)

「伊勢から南へ十数キロ、志摩の海に面した磯辺という土地に、
皇大神宮の別宮である伊雑宮というお宮があります。
十月二十五日は、この伊雑宮の調献祭。
志摩の、海山の豊かな産物が神宮に捧げられる重要なまつりです。
まつりは、白装束の禰宜さん達によって行われますが、
陽焼けした大勢の海女さん達が参列して、けいけんに祈っているのは、
この土地らしい光景です。」(『伊勢だより』より)

ネットで伊雑宮の写真を何枚か拝見した。
『伊勢だより』に描かれている伊雑宮があった。
残念ながら調献祭の様子はわからなかったが、
大好きな赤福を頬張りながら海女さんと志摩の地を想像した(笑)