さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

至高の華

2009年10月08日 | 劇♪場♪
久しぶりの宝生能楽堂で「至高の華」を拝見した。

万作さん・萬斎さん・万之介さんによる狂言「舟渡聟」

萬斎さんの荷なってくる京都のお酒がなんとも美味しそう♪
万作さんの船頭と舅が、同じ人物でありながら
状況の変化でかわる人間像を巧みに演じられていて楽しかった。

そして能「竹生島」女体・道者の小書き(特殊演出)つきを
初めて拝見することができた♪

専門的な話になると長くなるので省くが
通常、前シテの変身後は後シテになるが
前ツレの変身後を後シテが演じる。

前シテの漁翁(→龍神)役の梅若玄祥さんが後半は、
竹生島に祀られている弁財天の天女(前ツレの蜑女)になって現れるわけ。
これが「女体」で、もう一つの小書き「道者」が
間狂言の替えで、

「弁才天は女体にて即ち殿御を頭に戴いてござる。」ということで

驚いたのは、最後に女道者が男道者を肩車して帰ること!

弁天様が宇賀神というのを頭にのせているかららしい。

能楽も本当に奥が深い!
小鼓の大倉源次郎さんのファンであるが、
本日は弁財天のお堂の後ろで演奏されておられたので
お姿があまり拝見できなくてちょっぴり残念…。

今を遡ること35年。
学生時代に能楽サークルの幹事長をしていた知人に
初めて連れて行ってもらった宝生能楽堂。
背が高くて知的で物静かなお人柄に、ちょっぴりときめいていたので
「船弁慶」だったような気もするが、何を拝見したのかは覚えていない。
そんな事が思い出されて懐かしかった(笑)







あらしのあと

2009年10月08日 | 日記
まだ風はだいぶ強いが、空が晴れてきたので
今しがたお洗濯を干した。

都内のJRも一時は止まるほど
久しぶりに雨も風もすごい台風だった。

なにせ老朽化している我が家のことで、
ゴーゴーという風に怯えながら雨戸を閉め切って
ネットで「あらし」の和歌を探してやり過ごした。

天気予報のなかった昔の人々はどんな思いで
あらしをやり過ごしたのだろうか?


「こゑたてぬあらしもふかきこゝろあれや深山のもみちみゆきまちけり」藤原定家


本来の意味は全然わからないけど、
定家の秘めた恋心のように思えてしまうのは私だけだろうか?



154日目 これど~れだ?-3-

2009年10月08日 | ダイエット
作日のは紫陽花双鶏図

昨日の本物との再会の感動が冷めやらない(笑)
若冲の画の迫力は、その主題のみならず
画面の隅の隅に描かれた、草花や岩や小動物にも力がぬけていないこと♪
そしてユーモアのセンスもあること♪
今日の画もとても楽しい。

体重 58.6キロ
体脂肪 34.5