さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

霜月尽

2013年11月30日 | 日記



スーパーに行くために車で家を出たが、

「今の時間帯が丁度いいかも!」と

主人にまわり道をしてもらって黄葉した銀杏並木を観に行った。

16時近く日没前の太陽が黄葉を照らしていて、

キラキラ輝きながら落葉する様が素晴らしく美しかった♪♪♪


11月も今日で終わり。いよいよ師走を迎えるが

つくづく命や健康について考えさせられた月であった。



黄落に命のことを考える



11月29日

2013年11月29日 | 巳年のぼけじいさん♪



今日は父の誕生日 満96歳になった。

春が過ぎたころから体力もガクンと落ちて、車椅子の生活になって体調も今一つ芳しくないが

なんとか誕生日を無事に迎えることができたのが何より嬉しい♪♪♪

















ぼけじいさんで私の顔もわからない日もあるが、やはり父の存在は私にとって支えであり


父の笑顔に癒されて、父とこれから過ごす時間の限りを思うと大事にしたいとつくづく思う今日この頃である。


じいさんの笑顔ほっこり初冬かな

映画3本

2013年11月26日 | 映画♪



「ニューヨークバーグドルフ魔法のデパート」


「清州会議」


「42 世界を変えた男」


今月は3本の映画を観た。

一番興味深く面白かったのは、「ニューヨークバーグドルフ魔法のデパート」♪♪♪

デヴィット・ホイによるホリデイ・シーズンのウインドウ制作のシーンが実に素晴らしかった!!!


「清州会議」は期待していたほど面白くはなかったのが残念。

登場人物たちが武将らしく見えない中で、勘九郎丈の織田信忠や巳之助丈の織田信孝はさすが!!!


偏見や差別を克服し実力で成功を手にした黒人初のメジャーリーガーである

ジャッキー・ロビンソンの半生を描いた「42 世界を変えた男」では

ハリソン・フォードがいい味を出していた♪♪♪






吉例顔見世大歌舞伎 昼の部・夜の部

2013年11月25日 | いざ銀座歌舞伎座


今日で歌舞伎座の顔見世も千穐楽をむかえる。

8日に昼の部、12日に夜の部を拝見した。

今月は「仮名手本忠臣蔵の通し狂言」、木挽町広場も忠臣蔵一色である。



歌舞伎座は2ヶ月連続の忠臣蔵ですからね。


昼の部 大序・三段目・四段目・「道行旅路の花婿」

夜の部 五段目・六段目・七段目・十一段目

昼の判官、夜の勘平と今月は圧倒的に菊五郎丈の円熟した芸が光った♪♪♪

さらっと自然に演じておられるように観えて、しっかりと判官・勘平の人格と想いがみえてくるのが凄い!!!


私はこの儀式的で独特の幕開けの大序が好き♪

四段目、大星の吉右衛門丈と判官、抑えたやり取りの中に主従の深い情愛が浮かびあがって泣かされる。

「道行旅路の花婿」梅玉丈の勘平、時蔵丈のおかる、團蔵丈の伴内それぞれがぴったりはまって絵のように美しく実に良かった♪♪♪





五段目 定九郎の松緑丈が良かった♪

六段目「色に耽ったばっかりに・・・」となる菊五郎丈の勘平の独壇場♪♪♪

七段目 男の色気を醸し出しての吉右衛門丈の登場♪♪♪

九太夫を打ちすえる怒り爆発の長台詞に観客もスッキリとさせてもらって大拍手♪

ただ福助丈のおかるとのやりとりに精彩を欠いたのは

福助丈が休演となる前日であったからであろうか。

この日福助丈が平右衛門の刀にすがるように立ちあがられたので体調が良くないのでは?と私も感じた。

気のせいか?吉右衛門丈もお顔の色が芳しくないように思われて

とにかくお休みなく公演が続くので御無理をされないで欲しいと思った。

私も自身の体調不良もあってこの日は七段目までで歌舞伎座を後にした。






美を伝えゆく 後期

2013年11月22日 | アート 伊藤若冲♪♪♪



紅葉の錦に遊ぶ青き鳥


若冲さんに会いに三の丸尚蔵館へ。

若冲はもちろんであるが、いろいろと観るべきものばかりで

とくに萬国絵図屏風などが面白かった♪

記憶はさだかではないが以前サントリー美術館でも拝見したことがあるような?





そのあと東御苑をゆっくり歩いた。





諏訪の茶屋前には園遊会に彩りを添えた懸崖菊と3本仕立ての大菊が








木々が彩りをまして、この時期赤い実をつけた木々ばかりが目立つ。





久しぶりに天守台にも行ってみた。

十月に入ってから歩くこともままならないくらい状態の悪い日が続き

いろいろと検査したが、異常はみつからず・・・

でもちょっとの外出にも不安がともなう今日この頃

老境に入り、そろそろ心も身体も「吾唯知足」であらねばならない時期がきたのかもしれない。





OUT THERE

2013年11月20日 | 音♪楽♪

体調に不安があったが、昨晩ポールのジャパンツアーへ。

会社帰りの主人とは席で待ち合わせだったので、

最近下肢にも痛みがある身としては、無事に席にたどりつけるかどうか不安で

一時間前には東京ドームに着いてしまった。





席は3塁側のスタンド席だったが、わからなそうにしている私を親切な係のお兄さんが席まで案内してくださった♪

主人を待っているうちに後頭部が痛くなってきて鎮痛剤を飲む。

こんなところで倒れたらさぞかし大迷惑だろうなと思ったり、

MRIも異常がなかったんだから大丈夫!って自分に言い聞かせたり・・・

そうこうしているうちに主人も来ていよいよ開演となりポールの登場♪♪♪





2002年の来日の時も拝見しているが、今回のポールのコンサートはそれを上回りまさに圧巻であった!!!

観た目も11年前より確実に若く見えた。

アンコールまで休憩なし約3時間のステージは音楽性も芸術性も最高で、

71歳、充実した人生からくる素晴らしい人間性が伝わってくるようで

観客はポールに魔法をかけられたように陶酔した♪♪♪


とくに現在の自分の心持に「Everybody Out There 」がかっこよく響いて

「get a life!」「元気だして!」ってポールに言われているような気がした。


家路に着いたのは23時をまわっていたけれど不思議につかれは感じなかった。


人々を幸せな気持ちや前向きな気持ちにさせてくれる「最高のパフォーマンスの力」を実感した夜であった♪♪♪