さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

夏越大祓

2014年06月30日 | 日記



穢れ多き身としては夏越の大祓へ。


まず、神拜詞と形代を頂いて、神事が始まるのを待った。


2時から神官の方による神事のご説明があって、


参拝者全員で大祓詞を奏上してから、神官の先導で茅の輪を3回くぐって


そのあと本殿で「家内安全・身体健全」を祈り、


お神酒とお守りの茅の輪を頂いた。
















境内ではあさがお市も開催されており一鉢頂いて、







帰りに商店街の鶏屋さんでお惣菜も頂いた。


私が朝顔の鉢を持っていたので、いくつか頂いたお惣菜をご親切に紙袋に入れてくださったのにも感激!






池袋氷川神社 ご祭神


建速須佐之男命 

皇産霊神     

天照大御神   

保食神     

木花咲耶姫命  

応神天皇    

菅原道眞命   

日本武尊    




そして水無月を頂く。










なほになほなほ 私の履歴書

2014年06月30日 | 本♪



昨晩の「古典芸能への招待」は、平成26年4月24・25日 国立文楽劇場にて収録した


文楽「菅原伝授手習鑑」で、スーツ姿も素敵な住大夫さんがご出演で


竹下景子さんのインタビューに今のご心境を語られておられた。



えらいしょうばいでんな・・・


好きにならなあきまへん。


ええもん観なあきまへんな!


住大夫さんの語られる大阪の言葉の心地よさ♪美しさ♪


もっと沢山お話をうかがいたかった。


そんな住大夫さんの美しい大阪弁で綴られた竹本住大夫著「なほになほなほ 私の履歴書」


平成11年4月の日経に連載された「私の履歴書」と


仁左衛門丈や吉右衛門丈などとの対談もあり、


そして浄瑠璃姫物語「源氏十二段」復曲についても紹介した充実の内容。




「奥深き語りの技を ただただに磨ききたりて今日の功(いさおし) なほになほなほ」



住大夫さんが人間国宝に認定を受けた際、ご友人であった亡き高田好胤元薬師寺管長から


届けられた色紙に記されてあったそうだ。


「これを励みに慢心することなく、なお一層精進しいや」


そういうてくれはったんや、と私なりに受けとめました。・・・一番好きな言葉なんです。



とある。


平成26年度全国公立文化施設協会主催中央コース松竹大歌舞伎 千穐楽

2014年06月27日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎



公文協主催の猿之助丈と中車丈の襲名披露松竹大歌舞伎も今日で千穐楽。


おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。


5月31日から地方都市24会場をまわられるのに、お休みは4日だけ、


1日2回公演もあったようであるから右近丈もお疲れがたまっていたのではないだろうか?


一日も早い御快復を願っております。


でも口上では、秀太郎丈をはじめとして、竹三郎丈も寿猿丈もとてもお元気そうで


松嶋屋・音羽屋・澤瀉屋の深い絆についてお話されていた。






「太閤三番叟」


翁の北政所を笑也丈が厳粛に格調高く舞われ、


千歳の淀の方を本来は笑三郎丈の代役として笑野丈が古風な雰囲気の中にも艶やかに舞われた。


そして三番叟の太閤秀吉の右近丈の代わりに笑三郎丈が


残党たちと立廻りを見せながら舞う所作ダテが素晴らしく気迫に満ちていて見事であった。



今回一番の楽しみだった「一本刀土俵入」


猿之助丈のお蔦と中車丈の茂兵衛の顔合わせであるから、


東京近郊の歌舞伎ファンが沢山つめかけていた。


安孫子屋の前の場がしみじみ良かった。


神谷町からしっかり習ったという猿之助丈のお蔦は、


世を拗ねて酒に溺れてなげやりに生きている酌婦の哀感が漂っていてさすが!


特に後ろ向きで三味線を爪弾きながら小原節を口ずさむところなど七世を彷彿とさせた。


中車丈は博徒になる前のいつの日か横綱になる!ことを夢見る茂兵衛がいい。


大詰 布施の川べりの竹三郎丈の老船頭が絶品!


清大工の寿猿丈とお互い歳をとってもまだまだという感じの味わいのあるやりとりが微笑ましかった。


儀十やその子分たちでは、やはり月之助丈がキラッと光る存在感。





会場は川口リリアメインホール。


川口といえば私たち世代には吉永小百合さんの「キューポラのある町」が浮かぶが、


初めて降りた西口駅前は超高層マンション群が立ち並ぶ近代都市と云う感じであった。



福祉用具コーディネーター

2014年06月26日 | じいさんがんばれ!



今日は、父の施設で施設長をはじめケアマネージャー・福祉用具コーディネーターの方々と


離床センサーや車椅子などについて今後の方針について話し合った。


私は、父が介護施設にお世話になるまで、「福祉用具コーディネーター」というお仕事を知らなかった。





父は施設にお世話になって15ヶ月あまりになるが、介護ベッドは3回、車椅子も3回


離床センサーは2回ほどその時の父の容体に合わせて替えて頂いているので


そのたびごとに、福祉用具コーディネーターの方が細かく父の状態をチェックして下さり


安全かつ心地よく施設で暮らすためにご配慮くださっている。





入所時は全然歩けなかった父が、数ヶ月で歩けるようになると


転倒防止のため離床センサーをつけてくださり、車椅子も座面のマットの座り心地の良いものに替えてくださったり


ベッド上で立ち上がってしまったりする父のためにベッドを替えてくださったり、高低を調整してくださったりと


家族では気がつかないところまで本当に親身になっていろいろとアドバイスしてくださることに毎回感動を覚える。


颯爽といつも明るくとびきり美人な方なので父も彼女が来てくださると凄く嬉しそう。


本当に頼りになって素敵な方なので私もこの「福祉用具コーディネーター」というお仕事に憧れている♪






このところ父はだいぶ足が弱ってきたようで夜、トイレの介助にベッドから車椅子に誘導するのに便利なタイプに変更して



離床センサーを2つつけていたのを1つにしてみようということになった。






一時面倒がってやりたがらなかった将棋や五目ならべはまたやるようになったが、







相変わらずのボケ爺さん、今日は私も施設の関係者と思っていたらしく、



「いろいろありがとう。お世話をかけますがよろしくお願いします。」と言い続けていた(笑)






はっきりと家族の顔が認識できる日もあれば、出来ない日もある。


そういう時は、間違いを正さずそのつど父が思っている人物を演じている今日この頃である。



千穐楽

2014年06月25日 | いざ銀座歌舞伎座

コロンビアには勝てないだろうなと思っていたが、観ていれば自ずと応援に力が入ってしまうW杯。


ここぞ!と言う時に点が取れなかったのは、不運というよりやはり実力の差であったが、


日本代表選手たちは出来る限りを尽くしたのであろうから恥じることはない。


胸を張って帰ってきて欲しいし、私たちは「お疲れ様」と温かく向かえるべき!


今回もオリンピック同様にメディアにその気にさせられて、日本国民が勝手に盛り上がって過度の期待を抱いだけ。


また明日から次回にむけて頑張ればいい。それだけのこと。







本日、歌舞伎座はめでたく千穐楽。



家を出遅れて「実盛」の幕があいてしまっていたので、


次の演目まで木挽町広場で深川丼を頂きながら待つことにした。





そのあと仁左衛門丈と千之助丈の舞台写真を選んで


「大石最後の一日」は、朝の疲れか?第二場の孝太郎丈のおみの登場までコックリコックリ(笑)


孝太郎丈のおみのが本当に素晴らしいので客席からもひときわ大きな拍手をもらっていた。


そしてお目当ての仁左衛門丈と千之助丈の「お祭り」


やっぱり今月のお客はみな仁左衛門丈の舞台復帰を待ちわびていた人ばかりと思われるような一段と大きな拍手と大向こうからも沢山の声


声よし、顔よし、姿よしと三拍子揃った仁左衛門丈の鳶頭の素敵なこと!



千之助丈の絡みもきりっと!また仁左衛門丈にくすぐられると本当に可愛らしく!



最後に恥ずかしそうに花道を去る仁左衛門丈がまた私の心を鷲掴み(笑)



打ち出しの太鼓の音に混ざり、「素敵だったわね~」


「相変わらずいい男だね~」などと言っている女性の声があちこちで聞こえてきた。











歌舞伎の百句

2014年06月24日 | 歌舞伎関連の本



ほおずき市のシーズンがやってきた。


午前中に晴れ間ものぞいたりしていたので、愛宕神社の千日詣りでもいってみようかなと思ったが、


東京23区に大雨洪水警報や雷注意報が出ていたのと、神社の階段を思い断念。



予報どおり午後から雷と雨が降り出したので本を読んで過ごすことに。



ひとたびの虹のあとより虎ヶ雨 青畝


この藤巻透著「歌舞伎の百句」の<夏>にある。


旧暦五月二十八日は、工藤祐経を討った曾我十郎が首をはねられた日で


愛人大磯の虎の涙雨が当日降るとされ後世、人は「虎ヶ雨」と呼んだ。


この語源にも諸説あるらしいが、ちょうど季節は今頃で、


「吾妻鏡」によると富士の夜討も大雷雨と記録にあるそうだ。



起絵の男をころす女かな 草田男


立版古銀糸の雨の色あせし 都波伎


この女はさしずめ「名月八幡祭」の芸者美代吉のような


男がほっておけない魅力的な女のことだろうか?


立版古とは夏の季題で、絵を切り抜いて立体的に飾り、


灯りをともすものもあるミニチュアの舞台模型のことらしい。







どうしてこんなところに挟んであったのか?忘れたが、


昨年3月の花形歌舞伎に行かれなかったチケットが出てきた。


まだ父を家で介護していた時で、父の具合が悪く行かれなかったことを思いだした。


あの頃は自由に外出できなくて、夜も眠れない日々が続いていたし、心身共に疲れきっていて


それを紛らすために指を折りながら毎日何句も駄句を作ってはノートに書きためていた。


おかげ様で父も施設に馴染めるようになってしばらく経つが、


自身の体調のせいもあると思うが、はりつめていたいたものが無くなると


あまり句が浮かばなくなってしまった(笑)



鯖寿司や京より客の部屋見舞  <猿翁の思い出-夏の句>より

DAVID GARRETT MUSIC LIVE-JAPAN TOUR 2014

2014年06月23日 | 音♪楽♪



昨晩、デイヴィッド・ギャレットのジャパンツアーを拝見した。


映画では最も不道徳な男を演じておられるようであるが、


ステージからの印象ではとっても好青年で、


自身の溢れる音楽への愛情を聴衆に分けてまわっているという感じだった。


ロックとクラシックのクロスオーバーも、クラシックに馴染のないロック好きな若者たちにむけて発信したのがはじまりのようだ。



彼のヴァイオリンから流れる旋律はクラシックがロックのようであり、


ロックがまるで何百年も前に活躍した音楽家たちが作曲したかのように情感豊かに聴こえてくる。


Viva La Vida(コールドプレイのカヴァー)


The Show Must Go On(クイーンのカヴァー)


などが特に良かった。


超絶技巧を駆使しながら客席へ降りてきて、楽しげに演奏して周る姿は


本当にセクシーで素敵で近くまで来られた時はばあさんでも心臓がドキドキしてしまった(笑)


席の両隣は若いお嬢さんたちであったが、「もう最高!」と意気投合♪


映画の公開も待ち遠しいが、「来日されたら絶対にいくぞ!」というアーチストになった。





これが彼の操るストラディバリウスらしい。





六本木ブルーシアターという会場は初めてで場所も判らなかったが、


麻布十番駅から急こうばいの鳥居坂を上ったところにあってとなりは旧岩崎邸の国際文化会館、


前は麻布学園東洋英和女学院、「花子とアン」のモデルとなった村岡花子の母校で明治期の歴史を感じる場所にあった。



ETV特集 「鬼の散りぎわ」

2014年06月22日 | 本♪



「体力が衰えたりして息が短くなってきたら、


もうお客さまにそういう醜態を見せるのは嫌ですからね。


『あの人、まだやってはるわ』とは云われたくないのでね。」




昨晩、ETV特集「鬼の散りぎわ」を拝見した時、高遠弘美著「七世竹本住大夫 限りなき藝の道」に著者とのインタビューで


2012年2月に住大夫さんが語られていた想いが浮かんだ。


そして、住大夫さんの引退後の寂しさや悔しさを思うとなんとも切なくて私も泣いた。







紛いものや軽薄なものが氾濫し、それを謳歌しているご時世で、恐ろしいほどい潔い「鬼の散りぎわ」である。


文楽ファンのほとんどは、多少全盛時代より衰えられていても、


劇場で住大夫さんのお姿をいつまでも拝見したかったと思っているはずであるが、


黄金時代の名人たちの残した藝の真髄をもとめて日夜戦ってこられた住大夫さんのプライドがそれを許さなかったのであろう。






この高遠弘美著「七世竹本住大夫 限りなき藝の道」に『山城少掾聞書』から抜粋の山城少掾の「音」についての説明がある。


音と申しますと、顎の音、歯の音、鼻音、舌音、唇音、咽音、などと申しますが、

いちいち例はあげられませんが、やってるとそれぞれみなあります。

そのうち咽の音に鼻音、これは説明を要しませんが、声を鼻に抜くと咽喉がらくになります。

唇の音は「寺子屋」の玄蕃の「うぬらが餓鬼のことまで身共が知ったことかい」、

あれですね、あれ咽でいったんぢや、あの口捌きができません。・・・・

顎を左右に廻はして節をこなすわけで、それで声を痛めずに語れるのです。

大きな声を出す時に、たゞ咽喉ばかり気張るから声をやられるので、

その場合はまづ肩を柔くして、下腹に力を入れて声を出す、

ということが第一条件です。腹帯を締めますのもそのためですからね。

浄瑠璃は俗に一ち声二節と申しますが、

これは一ち音二節といふべきで、

音遣ひが出来なければ東風も西風もあつたもんぢやあちません。・・・






一生が修行、ひたすらに、ただひとすじに、謙虚さを忘れず藝の道を追求してこられたお姿は



安直に生きている今の時代の私たちに喝を入れ、襟を正せと仰っておられるように思えた。




渋谷コクーン歌舞伎 三人吉三

2014年06月20日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎



私の中ではついこの間のように記憶に残っている「東海道四谷怪談」から


コクーン歌舞伎もはや20周年を迎えることにあらためて驚く。


十八世亡き後のコクーン歌舞伎、今回から「第二期コクーン歌舞伎」となったそうであるが、


なるほど、それまでのものと比べると串田色が色濃くなった。





因果応報たまたまのめぐり合わせで悪の道に迷い込んでしまった三人の若者の連帯感や絶望感がより際立って


ラストは「俺たちに明日はない」のような哀感が漂っていた。








七之助丈も松也丈も良かったが、なんといっても勘九郎丈が群を抜いて素晴らしい!


ところどころに歌舞伎???を感じるところがあるが、


ひとたび舞台に勘九郎丈が出られると、きっちり「歌舞伎!」に軌道修正されるような感じがあった。





また笈田ヨシさんの堂守源次坊が絶品であった。



個人的な好みで言わせてもらえば、黙阿弥の名セリフはやはり本来の歌舞伎で聴きたいし、


歌舞伎の悪のヒーローは派手に明るくが良いと思うが、


勘九郎丈・七之助丈・松也丈が実に良く現代の若者のようなリアリティー感で演劇として成功しているので


不必要に観客の笑いを取るような部分を削ってもう少しスッキリさせた方がいいようにも思った。


でも、木挽町の松嶋屋の話題は嬉しかった!(笑)






今回のコクーン歌舞伎はチケットをとったつもりのうっかりミス。


最近認知症ぎみでこういうことが多くなった(笑)


気がついた時には完売で、久しぶりに当日券に並んで拝見した。








バルテュス最後の写真 -密室の対話

2014年06月19日 | アート♪



ヴァロットン展の前に、三菱一号館美術館歴史資料室で開催中の


「バルテュス最後の写真 -密室の対話」展を拝見した。


10人も入れば満員になってしまいそうな歴史資料室に


ガラスケースに入れられた沢山のポラロイド写真が展示されていた。


素敵なシャンデリアの灯りのもと、バルテュスの写真の少女は


この部屋の雰囲気に融け合って神秘的で人間と言うより美の女神とか妖精とかを連想させた。







はじめ美術館の方に行ってしまったので建物を一周することになってしまったが、


ジョサイア・コンドル設計の当時を復元した三菱一号館の周囲をめぐるのも楽しいこと。


節子夫人が19世紀末の香りが残るここでの開催を希望された気持ちがよくわかるし、


「バルテュス展」の絵画たちもこの三菱一号館美術館の中で観てみたかったと感じた。








ヴァロットン -冷たい炎の画家

2014年06月18日 | アート♪



昨年の秋、ルドンが目的で拝見した三菱一号館美術館の「近代への眼差し印象派と世紀末美術」で


私は初めてヴァロットンという画家を知りその版画に魅了され、


この人の作品をもっと観たいと思って楽しみにしていた展覧会が始まった。


1章 線の純粋さと理想主義


2章 平坦な空間表現


3章 抑圧と嘘


4章 「黒い染みが生む悲痛な激しさ」


5章 冷たいエロティシズム


6章 マティエールの豊かさ


7章 神話と戦争





130点以上の作品群で構成された日本初の大回顧展であるが、


やはり私は版画が好きで、とくに「アンティミテ」が一番心に残った。


もともと肖像画家からスタートしたようであるが、3枚ある自画像の疑い深そうな眼差しが忘れられない。


そんな一筋縄ではいかない多様で謎めいた作品たちが面白く、


<平坦な空間表現>の「ボール」「月の光」「カーニュの俯瞰的眺望」や



<抑圧と嘘>の「ポーカー」や「貞節なシュザンヌ」「夕食、ランプの光」などは


作品の背景に潜むドラマに好奇心がそそられる。


歌麿の浮世絵がかかるアトリエを描いた作品もあって、実際にその所蔵の浮世絵も展示されていた。


<冷たいエロティシズム>は「赤い絨毯に横たわる裸婦」・「秋」が美しい。


<神話と戦争>の作品たちはあまり好きではないが、「憎悪」の女性の拳が凄い!


ちょっと目には漫画チックな「これが戦争だ!」の作品たちに戦争の悲惨さが滲み出ていた。


「外国人のナビ」といわれ、ナビ派からも少し距離を取っていた画家らしいが、


このところナビ派に少しはまってしまった。





マロンシャンテリー

2014年06月17日 | 今日のおやつ♪



この日のおやつは近くのホテルでマロンシャンテリーを頂いた。


そもそもこのマロンシャンテリーは、日本の洋菓子の祖といわれた勝目清鷹という方が考案されたものらしいが、


その形状の美しさ、生クリームと栗が口の中で融合される味わいにいつも最高に幸せな気分になる♪


女子にとっては丸の内界隈で一番人気のデザートかも(笑)

佳麗なる近代京焼 -有栖川宮家伝来、幹山伝七の逸品

2014年06月17日 | アート♪



東御苑の菖蒲を観たあと、三の丸尚蔵館で開催中の「佳麗なる近代京焼」を拝見した。


京焼と言ってすぐ浮かぶのは野々村仁清、尾形乾山などであるが、


その色絵陶器から文化文政期、奥田頴川らによる磁器の制作がはじまり、


さらに青木木米、仁阿弥道八などが京焼に新風を吹き込み華麗な陶磁器の世界が開かれた。


そして幹山伝七は、瀬戸の陶工の家に生まれ、湖東焼を経て幕末に京都へ移り、


西洋顔料を取り入れて京都で最も早く磁器専門の工場を構えた人だそうだ。


当時海外の博覧会でも高い評価を得ていて、近年はとくにこの明治期の工芸品が脚光を浴びている。


優しい佇まいの四季の花々が絵付けされた和食器は、とても雅で華麗というよりはまさに佳麗であった。




菖蒲田

2014年06月16日 | 植物



今、皇居東御苑の菖蒲田が見ごろを迎えている♪









手入れの行き届いた花たちは凛としていて


紫から白へのグラデーションが何とも言えなく風情がある。








また一株ごとに優雅な名前がつけられていてそれを観てまわるのも楽しみのひとつ。





花の色競う菖蒲田風渡る



Father's day

2014年06月15日 | じいさんがんばれ!



父の日の今日、午前中は父の施設に行って、


夕方からは恒例の父の日&蛍観賞の夕べとなった。


食事前に庭園にある若冲さんの羅漢に会いに行った。














食事が終わってから間近で蛍を観賞できるビオトープに入れて頂いた。


蛍が目の前にスウ~ッと飛んできてくれた。