さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ♪

2010年12月31日 | 日記
ブログ開設から本日で639日目

今まで、ご訪問くださった皆さま本当にありがとうございました。

来る年2011年が皆さまにとってより一層素晴らしい年になりますように
心よりお祈り申し上げております。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。



12年ぶりのうさぎ

2010年12月31日 | 日記
大晦日、おおつもごり

おせちの煮物をかけながら、お正月の着物の準備をした。
12年ぶりに袖を通す着物を出した。
裾模様にうさぎが飛んでいる付下げでお正月用として40代の時にみつけたものだ。

1年が過ぎ去るのもあっという間であるが、干支の一巡も私にとってはあっという間。
こうしてあっという間にまた一巡して、今度袖を通す時は70代ということになる(笑)

年をとればとるほど、歳月の流れが速く、3カ月ぐらいで1年が終わってしまったような感じだ。

なんといっても今年は歌舞伎座の閉場が私にとっては一番心に残る出来事で、
年明け早々から、4月の閉場式まで、地に足がついていない生活であった(笑)

我が家の93歳のボケ爺さんもおかげ様で今のところは変わりなく過ごしているが、
来年は私ももう少し落ち着いた生活をして、父との時間をもっと大切にしなければと思う。

そして健康のためにもまたまたリバウンドしてしまった体重を落とすことに専念しなければならない(笑)
きっとこの着物も実際に袖を通すと身幅が足りない恐れがある。

記録式ダイエットは効果があるので、記録を怠るとリバウンドはあっという間である!

まあでもリバウンドを除けば、おかげ様で家族みんな病気もせず、良い年であったことに感謝!感謝!するばかり。








亥鼻城

2010年12月31日 | 小さな旅
千葉市美術館を拝見した後、千葉城に行ってみた。

本丸が亥の方向に突き出ているので亥鼻城とよばれるそうだ。

お城の前にある茶屋のご主人からお城の由緒など伺うことができた。
本来のお城はちょうどその茶屋の裏側にある土塁のあたりに建っていたらしい。

千葉氏は常胤のとき頼朝を援けて鎌倉幕府の成立に勲功があり栄えたそうだ。


帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展

2010年12月31日 | アート 伊藤若冲♪♪♪
今年は楽しみにしていたギッター・コレクション展を拝見するために
クリスマスの1日を千葉で過ごした。

私の江戸絵画への関心は若冲から始まったが、
それを若冲のみならず、今まで知らなかった画人や関心の薄かったものにまで
興味を広げてくれたのが、プライスコレクションで、
今回のギッターコレクションも同じく、素晴らしい作品群の中から一人の画人を私に教えてくれた。

尾張文人画を代表する画人という「山本梅逸」である。

-自然との楽しみ-にあった「四季草花図」は繊細で華麗で独特の美しさがあった。
「翠柳白鷺図」もとにかく素敵で、この人の画をもっと観てみたいと思った。


若冲はもちろんどれも好きであるけど、「白象図」が一番面白い。
大胆な線で真正面から象を描いているのであるが、
その象の立体感が素晴らしい。
いまにも鼻を動かしてこちらにむかってくるような迫力があった。

蕭白も面白いと思うが、画を素敵!と思ったことはあまりないのであるが(笑)、
「寒山拾得図」は本当に素敵であった。

蘆雪の「月に雲図」「月に竹図」も惚れ惚れしてしまった。

渡辺始興の「春夏草花図」もありました。

応挙の「達磨図」も珍しいもの。

白隠も仙も南天棒もありました。

谷文晁の金地に墨絵の「山水図」屏風も素晴らしかった。

大雅の「山水に稲田図」もいい!

祇園井特もありました。

あげればきりがなく、ギッターさんの審美眼とこのコレクションの素晴らしさにも圧倒された。

千葉のあと、静岡・福島・京都を巡回するので、またどこか違う美術館でもう一度
この作品たちと向かい合えればと願ってやまない。


レニングラード国立歌劇場管弦楽団 第九

2010年12月30日 | 音♪楽♪
名門オペラハウスの第九を東京オペラシティコンサートホールで楽しませてもらった♪

レニングラード国立歌劇場管弦楽団は1997年以来、14年連続日本で第九を演奏してきた実績がある。
同じ内容で他のホールでの公演もあったのだが、
私は天窓がある高い天井とピラミッド型の東京オペラシティコンサートホールの設計が大好きで
あのパイプオルガンの前に合唱団が居並ぶ壮観さを想像して今日を楽しみにしていた。

レオノーレ序曲第3番

交響曲第9番ニ短調op.125 合唱付き


クラシック音楽のことは全然判らないが、
今日つくづく思ったのが、レオノーレにしても第九にしても
聴くのはもとよりであるが、管弦楽団を観ているだけでもとても面白いと感じた。

特に第九の第4楽章は眼目であるが、
私は第2楽章のティンパニの活躍が大好きだ♪

第4楽章にしても、ソリストや合唱団、それに管楽器・弦楽器のそれぞれの対話が面白かった。


指揮: ペテル・フェラネツ
ソプラノ: マリア・リトケ
アルト: マリーナ・ピンチューク
テノール: ドミトリー・カルポフ
バス: アレクサンドル・マトヴェーエフ
合唱: The Metoropolitan Chourus of Tokyo 
合唱指揮: 松下耕

ベートーヴェンが若い時にシラーの『歓喜に寄す』に感銘を受け、
何十年をかけてこの詩に曲を付けようと思い創作したものだそうであるが、
詩の内容がわからなくても曲が流れるだけで、だれしもが心が高鳴り熱い想いが溢れてしまう♪♪♪

ゆく年を振り返ると楽しいこと悲しいこと嬉しいこと苦しいこといろいろあっても
来る年に希望を持とうという時節にやっぱり第九は相応しい名曲だとつくづく思った。


お爺さんの冬ごもり

2010年12月30日 | ボケ爺さんとのゆかいな暮らし♪
28日のお話

「お爺さん お婆さんのお墓掃除と参りに行くよ!」

「寒いから俺は行かない!」

「じゃあお婆さんにお爺さんは寒くてイヤだからお墓参りに来なかったと伝えておくね」

「いやいや!俺もお墓参りに行きたいのはやまやまだけど、
家に留守番がいないと用心が悪いから行けないんだよ!
お婆さんにはそう言ってよろしくと言っておいて」

と、ボケ爺さんのわりには、ああ言えばこう言う(笑)

私も寒いのが苦手であるが、ボケ爺さんも寒がりで、
最近は公園の散歩も行かず、すでに冬ごもりが始まっている(笑)

カンディンスキーと青騎士展

2010年12月29日 | アート♪
冬至の宴の前に、三菱一号館美術館で「カンディンスキーと青騎士展」を拝見した。

江戸絵画の次に心惹かれるのは、モダンアートや抽象絵画なので、
その抽象絵画の先駆者であるカンディンスキーは見逃せない。

今回の展覧会はカンディンスキーが、同じ理念の芸術家たちと
組織した「青騎士」の活動やその作品を紹介したものであるが、
とにかくカンディンスキーの作品の色彩の美しさに感動するばかり。

とくにムルナウで製作された作品群が並ぶ展示室では
絵画の中での色と色の組み合わせ、混じり合いが私にとっては
すばらしく心地よいもので、食事の予約がなかったなら
たとえそれらが墓地などを描いたものであっても
半日でもこの部屋の中の色彩に包まれていたいと思った。

素晴らしい色彩があれば、もうそれだけで私にとっては充分で、
物を見たままで描く具象でなくても、いや具象ではないからこそ
作者の想いをいろいろとイメージでき楽しむことができる。

その楽しみを存分に味あわせてくれたのが、

「(コンポジションⅦ)のための習作2」であった♪♪♪


ムルナウの「ミュンヘン郊外」「近郊の鉄道」も好き♪

年が明けたらもう一度拝見したい展覧会であった。


君を忘れず

2010年12月29日 | 日記
私にはお気に入りのブログがいくつかある。

その方々の文章やお写真からお人柄を勝手に想像し親しみを感じ
毎回拝読させていただくのを楽しみにしている。

数日前に、あるブログを綴られておられた方が急逝された。

主人の母も私の母も急逝しており、別れの言葉もなく、
別れを惜しむ間もなく旅立ってしまった方のご家族やご友人方の深い悲しみが痛いほどよくわかる。

今年は、可愛がってもらっていた叔父も突然亡くなってしまい、
その叔父の死とも重なってここ数日は心に穴があいたような喪失感の中にいた。

全然面識もない方であったが、数回ご飯食べなどをご一緒させて頂いた
舞妓さんのお写真などをアップされておられたので、
その素晴らしいお写真から日々美しく成長してゆく舞妓さんたちのお姿を
孫の成長を楽しみにするように拝見させて頂いていた。

そして時折アップされる鴨川の鳥たちの写真も素晴らしい迫力があった。



紫苑の花言葉は君をわすれず

あなたの素晴らしいお写真の数々は永遠に皆の心に残る芸術でした。

沢山の感動を本当に本当にありがとうございました。


合掌