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さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

花散し

2013年03月31日 | 日記




つごもりよ桜に別れ告げゆかん



三月晦日、加持祈祷のためではないが、府中に出向く(笑)



東京は早すぎる桜の満開を迎えたが、寒い日が続いたおかげで花が持ち、
花散しの雨が降る中でも、満開の桜を拝むもとができた♪♪♪















李の花

2013年03月30日 | 植物




花咲いて初めて気づく牡丹李







公園の梅林の中に李が一木ある。

枝も幹の風情もほとんど梅と変わらないので、
梅の花が咲き終わり、桃より少し遅く花を咲かせた時に
てっきり「梅」と思っていたのを

「ああ~この木は李だったんだぁ」とみんな気がつく。





松月院

2013年03月29日 | 今様江戸名所図会




山門に揺るる古刹の糸桜







赤坂大歌舞伎の中村勘九郎丈三役早替わり「怪談乳房榎」では、
今回大詰にあまり見ることのできない「乳房榎の場」を上演した。

その「乳房榎」のモデルとなったのが、この赤塚にある萬吉山松月院
千葉一族の菩提寺でもあり、高島秋帆の砲術訓練の際には本陣にもなった由緒あるお寺

境内にも沢山の桜があるが、門前の枝垂れ桜が特に美しい。




マンサク

2013年03月28日 | 植物




マンサクの花に魅せられまわり道


駅に近い交差点から、遠く反対側の駅舎に沿って赤紫色のかたまりが点々と見えたので

かえり道とは逆方向であったが、交差点を渡って行ってみた。

マゼンダのリボンのようなベニバナトキワマンサクが満開であった♪

春雨

2013年03月27日 | 日記



春雨やお練りの上にふり込むと


銀座ではお練りもあって、いよいよ歌舞伎座の開場も間近となった。

閉場式に新しい歌舞伎座での再会を誓ったはずの大きな柱がいくつも欠けてしまって、

正直なところ、はしゃいで待つというより、粛々と待つといった心境であるが、

花形俳優が居並ぶ姿は壮観で、彼らが火花を散らす次世代の歌舞伎も楽しみである♪









二人椀久

2013年03月25日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎




花冷えの中、新橋演舞場の夜の部へ

染五郎丈初役の大蔵卿は、つくり阿呆の愛らしさの中に品格があり、
心底を明かすところのメリハリが効いていて実に良かった♪

松緑丈の鬼次郎もスッキリと、
壱太郎丈のお京も控えめながら芯のある出来♪

楽しみにしていた染五郎丈の椀久に菊之助丈の松山
若き日の「孝玉」の再来のようにとにかくキレイ、美しい♪♪♪

「二人椀久」といえば歌舞伎座閉場中に旅立たれた雀右衛門丈と富十郎丈

男女の情愛が滲み出るお二人だった。






4月に歌舞伎座が新たに開場となり、演舞場での歌舞伎興行もしばらくは無くなる。

3年通った寂しさがつのる・・・








打ち出しや櫓の外は花冷えに










愛、アムール

2013年03月23日 | 映画♪



辛夷咲く母語りたる人のあり



もう先週のことになってしまったが、映画「愛、アムール」を観た。

介護のこととかいろいろ考えさせる映画というより、

究極のラヴストーリーであった。



いぬふぐり

2013年03月22日 | 巳年のぼけじいさん♪



おじいさん足元注意いぬふぐり


シルバカーがやっぱり嫌なのか?
しばらく公園の散歩をしぶっていたぼけじいさん。
昨日久しぶりのおでまし♪


史上最高年齢で芥川賞を受賞された黒田夏子さんの「abさんご」に
25歳から26歳にかけて書かれた「タミエの花」というのがあって

「自分位たくさんの植物と親しい者はないだろうとタミエは思い・・・・」

とあるタミエという少女が小さい頃の私に似ているなと思った。

学校帰りの道草は日課で、空き地や原っぱの草花を摘んだり
実や葉っぱをポケットにいっぱいつめたりしていて
家に帰るのが遅くなっていつも母に叱られていた。

特に春は一番楽しい季節で、このイヌフグリが一面に咲く薄紫の風情が大好きだった♪




ル・テアトル銀座

2013年03月21日 | 歌舞伎座以外の歌舞伎



一門を背負う気概や初彼岸


主人の計らいで日曜日に観そこなったル・テアトル銀座の三月花形歌舞伎へ


夏祭浪花鑑・口上・高坏と海老蔵丈出ずっぱりの大奮闘♪

一門を背負い、さらに次世代の歌舞伎界を背負ってたつ立場の自覚と気概に満ち満ちていて、
亡き勘三郎丈や團十郎丈との想い出を客席を笑わせながら偲ぶ見事な口上であった。


米吉丈の琴浦が可愛らしくも傾城の味を出しており、徳兵衛の亀鶴丈もきりっといい出来♪
右之助丈のおつぎはさすが♪♪♪

ル・テアトル銀座も5月末で閉館になるので、この劇場で演劇を拝見するのもこれが最後。

幸四郎丈の「世阿弥」や「マクベス」・・・
玉三郎丈の「楊貴妃」や「ふるあめりか」・・・

元の銀座セゾン劇場時代の舞台がいろいろと思いだされた。





保久利往生

2013年03月20日 | 日記



ぽっくりと母は彼岸に逝きにけり


偶然にも主人の母も私の母も春分の日に保久利往生した。

主人の母は就寝中に、私の母は父とテレビでお相撲を観ている最中に
突然父にしなだれかかるように倒れ、そのまま父の腕の中で旅立った。

主人の両親はよく我が家に遊びに来てくれて、

お茶飲み話に「長患いせずぽっくりと逝きたいわね」

なんて二人の母が話していた頃、私もまだ30代だったので

「何言ってんだか・・・」なんて思っていたものだが

いつのまにか自身が保久利往生したいと思う年齢になってしまった(笑)



引き際?

2013年03月19日 | 日記



風に舞う梅は退く時知るや


昨日の風雨で、愛らしく咲いていた梅も大半散ってしまった。

今年はいつまでも寒かったので梅の開花が遅れたにもかかわらず
早すぎる桜の開花宣言で、奥ゆかしい梅は、
新たなヒロインのために早くも引退ということであろうか・・・

ハクモクレン

2013年03月18日 | 植物



ハクモクレン散華のごとく舞い落ちる


昨日は彼岸の入りでした。

白い花弁がひとひら天から舞ってきました。
見上げると満開のハクモクレンが美しく青空に映えていて、
なんだかとても有難い気持ちになりました♪



椿咲く

2013年03月17日 | 日記



団七を諦める朝椿咲く


我が家の椿がやっと咲いた。

今日は、娘が父を看てくれ、ル・テアトル銀座で海老蔵丈の団七を拝見する予定であったが、

父がまたわけのわからない状態になって行くことができなくなった。

海老蔵丈の「夏祭浪花鑑」は、2009年7月に一度拝見している。

上方のこってりした雰囲気というよりもどちらかというとスッキリといった印象だったが、

ここ数年のさらなる飛躍を期待してとても楽しみにしていたので誠に残念無念!