新平酒造さんは「金計佐(きんげさ)」と「大金の露」の2銘柄を作っていますが、甕壺で仕込むまでは一緒だそうです。
木桶蒸留機で蒸留し、甕壺で貯蔵熟成したものが「金計佐」で、通常のスチール釜で蒸留し、タンク貯蔵したものが「大金の露」という事で、蒸留と貯蔵の違いが値段の差になります
最初に「金計佐」を呑んだのですが、感想を書いたブログは消滅した「イワンの部屋」で、味も忘れてしまいました
「大金の露」は、人肌の燗では癖の無い柔らかい味ですが、熱めの燗では芋焼酎らしい味が出てくる面白い焼酎です。
イワンは熱燗が好みですね
アルコール度数:25度
原材料:米麹、黄金千貫(大隈産)
麹菌:白麹
蒸留方法:常圧蒸留
日當山醸造「アサヒ35度」
どっしりとした芋らしい芋焼酎で、35度と度数が高いのですが旨味とキレのある呑口です。
芋焼酎好きにはお勧めですが、地元で殆どが消費されてしまうようです。
仕込みは白麹ですが、後から「添え麹」として黄麹を用いるという製法で作られています。
アルコール度数:35度
原材料:米麹、黄金千貫(鹿児島県産)
麹菌:白麹・添え麹(黄麹)
蒸留方法:常圧蒸留
杜氏:山下杜氏
日當山醸造「アサヒ原酒の麦」
アサヒの原酒で41度のものですが、こちらは麦です
アルコールの刺激が強く出てしまっている感じです。
6ヶ月以上貯蔵しているらしいですが、もう少し、貯蔵期間を長くした方が良いのではと思いますね。
アルコール度数:41度
原材料:米麹、麦
麹菌:白麹・添え麹(黄麹)
蒸留方法:減圧蒸留
杜氏:山下杜氏
一次・二次とも甕仕込みの木樽蒸留器で蒸留した芋焼酎になります。
瓶の裏ラベルには『下戸直一(宿六)が醸す自信作』と書いてありますが、若潮酒造の専務さんの名前だそうです。
ストレートで呑むと、芋の香りと甘味、雑味が一体となって美味いです。
さて、燗をするとどうなるかと黒ぢょかで燗をしましたが、熱燗になってしまったのを呑むと・・??
あれ、と思うほどに呑みやすくて喉モトをスルリと通っていってしまい・・雑味の美味さが消えてしまいました。
芋臭くなく呑みやすい芋焼酎に変身してしまった感じでしたが、呑んでいくうちに人肌になっていくと・・雑味も復活!!
この芋焼酎はヌル燗で呑まないとダメみたいです。
木樽蒸留器らしさは薄い芋焼酎でしたが、熟成期間が長いのかもしれませんね。
呑みやすいのが好きな方にお勧めです。
蔵元:若潮酒造
度数:25度
原材料:さつまいも(黄金千貫)
麹:米麹、河内黒麹菌
酵母:鹿児島産2号
仕込み水:志布志の地下水
蒸留方:常圧蒸留
蒸留器:木樽蒸留