三楽園上段のなかでも一番上の畑 ここは デコポン みょうが なのはな がはいっている。菜の花に追肥するため畑にはいったところ 昨年春植えのデコポンの葉っぱが食べられ丸坊主になっているではないか この畑は周囲 トタンできっちり囲ってあったから安心そのもので昨年春植えたデコポンには金網をしてなかったのだ。どこからはいったのだろう まわりをうろうろ見回って歩く 歩いているうちに張ったトタンが地面とトタンの間僅かな隙間がある箇所が見つかった うさぎの足跡らしい 踏み跡がついている よくもまあ こんなところを見つけたものだ。あわてて材木並べてみた。
雪が木に積もり その重みで木が倒れるなんてことは南国のこのあたりでは滅多に見られる光景ではない。それだけに今度の雪はよほど大きかったのだろう。三楽園みまわりにまわったところ一番上段の畑デコポン 菜の花 みょうがなどいろいろ植えている畑の西側のネットに樫の木が倒れかかっていた。急遽作業予定変更して樫の倒木の取り除きにかかる。チエンソーで枝払いのあとゆるんだ鹿ネットの修理をする。
聞いた話だが・・・買う筈の無い人が野菜を買っている それとなく訊ねると雪でハウスつぶれた この近辺はお猿さんが近くの山林に常駐していて絶えず周辺の畑を食い荒らす 為に菜園持っている家庭は畑をパイプハウスで囲っている家庭もある パイプハウスで囲ってお猿対策100%御の字だと安心 ところが今度の大雪 最近見たことも無いような大雪に見舞われた 雪がハウスに積もってパイプを押しつぶしてしまった お猿対策に作ったパイプハウス 今度は大雪に見舞われた 隣のこととは家 唯一の家庭菜園の冬野菜を潰された 本当にお気の毒
雪に押しつぶされながら雪を押しのけて出てきた菜の花 芽を摘んで収穫 結束 出荷する 昨年より20日早い出荷だった。名前は菜の花だが摘み取りはつぼみのうちにするから畑では菜の花は咲いていない 畑の菜の花は青菜の野菜畑にしか見えないから畑をみてあれが菜の花畑とは見えない。自分がつくっているせいか車で走行しながら車窓から見る畑で最近 菜の花栽培がいたるところで目に付く 栽培農家は増えたのだろうか 気のせいかな
ゆずも昨年は沢山実をつけた。ゆず園へ鶏糞入れるのは収穫直後がいいらしいがあのころは収穫の疲労があり 鶏糞入れは延びてしまった。作物がゆずだけでなくあれこれつくっているから作業に時期をはずすこと多々 この鶏糞投入も旬ははずれてしまったかも知れないがそんなこと構わない とにかく今日は雨で冷たく ほかの作業できないからゆず園に鶏糞でも運んで入れておく。
鶏糞なんか使うとすっぱくなるよ 誰に聞いたか覚えてないがそんなことを耳にしたことがある。気がかりであったが今年デコポンが沢山実をつけたの樹力回復に鶏糞をいれて見た。すっぱくなるのは二の次で何より樹勢を回復させなきゃ
12月下旬にポットにタネを蒔いた菜の花の芽が出揃った。収穫を五月にする菜の花でオクテ(晩生)とよんでいる。菜の花は早生 中生 晩生の三シーズンの構成で専業で作っている農家は11月から5月まで半年間菜の花を出している農家もあるそうだ。私は未だ駆け出しでまだ栽培はじめて3年目だから栽培農家としては幼稚園だ。今は寒い絶頂で菜の花ポット苗の成長も遅々として大きくなっているのか生長しているのかわからないくらい 大きくならない。
尾根に出てからは雪はあったがヤブはなく歩き易くなる。だが雪道など歩きなれないからこんな調子だとアイゼン持ってくればよかった はあとのまつりで休み休み登る コースタイムなどどうでもよくなった コースタイム気にするどころか山頂登頂が危ない われわれはそれほど年食っているから体力消耗が激しく体力に自信ないからつい臆病にもなる やっぱり山が低いから苦しさもこらえごろでやっと頂上登頂 誰もいなかった 狭い頂上は雪一面で腰をおろす場所もない。立ったまま昼飯かと思わせたが相棒はどこにあったか板を一枚探してきた。私は切り株があったから雪払いお弁当包んだビニール袋を敷く。あとからひとり またふたりと勢いよく登ってきた 彼ら彼女らは元気いっぱい 若い 雪の上へ持参していたか敷物をもっていたようでなんなく座り込み昼飯。装備の携行品が違う。
雪が残る道路を歩いて行く 壇特山登山口の標示でようやく登山開始 登りはじめたとたん雑木が横倒しで道を塞いでいたから通行止めかと左の踏み分け道にはいる。だんだん道が消えて谷間のざれでとうとう道がわからなくなる。相棒は立ち往生してしまった。右上に稜線がみえていたからそれまでやぶこぎしてあそこまで登ろう 後戻りが正解だろうが低い山 やぶこぎはいつまでもあるまい ところどころ雪残り すべりそうになる急峻な山を懸命に稜線まで登りつめた。見下ろすと段々畑が山の中腹までつづき 未だ棚田でがんばっている民家が見えていた。稜線に出ると雑木がきれいに刈り払われ尾根道が頂上につづいている。
わからないのが讃岐のやまやま 今朝も登山口探しに閉口する。地図を片手に高松道 津田東 でおり国道からわかれて県道を走っているうちに爛川をみつける。爛川の上流に登山口がある。爛川に沿って車を走らす 南川自然の家が目安 南川自然の家を見つけてようやくガイドブック地図に目をとおせるようになる 桑の木をさがすが見当たらない 三叉路につきあたる 右 左 迷ったが右にとる もう登山口近いはずだ。路面が凍ってすべりそうになり 止む無く長距離バック もう車をここに止めて歩いてみよう 相棒が一軒の家に道の聞き込みに歩いたが留守だって さきほどの三叉路まで歩きだした 道下に民家があり 桑の木の標識 民家からおじさんが軽トラで出てきた すみません 壇特山へ登りたいのですが 標識がありますよ このまま歩いていけばいいらしい この雪のなか山に登るのかなあって顔していた。
積もる雪に菜の花のまわりも積雪で葉っぱの雪折れが目に付く この菜の花 まわりの葉っぱは折れてしまい 芽は出てくるのだろうか。三楽園の冬は日陰が多い 午前中は日光が見えず 午後少し日が射したかと すぐ沈んでしまう 雪をのけてやりたいが手のほどこしようが無い。天にまかせるより方法なし。早く暖かい春が来ないかなあ
もともと 高知産のみかんだから雪なんかにお目にかかったことないかも知れない それをこの山間で作っているのだから無理もない いや ポンカンの畑の上でもブンタンをつくっている ポンカンの雪折れしたのを見て すぐ 上の畑へ上がってみた やっぱり予想どおり ブンタンも雪折れしている このブンタン昨秋 鹿の侵入で食べられたばかり 一番大きくなり 実もつけていたブンタンが枝がばっさり折れていた
この分では上の畑もあぶない 思いつつ 材木のはしごをあがる 思ったとおりはじめて実ったポンカンがばったり倒れている 枝折れじゃない芯から折れている実が成って実の重さで折れたものでない 雪の重さで折れてしまったのだ 弱いなあ 細身の木だったから折れるとは思わなかった ようやく 実をつけて喜んでいたポンカン。
道も雪 畑も雪で作業になるまい と雪のあと遠ざかっていた三楽園にはいる。ところどころ山道に雪が残る程度で鶏糞背負って歩くには支障なく畑にはいる。下段のよりつきのゆず園は全くかわりなく木下に少々雪が残っている程度で被害は軽微だった様子 安心 ながめて中段のイヨカンにはいる。畑の中へはいるにつれてイヨカンの枝折れが目にとまる 熟れたイヨカンから収穫していたから大半は畑に収穫せず残してあったイヨカン 実をつけたままの枝が雪の重さで折れていた。