ずーっと以前歩いた赤木尾山は笹で視界がさえぎられ展望のない急な坂道だけが印象に残る山だった 今回はちがった 稜線に残る原生林は自然公園になり笹は枯れてしまって木の間から山なみが見通せる 青空とともに快適な山歩きになった 季節を変えてまた登ってみたい
ずーっと以前歩いた赤木尾山は笹で視界がさえぎられ展望のない急な坂道だけが印象に残る山だった 今回はちがった 稜線に残る原生林は自然公園になり笹は枯れてしまって木の間から山なみが見通せる 青空とともに快適な山歩きになった 季節を変えてまた登ってみたい
上を歩く彼の足が余りの急坂にときどき足が止まる 道は無いといっても過言でないくらい消えている 人も歩いてないようだ 国土調査の杭がところどころ 何度か一息つきながら小休止をくりかえしながらようやく派生尾根の稜線に出る
崩壊地を足で踏みつけながら横に歩く 上がったところまで古い木馬道がきていた やや広い山道にでる 森林管理者の千年の森看板がたっている 最近のものらしい 山林に人の気配を感じる 杉林の中 踏み分け道を稜線に向かったまっすぐ急な山を登り始める
登山口はわかりにくい ふみ跡もないような林道脇から登り始める 道がない 獣道のようなわずかなふみ跡をたよりに杉林を上る 上りながらまわりの小畝を見渡しながら踏み分けみちを探す 国土調査をしたのか杭がところどころに打ってある 崩壊地にでて道を見失う
国道から離れて林道に入る 入り口から前面通行止めの看板 すぐ上に進入路が見つかる 林道は法面から落ちた石で数箇所ぱらぱら石ころが散乱 彼はことごとく石ころをまたいで軽トラックを走らせた 県境の駒瀬トンネルを過ぎたところで停車 谷にわずかな水がながれてまわりは大きなツララが張っている 寒い 標高がかなりありそうだ
友人宅まで軽トラを走らす 早朝の国道路面凍結ですべりを気をつけながら走るが暖かいのか凍っている気配なし 待ちかねたように友人の軽トラックにザックの積み替え 彼の軽四トラックは四輪駆動らしい 林道は道幅が狭いし二人の登山だから軽四で行こう まわりはまだ真っ暗だった