ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

続 『灯台見学記念券』

2013年06月03日 | 灯台
灯台は岬の先端にあるので、車でないと到達が難しいことが多いです。たどり着くのに苦労する展望タワーもありますが、灯台ははるかに困難ですね。

日本の「灯台」の数は、燈光会の「海上保安庁所管航路標識基数」によると、3,229基となっています。この内、見学できる灯台=「のぼれる灯台」は15基です。

タワーについては全日本タワー協議会加盟の20タワーによるスタンプラリーがあります。15基の参観灯台のスタンプラリーがあっても、1年で制覇するのは難しいでしょう。以前、千葉、神奈川、静岡県の5灯台によるスタンプラリーはありましたが・・・

灯台のグッズとして、参観灯台にはチケット=見学記念券があり、以前はセット券も販売されていました。

昨年11月15日のブログで、私の持っている「灯台見学記念券」について紹介しました。

「灯台見学記念券」

そして、この中で
「最近はこのようなセット券は発行されていないのでしょうか。燈光会にメールで問い合わせをしてみたところ、ていねいな回答をいただきました。それによると、平成18年8月までは灯台見学記念券の発売をしていましたが、同年9月から販売を終了しているとのことでした。

そうすると、平成16年4月29日に参観を開始した、安乗埼灯台まで含んだセット券が発売された可能性がありますね。これはぜひ探してみたいです。」
と記しました。

先日、オークションに「灯台見学記念券」のセットが出品されました。水色の表紙で、私が平成14年に犬吠埼灯台で購入したものと同じです。


通常は購入しないのですが、気になったのは、「封筒の裏側に18.1.22とマジックで記載」という説明と、写真の見学記念券を数えると14枚あったことです。とても安かったので、迷わず購入しました。


封筒の裏面には13枚セット500円とあります。


「全国参観灯台位置図」も既に持っているものと同じでしたが、もう一枚別の「全国参観灯台位置図」も入っていました。


これには14灯台が載っています。届いた見学記念券を確認してみると、安乗埼灯台の見学記念券も入っていました。そこで、次の様に推定してみました。

基本のセットは平成14年当時の見学記念券と全く同じものでした。犬吠埼灯台の光度は150万カンデラです。(平成15年に国際基準に合わせたため110万カンデラに変更になっており、デザインは同じで裏面のみ変更の見学記念券も発行されています。)

平成16年4月29日に安乗埼灯台の一般参観が開始されたことをうけ、新たなセットをつくるのではなく、既にあるセット券に一枚を「足して」販売したようです。頒価は500円と変わっていません。

このセット券の入手が平成18年1月22日で、同年9月にはセット券の販売が中止されていることから考えると、これが見学記念券セットの最終の形ではないでしょうか。

14灯台の見学記念券です。日付は初点灯の日です。

入道埼灯台 明治31年11月8日


塩屋埼灯台 明治32年12月15日


犬吠埼灯台 明治7年11月15日


野島埼灯台 明治2年12月18日


観音埼灯台 明治2年1月1日


御前埼灯台 明治7年5月1日


大王埼灯台 昭和2年10月5日


潮岬灯台 明治6年9月15日


出雲日御碕灯台 明治36年4月1日


都井岬灯台 昭和4年12月22日


平安名埼灯台 昭和42年3月27日 平成8年(1996年)11月 参観灯台


角島灯台 明治9年3月1日  平成13年(2001年)4月 参観灯台


残波岬灯台 昭和49年3月30日 平成13年(2001年)8月 参観灯台


安乗埼灯台 明治6年4月1日 平成16年(2004年)4月 参観灯台


全部の灯台への参観が難しいだけに、この見学記念券セットの発売はありがたいです。また発売して欲しいと願っていました。しかし、現在の「寄付金」は200円になっているので、15枚セットでは3,000円になります。これは少し高すぎて発行は難しいですね。

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