銚子市は今、20年に一度の大神幸祭を迎える準備で賑わっており、市内のあちこちに幟旗がはためいています。
大神幸祭は平安時代の西暦1102年、海上の怒りを鎮めるため、東庄町の東大社、香取市の豊玉姫神社、旭市の雷神社の三社が外川浜へ渡御したのが起源とされ、約900年間続いている大行事です。御輿の厳かな行列のほか、各関所において大名行列や剣舞など雅やかな時代絵巻が繰り広げられます。第54回の今回は4月10日から12日まで開催されます。
20年前、第53回の大神幸祭の時は記念のテレホンカードが発売されていました。その時代の記録の一つとなっています。
また、銚子市内は、3月16日にグランドオープンしたショッピングセンター「イオン」の話題で賑わっており、久しぶりに明るい話題が街を包んでいます。
思い起こせば30年ほど前は十字屋の移転開店に続き、ショッピンセンター「シティオ」の開店で賑わっていました。しかし今、十字屋は閉店し、デパートがあった場所は空き地になっています。
1986年のシティオのテレホンカードです。特にコレクターが興味を持つカードではありませんが、街の記憶を留めているカードです。
テレホンカードは完全に過去の遺物となってしまいました。テレカ全盛の頃、切手より自由に図柄を選べるテレホンカードはすばらしいと言われていましたが、肝心の公衆電話という目的がなくなってしまえば、どうしようもありません。郵便がなくなれば、切手も姿を消すでしょう。
でも、せっかく集めたテレホンカード、このまま埋もれさせてしまうのはもったいない。ということで、これまでテレホンカードを使った「遊び」として、自分のホームページで「タワーめぐりの旅」や「銚子出身プロ野球選手」などの部屋を作ってきました。
他の部屋も作りたいのですが、体系づけようとするとカードの整理などがけっこう大変です。そこで、せっかくブログを作ったのだから、この中でゆる~くカードを紹介していけばいいんじゃないか、と思った次第です。
テレビから「幸せって何だっけ~」という明石家さんまさんの歌が流れています。23年ぶりのリバイバルだそうですが、これは23年前のキッコーマンの宣伝用テレホンカードです。このような販売促進に使われたのがテレホンカードでした。
キッコーマンは千葉県野田市にあります。
そこで野田市に負けてはいられないということで銚子市の2大醤油メーカー、ヤマサ醤油とヒゲタしょうゆのテレホンカードです。
戦前の絵はがきには、会社の宣伝用と思われる絵はがきもありますが、販売促進のグッズとしてテレホンカードは最適でした。
分類のテーマとしては、同じ内容の会社で分けるのが一般的でしょうが、地元にこだわって、『ちばテレホンカード紀行』としてまとめてみたいですね。
もう一つテレホンカードが活躍した分野があります。~周年記念などの「アニバーサリー」の分野です。大きくは自治体の市制施行記念カードなども含まれるでしょう。
そこで働く職員の労働組合のカードもあります。
県や国をあげての大事業の始まり
県や国をあげての大事業の完成
完成した施設を利用しての様々な催し
いろいろなテーマが考えられますね。『幕張メッセものがたり』などもぜひ取り上げたいテーマです。
また、多くの美術館や博物館もテレホンカードを作成しております。
『竹久夢二テレホンカード美術館』などはどうでしょうか。
なお、中心となるのはテレホンカードですが、必要に応じてオレンジカードなど、他のプリペイドカードも紹介したいと思います。