晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

緋色

2013年11月06日 | 生き物


近所の雑木林で10月から、なんとなく横目で観察。
でかくなったな。

ヒイロタケですね。





裏はこんな感じ。

1ヶ月前はこんな感じ。



たぶん同じ個体。

奥多摩いろいろ。

2013年11月05日 | 生き物
【風倒木とツル植物】

台風が多かった今年。奥多摩でもけっこう木が折れていました。



なかなかのミズナラですが、幹の中程から折れていました。
おもしろかったのが、これ。





おそらくツルが巻いていて、どんどん大きくなって、
結局、そのツルが巻いて、樹皮が死んでいるところから折れたようでした。

ツルに巻かれてもらせんに上るので、
樹木自体が枯死することはないと思っていましたが、
こうやって、それが原因で折れることもあるんですね。


【秋の実り】

春はブナの花がいっぱい咲いたのですが、夏の天候のせいか、
うまく実らなかったようです。

ミズナラは、8月の台風で落ちたようで、
小さな実がいっぱり落ちていました。

なので、全体的にクマの痕跡はほとんどなく、
クマ棚もありませんでした。

そのわりにヤマブドウはよく実がなっていて、
でも、ぜんぜん食われていないのです。。。なんでだろう?



食べられなくまま落ちた実がけっこうありました。


【クロスズメバチ タッチ&ゴー】

友人が以前に発見したクロスズメバチの巣に、
カメラを仕掛けていました。



よく見つけるな。クロスズメバチの巣なんて。右の穴です。



のぞいてみると…。



やられたようです。

仕掛けたカメラの動画を見ると
クマがさっと来て、ざくっと頭を突っ込んで、
そそくさと立ち去っていく姿が映が映っていました。
すげえ。かなりあっさりと、タッチ&ゴーだ。

いつか動画がアップされると思います(ずいぶん先だと思いますが)。

★速報 友人が映像を分析したところ、巣は持っていっていないようです。誰が持っていったのか?

奥多摩けもの道


【ホオノキにも登るんだね】

ホオノキにすごいクマの爪痕がありました。



ギーって長いなあと思ったら、裏はグッと深い爪痕が。





ホオノキは滑りやすいのか。あるいは樹皮が柔らかくて深く爪が入るのか?
うーん…後者に40点。

友人によると、「たしかにクマ登るんだよね」と。
若葉とか花を食べている可能性を指摘していました。


いろいろ終わりです。


奥多摩紅葉山行で秘密兵器炸裂!?

2013年11月04日 | 
連休中日は、朝5時前に起きて奥多摩に行ってきました。



紅葉は標高1000mぐらいまで下りてきている感じです。





ミズナラはまだですが、カエデ類、サクラ類の紅葉が始まっていました。

同行の友人はあいかわらずセンサーカメラの回収をしていましたが、当然わたしはこれです!



ファイバースコープで樹洞を探すのだ!



木の割れ目も探すのだ!



木の皮の裏も!

狙いはコウモリ類とかヤマネとか……なのですが。。。



暗い樹洞で出ていた白いキノコ。。。なんじゃこれ。



左のはコウモリではあるまいか。心霊写真だな。
ちがいますな。



樹洞の主役、カマドウマ。
ヤマネもテンも、たぶんツキノワグマもコウモリも食べている感じ。
公開はされていませんが、友人が回収した映像には、さまざまな動物が樹洞に入ってきて、
カマドウマを補食する様子が写っています。

まぁね。あきらめませんよ、わたしは……。





小さなキノコとヤクシソウに癒やされました。

今晩のお客様 2013.11.2

2013年11月02日 | 
開いたワインの瓶を外に出そうと思って玄関を出たら、
こんなのが来ていました。



珍しいことに『日本の昆虫1400①』(文一総合出版)に載っていました。

クロクモヤガ(ヤガ科)ですかね。

なんというか、金の柄の着物のような感じですね。
キレイとも言えるし、おばさまっぽいとも言える。

なまけっとに行ってきました。

2013年11月02日 | 生き物
薄ら寒い三連休の初日。
浅草橋であった「生きものまーけっと」、通称なまけっとに行ってきました。

生きものグッズの展示販売会です。

まぁ、なんというか生きものオタクがわんさかいて、
学園祭のような感じでした。

ゲットしたのはこれ。



ジャコ/イワシ金属化
1匹200円也。いわしスプーンも捨てがたかったのですが、ジャコを買いました。
全長約4cm。





ゴンズイの透明骨格標本/鱗音
2cmぐらいの幼魚が3匹入って、な、なんと500円。
「趣味なんで」とおっしゃっていました。

結果的に魚関係ばかり買ったことに。
ダンゴムシTシャツはそそられたのですが…。
まぁ、いろいろあっておもしろかったですね。
ウニの殻(トゲ付き)にニスかなんかで塗りたくって固めて、磁石を埋め込んだマグネットとか…。
見知らぬ人と「なんか臭うのよ」とクンカクンカしました。

全体的にもっとセンスが良くなるといいな。来年に期待。


たまたま貝を使ったアクセサリーかなんかを売っているところで、
貝殻の標本を持っている人がいて、お店の人と話していたのですが、
フツーかつ自然に会話に入り込み、
「えっ、これはサクラガイじゃないんですね?」
「ええ、カバザクラですね」
「識別点はどこですか?」
「ほら、ここに2本の線が入ってるでしょ。これがカバザクラ」
とかなんとか、立ち話3分でいろいろとレクチャーを受けました。

家に帰って先日の逗子海岸で拾ったサクラガイを見ると…、おお、いろいろ混ざってる!

それはまた後日ご報告します。。。

今朝のお見送り 2013.11.1

2013年11月01日 | 
昨晩は接待で日本酒をけっこう飲み、なんだかベッドに入っても咳が出たり、
暑かったり、頭が妙にぐるぐると回転したりして、あまり眠れなかった。

今朝は、そんな感じで二日酔いではないけれど、寝不足でぐったりな感じ。

玄関を出ると小さなトリバガがお見送り。

おお、疲れた心身を癒やしてくれるな。

出社を5分遅らせて撮影。







ずいぶんと小さい。体長1cmちょっとぐらいかな。

帰宅して、いつもの【みんなで作る日本産蛾類図鑑】で探す。

うーん、写真的にドンピシャなのは「未同定」もの。

成虫写真6~8がそっくり。

以下解説。


【成虫写真6】は2004年4月25日 横浜にて撮影で、ジョウザンチビトリバのCapparia属かオホーツクトリバのOxyptilus属のどちらかと思われ、日本新記録の可能性もある。【成虫写真7】は2004年5月6日、埼玉県のハルジオンの葉にて。【成虫写真8】は熱海。


なかなか難しいですね。