13国立劇場2月/妹背山婦女庭訓/文楽
(第3部)
妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
道行恋苧環(みちゆきこいのおだまき)
鱶七上使の段
姫戻りの段
金殿の段(きんでん)
クルクルと良く廻る苧環の高速回転が不思議で、どうやって廻しているんだろうと不思議に思う。苧環の赤い糸、白い糸が何やら無邪気でゆるい童話の物語のようでありながら、最後はどうもつれなくて残酷。前半の我之助と雛鳥の話と同じだ。全体を通して妹背山婦女庭訓というのは酷薄な話が続く物語だ。
文字久大夫に錦糸、咲甫大夫に宗助はいつもと違う組み合わせのような気がした。最後は英大夫に清介。清介は美しい三味線に気合が良く入って迫力ある演奏だった。英大夫も堂々とした語り。錦糸、宗助にも迫力ある気合を感じた。
紋壽のお三輪は元気良く庶民的、和生の求馬はおとなしく上品。勘彌の橘姫は、お三輪にはりあう気丈な気持ち。玉女の鱶七は大きく軽やかな芝居で落ち着いていた。
官女4人の頭が個性的で面白く、ちょっとそれらが出る場面場面は明るくコミカルな感じだった。
13.02.09 国立劇場
(第3部)
妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
道行恋苧環(みちゆきこいのおだまき)
鱶七上使の段
姫戻りの段
金殿の段(きんでん)
クルクルと良く廻る苧環の高速回転が不思議で、どうやって廻しているんだろうと不思議に思う。苧環の赤い糸、白い糸が何やら無邪気でゆるい童話の物語のようでありながら、最後はどうもつれなくて残酷。前半の我之助と雛鳥の話と同じだ。全体を通して妹背山婦女庭訓というのは酷薄な話が続く物語だ。
文字久大夫に錦糸、咲甫大夫に宗助はいつもと違う組み合わせのような気がした。最後は英大夫に清介。清介は美しい三味線に気合が良く入って迫力ある演奏だった。英大夫も堂々とした語り。錦糸、宗助にも迫力ある気合を感じた。
紋壽のお三輪は元気良く庶民的、和生の求馬はおとなしく上品。勘彌の橘姫は、お三輪にはりあう気丈な気持ち。玉女の鱶七は大きく軽やかな芝居で落ち着いていた。
官女4人の頭が個性的で面白く、ちょっとそれらが出る場面場面は明るくコミカルな感じだった。
13.02.09 国立劇場
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