すったもんだありまして(笑)(←詳しくは5/19の記事のコメント参照ヨロシク)
ようやく届きました!
セレクティーのフェアトレード紅茶
入金が17日で商品到着が19日
割と早かったです
しかし…
最近こう、ちまちまと紅茶を買うクセがついていたところに
いきなりお初が3種類も来てしまい
な~んて贅沢な状況
まるでハーレムにおけるアラビアのスルタンな気分
3人の初々しい踊り子の華麗な7枚のベールの踊りである
さて、どんな踊りを見せてくれるのかね?的な
味覚とエロスは紙一重…いやすでに同じかも
この程度でそんな気分になれるのだ
倹約は美徳と言えよう
今回はあくまでも試飲である
なぜなら単一茶園だのフェアトレードだのレインフォレスト・アライアンスだの
オーガニックだのブランドだのというのはただの肩書きにすぎない
それらは紅茶の美味さとは関係がない
飲んで初めてその価値がわかる
痛い目には遭っておくモノである
痛い話は世の中に溢れている
犬も歩けば棒に当たる…痛いなあ
まあ…痛覚の麻痺した人が多いのも事実ではあるが!
夕方届いたお茶だが
封を切る前に画像をおさえ
早速開封した
とにかく今回の目的は「安くて美味いアッサムを見つける」である
当然アッサムからの試飲となった
今回のラインナップ
・シウプル茶園アッサム
・ストラスペイ茶園ディンブラ
・リデスデイル茶園ウダプセラワ
この順番でレビューする
《シウプル茶園アッサム》
してはいけない期待をしつつ開封
まずそこで茶葉の香りにアッサムらしさが無いことが判明
あるボーダー以上に必ず見られる《赤紫蘇》の香りは…わずか
パックに鼻をつっこんで茶葉を揺すりながらくんくん嗅いでみる←犬か?
…やはりわずか
紅茶の香りはあるのだが輪郭に乏しく普通のセイロンブレンドに近い香りである
やられたクサイ
この時点である程度予想がつくのが淋しい
ゴールデンルールに従い浸出
水色は濃厚なレッド・ブラウン
では香り
…やはり紫蘇の香りは無し
茶葉の香りに準じて輪郭はぼけてる
悪い香りではないのだが
多少若い青臭さがある
では一口頂くとしよう
…アッサムの味…なのか?
特徴が出ていない
濃いしコクはある
甘みは足りない
多少の渋みはある
香りと同じく輪郭に欠けるなあ
ミルクを入れる
ミルクを入れた方が美味い
風味がわかりやすくなる
そこだけアッサムっぽい
そのかわり青臭さが出る
アッサムの高発酵・フルボディな感じはない
ミルクを超える甘さにも欠ける
味はしっかりはしている
だがそれはトップバリュのティーバッグでも出せる
・総評:残念ながらアッサムに似たミルクティー用のセイロンブレンドのティーバッグ
最初パッケージのシール貼り間違えたと勘違いした
一緒にディンブラ買っておいて良かった(比べると違いが分かる)
…これによりひとつ宿題ができてしまった
無印良品のシウプル茶園アッサムティーバッグを追試するorz
アッサム・ジプシーは続く
《ストラスペイ茶園ディンブラ》
シウプルで完全に期待というブロックがはずれ自由なNirvana・cafeである
これはペットボトルストラスペイの雪辱戦にはならないかもね…
茶葉はBOP
封を切ると多少若い青臭い感じの甘めの香りがする
なんか独特のクセが
淹れてみる
香り…どうも香りが少々飛んでる気がする
悪い香りではないのだが
オーソドックスなディンブラより少し青臭い
では飲んでみる
甘い
このディンブラは甘みがある
故にストレートでもOK
舌の上に多少の青臭い風味がある
少し渋いが後口は喉まで甘い
この甘さは良い
不味くはない
だがこれも、オーソドックスなディンブラか?
と言われると
ん~セイロンですねぇ、と答えるかな
ミルクを入れる
甘さがへたらないのはすごい
・総評:甘い!この甘さは特筆すべき。
ではディンブラとしては?というとまあまあ…ボーダーすれすれ
なぜなら香りがいまいちだからだ
香りは良いが甘さのない茶葉にブレンドするとよいかもね
《リデスデイル茶園ウダプセラワ》
ラストを飾るのはこれこそほんとのお初
セイロンの分類は
ディンブラ・ウバ・ヌワラエリア・キャンディ・ルフナ…の5つだったが
最近は6つ、このウダプセラワが入る
と思ったら7つですって!
「マスケリア」
キャンディとディンブラの中間
いや?ちがうな
『低地栽培のルフナ紅茶を従来のルフナとサバラガムワ(Sabaragamuwa)に分け…』とある
マスケリアはディンブラの北東にあるそうな
サバラガムワはスリランカのティーボードが7つ目だってそう言うんだから
そうなんだろう
いや…逸脱した
さて、ウバとヌワラエリアが好きならこれはどうだろう?
ウバに似た風味?
ヌワラエリア寄りの香り?
バラのようなフラワリーな香り?
Webのレビューはいろいろ
飲むまでわからんということだ
さあ開封
軽い青臭い香りがする
どちらかといえばヌワラエリア寄り
淹れてみよう
穏やかなサリチル香
そして青臭さが中和されている
…バラのような香りではないな
悪くない…よく言えば繊細
素朴な感じはする
とりあえず味見
この味はヌワラエリア寄りだ
青臭さがようやくマッチする
軽い味わいにやはり甘さがある
ウバやヌワラエリアほど渋味は強くない
ほどほどの渋み
冷えても渋さは強くならず飲める
水色はウバ寄り
味も3種の中で一番納得できる
これにミルク…試しに入れてみる
少し濃いめに淹れれば軽いミルクティーになる
茶葉の甘みはミルクを入れてもへたらないが
香りはあまり温存されないかな
だが私はヌワラエリアのミルクティが好きなので
これはあり
アッサム・ミルクティ派のかたは物足りないかも知れない
・総評:素朴な美味しさ。3種類中最も納得の風味
ハイグロウンの軽さと香りと甘さはバランスとしてコストパフォーマンス良好と思える
ただし50g/275円のキャンペーン中に限るかな
キャンペーン終了後は500g/3300円で(100g/765円送料込み)購入ならなんとか
さて、スルタンのオーディションは終わった…
総じて言うとこのセレクティーの茶葉は香りの輪郭が全部曖昧だ
淹れる前の茶葉の匂いが3種類が3種類とも同じようなクセのある共通の匂い
保管場所?冷蔵庫の匂いか?
香りが飛んでいる可能性すら想定してしまう
他のを飲んでいないのでこれ以上何とも言えぬが
これが半額の秘密だったらうなずける
そうでなければ、このままではすべて宿題ということも…
その中でウダプセラワはまあまあいける
いずれ500gでリピートが考えられるのはこれ
しかし、この先暑い夏が控えている
購入は夏越してからが無難だろう
しかし半キロ
来年の夏まで有りそうな気もする
結果:1勝1敗1引き分け 的な気分
勝率5割か(←遠い目)