Y君、エライぞ！

先日、明太子を注文したが、配送時間を指定しなかった。
この暮れになり宅配量も多いらしく、届くのが夜になることもある。

私が仕事に行くと、家ではY君がひとりで留守番だ。
う～ん、しまったな～・・・・
彼ひとりで留守番させる時は、全神経を集中して体勢？を整える。
ノースピーキングなもんで・・・・
電話は留守電に、火の元は勿論、〝誰か来ても出ちゃダメ〟と釘をさす。

こうやって準備万端ででかける訳だけれど、不安でない日はない。
帰宅して何事もない家の中に入って、やっとホッとする。

さてさて届くのが夜だったらどうしようか。
〝・・・出てはダメ〟と言っても、ピンポ～ンとなるときっとドアを開けるだろうし。
宅配の人に〝印鑑〟をだすのはY君もわかっている。
しかし、今回のものは〝代引き〟だ。
お金を渡さなければならない。

仕方ない。ここはひとつY君にお願いしてみよう。

<きちんとズボンを穿いて出なさい>・・・・おかまいなしに下着姿で出てしまう(驚)
<お金と印鑑を渡しなさい>
<お釣をもらいなさい>・・・・彼は金銭感覚な～し
<〝ごくろうさま〟と言いなさい>・・・・さすがに無言は不気味だし失礼よね
<鍵をしめなさい>
と、しつこ～く言いきかせて家を出た。　　ちゃんとできるかな～

・・・帰ると・・・・案の定、届いてました！
テーブルに荷物とお釣が置いてあった。
印鑑はいつものところへしまってあった。
そして、枕元にはズボンが・・・・言われた通り用意していたようだ。

よしよし、エライぞ。
｢ちゃんと〝ごくろうさま〟って言った？｣と訊くと、いつものようにオウム返しに
｢ゴクロウサマ！｣

Y君、ひとつ初体験だ

ふぅぅ～～今度は時間指定は必ずしよう！と母反省