ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

高見山 雪中登山 2 ~樹氷・屹立と眺望

2014-02-16 | 奈良の旅
 高見山 雪中登山 2 ~樹氷・屹立と眺望

               

 笛吹岩を過ぎて、頂上を目指す。
 霧氷はこれまでとは明らかに表情を変え、厚みを増していく。
 パウダースノーのサラサラとした雪質を踏みしめながら、最後の急登に取り掛かる。
 
               

               

 樹氷へと姿を変えた木々は、まさにスノーモンスターと化していた。

               

               

 これらを「エビのしっぽ」とも形容するようである。

               

               

               

               

 
 頂上小屋は登山者で溢れていた。

               

 小屋のすぐ横には三角点と小さな祠がある。
 高角神社である。

               

 祠の長いツララが厳しい環境を物語る。

               

 高見山はその名が示すように360度の眺望に優れた山である。
 神武東征伝説にも由来するという。

               

 南側には大峰山脈の山上ヶ岳や大普賢岳、更には台高山脈(大台から高見の意)の国見山、薊岳が綺麗に見えた。

               

                 

 東には高見山から縦走できる、近辺のもうひとつの冬山登山のメッカ、三峰山(みうねやま)が白い雄大な山容を見せていた。

               

                                    

 北へ目を移すと、ポコポコと兜岳、鎧岳の特徴的な山と曽爾高原が目を引いた。
 その奥には御在所岳が控える。

               

               
                

 更にその遥か奥に薄っすらと見憶えのある山容が・・・。
 木曽御嶽山である。
 まさか、ここから御嶽山が望めるとは思わなかった。

               

 西側では、音羽山、龍門岳はじめ宇陀の山々を目前に、その奥に馴染みの生駒山脈、葛城、金剛の山並みが望めた。


                                  

               
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