高見山 雪中登山 2 ~樹氷・屹立と眺望

笛吹岩を過ぎて、頂上を目指す。
霧氷はこれまでとは明らかに表情を変え、厚みを増していく。
パウダースノーのサラサラとした雪質を踏みしめながら、最後の急登に取り掛かる。


樹氷へと姿を変えた木々は、まさにスノーモンスターと化していた。


これらを「エビのしっぽ」とも形容するようである。




頂上小屋は登山者で溢れていた。

小屋のすぐ横には三角点と小さな祠がある。
高角神社である。

祠の長いツララが厳しい環境を物語る。

高見山はその名が示すように360度の眺望に優れた山である。
神武東征伝説にも由来するという。

南側には大峰山脈の山上ヶ岳や大普賢岳、更には台高山脈(大台から高見の意)の国見山、薊岳が綺麗に見えた。

東には高見山から縦走できる、近辺のもうひとつの冬山登山のメッカ、三峰山(みうねやま)が白い雄大な山容を見せていた。

北へ目を移すと、ポコポコと兜岳、鎧岳の特徴的な山と曽爾高原が目を引いた。
その奥には御在所岳が控える。

更にその遥か奥に薄っすらと見憶えのある山容が・・・。
木曽御嶽山である。
まさか、ここから御嶽山が望めるとは思わなかった。

西側では、音羽山、龍門岳はじめ宇陀の山々を目前に、その奥に馴染みの生駒山脈、葛城、金剛の山並みが望めた。
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笛吹岩を過ぎて、頂上を目指す。
霧氷はこれまでとは明らかに表情を変え、厚みを増していく。
パウダースノーのサラサラとした雪質を踏みしめながら、最後の急登に取り掛かる。


樹氷へと姿を変えた木々は、まさにスノーモンスターと化していた。


これらを「エビのしっぽ」とも形容するようである。




頂上小屋は登山者で溢れていた。

小屋のすぐ横には三角点と小さな祠がある。
高角神社である。

祠の長いツララが厳しい環境を物語る。

高見山はその名が示すように360度の眺望に優れた山である。
神武東征伝説にも由来するという。

南側には大峰山脈の山上ヶ岳や大普賢岳、更には台高山脈(大台から高見の意)の国見山、薊岳が綺麗に見えた。


東には高見山から縦走できる、近辺のもうひとつの冬山登山のメッカ、三峰山(みうねやま)が白い雄大な山容を見せていた。


北へ目を移すと、ポコポコと兜岳、鎧岳の特徴的な山と曽爾高原が目を引いた。
その奥には御在所岳が控える。


更にその遥か奥に薄っすらと見憶えのある山容が・・・。
木曽御嶽山である。
まさか、ここから御嶽山が望めるとは思わなかった。

西側では、音羽山、龍門岳はじめ宇陀の山々を目前に、その奥に馴染みの生駒山脈、葛城、金剛の山並みが望めた。



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