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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

カタール Pav. の「白い帆船で未来の海へ」 ~大阪関西万博 90

2025-08-23 | 万博

カタール Pav. の「白い帆船で未来の海へ」 ~大阪関西万博 90

 カタールは、中東のペルシャ湾の小さな半島の国で面積は秋田県よりやや小さいくらいだが、石油や天然ガスなど豊富なエネルギー資源を有している。

 過去には1人あたりのGDP(国民総生産)が世界1位と、「世界で最も裕福な国」と呼ばれたこともあり、首都ドーハには未来的な高層ビル群が建ち並んでいる。

 カタールパビリオンは隈研吾氏が設計した帆船を模した印象的な建物で、「陸と海」をテーマに砂漠の砂やジュゴンなどの海洋生物、LNGパイプライン、かつての主産業であった真珠を紹介している。

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東欧のマザー・テレサのふるさと・北マケドニア /コソボ /モルドバ  ~大阪関西万博 89

2025-08-21 | 万博

東欧のマザー・テレサのふるさと・北マケドニア /コソボ /モルドバ

 ~大阪関西万博 89

   万博で知らない国との出会いは好奇心を大いに刺激する。

 私のように「世界を旅する」を人生の夢としてきたようなものが、もはや、そんなこと自体が本当に夢でしかなくなったことに気付き始めた昨今、せめて、全館制覇に夢を託す。

 <北マケドニア>

 北マケドニアは、バルカン半島南部にある内陸国で、以前はユーゴスラビア連邦に属していた。

 自然豊かで美しい街並みが広がっている国でマザーテレサや、古くはアレキサンダー大王が誕生した地として知られている。

 マザーテレサは1910年、北マケドニア(当時はユーゴスラビア)のスコピエに生まれた。

 18歳の頃、修道会に入会し、その後はインドに渡り、カルカッタで教員および校長として勤めた。

 38歳に医療の訓練を受け、それ以降、世界中の貧しい人々を救いながら後継者の教育に励み、その功績から、69歳でノーベル平和賞を受賞した偉人である。

名産オフリド・パール。オフリド湖に生息する魚の鱗から作るらしい。

 

<コソボ>          コモンズA

20C後半に、ユーゴスラビア連邦セルビア共和国コソボ自治州だったが、ユーゴが解体されたあと、2008年、セルビアから独立した。

その際のコソボ紛争が記憶に残るが、未だにくすぶり続ける‟バルカンの火薬庫“とも云われている。

先進的な建築物が建ち、ローマ時代の城塞や文化遺産、歴史的な街並みも残る。

文化、民族、歴史が調和した美しい景観がある国。

 

<モルドバ>          コモンズD

モルドバは、ルーマニアとウクライナに挟まれた旧ソ連から独立した内陸国で、黒海に近い温暖な気候が特徴の国。

面積は九州とほぼ同じ広さで人口は約260万人(2024年時点)。

ヨーロッパ屈指のワイン生産国でもある。

ブースには「カーサ・マーレ」と呼ばれるお洒落な空間がある。

鏡張りの空間に郷土料理のオブジェが展示してあったり、可愛い刺繍入りの民族衣装が展示されていたりする。

ロシアとの関係もウクライナとよく似た状況にあり、隣国の惨状から何かと政情不安がつき纏う。

 

万博を通じて、今まで知らなかった国のことを僅かながらでも知り、困難に直面している国があることを更に知り、平和の尊さを改めて実感する。

 


アジアの純真・ラオス /モンゴル /スリランカ ~大阪関西万博 88

2025-08-19 | 万博

アジアの純真・ラオス /モンゴル /スリランカ ~大阪関西万博 88

 

東南アジアのラオス、東アジアのモンゴル、南アジアのスリランカ。

同じアジアでも遠く離れた3国の記事を書こうと思ったら、「アジアの純真」という言葉が浮かんできた。

PUFFYのひと昔前の歌だが、何となく、そんなイメージがあると思うのだが、どうだろうか。

 

<ラオス>         コモンズD

ラオスは本州ほどの広さを持つ内陸国で内約70%が高原や山岳地帯である。

メコン川は原生林の中を大きく蛇行しながら森の国を1,900kmに渡って流れる。

北部の古都ルアンプラバン。

早朝には凛とした静寂のなか、オレンジ色の袈裟を着た僧侶が長蛇の列をなして現れる「托鉢」が風物詩となっている。

世界的に有名な遺跡や観光名所があるわけではないラオスだが、豊かな自然と仏教の教えの中で、絶えず穏やかな時間が流れている。

ラオスの人口は650万人(2015年現在)。

 

<モンゴル>         コモンズD

国土の大部分は草原地帯で、北部には森林、南部にはゴビ砂漠が広がり、遊牧民の文化が色濃く残る国。

人口は約350万人で国土は日本の約4倍。

「日本人の多くは、モンゴルと聞くとゲルや馬頭琴、横綱の朝青龍、白鵬をイメージしてパビリオンを訪れる。」というが、私はやはり、チンギス・ハンやフビライを連想する。

現在の中国から東ヨーロッパまで、ユーラシア大陸にまたがる版図を誇ったモンゴル帝国。

13世紀にチンギス・ハンが創始者となった巨大帝国の片鱗をみてみたいと思っている。

 

<スリランカ>        コモンズA

スリランカはインドの南東に位置する緑ゆたかな熱帯の島。

面積は北海道の8割ほどで人口は約2200万人。

70%以上が仏教徒で「生きとし生けるものは皆幸せであれ」という慈愛の心に満ちた仏教国である。

旧名はセイロンで、言わずと知れた紅茶の国でもある。

スリランカの7大産地の紅茶の香り比べができる。

 

★★★

 


スイス Pav. の「シャボンの中のハイジ」~大阪関西万博 86

2025-08-17 | 万博

スイス Pav. の「シャボンの中のハイジ」~大阪関西万博 86

 スイスパビリオンは、ふわふわと浮かぶシャボン玉のような建物で球体の膜は特殊な材質を使い、総重量は400kg以下だという。

 これは従来の素材で作る建造物と比べると1%程の重さしかなく、自然に対する負荷も抑えられている。

 テーマは「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」。

 最初はスイスらしいモチーフが詰まった「切り絵」の世界。

 次は声を出すと大きなシャボン玉が出てきて、ゆらゆら浮かぶ様子が幻想的な不思議ワールド。

 そして、スイスの医療・技術系の展示が続く。

シャボンの一番てっぺんには大人気の「ハイジカフェ」。

 昔、時刻表片手にスイスをほぼ一周したことがある。

 ハイジのふるさと、マイエンフェルトも気ままに散策した。

 

 

 

 


夜の地球 Pav. と「夜の万博ウォーク①」  ~大阪関西万博 85

2025-08-16 | 万博

夜の地球 Pav. と「夜の万博ウォーク①」  ~大阪関西万博 85


 夜の地球パビリオンには輪島塗の大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」が展示されている。

 直径1m、重さ215kgにもおよぶ大迫力の地球儀で、漆黒と金の発色の繊細な美しさに見とれてしまう。 

 石川県輪島漆芸美術館のもので宇宙から見た地球だという。

 製作に5年もかかり、被災でも無傷だったということで災害復興のシンボルとして展示されている。

 東京の輪島塗MAPが展示されていた。

 あと海外のものもあったが、何故か関西のMAPがない。

大漁旗とシックな内部展示のミスマッチ感が半端ないのは、出展が急に決まったからか。

もともとはイランがここに出展予定だったが急きょ、撤退したらしい。

関係者の苦心も同時に感じ取る。

 

 

「夜の万博ウォーク①」

 日中の酷暑に苛まれる万博ウオークだが、夜の帳が下りるとライトアップに映える幻想的な異次元ワールドとなる。

 大屋根リングからの絶景。


 

 

 

 

 


国際赤十字・赤新月運動 Pav. の「人間を救うのは、人間だ。」 ~大阪関西万博 84

2025-08-15 | 万博

国際赤十字・赤新月運動 Pav. の「人間を救うのは、人間だ。」 ~大阪関西万博 84

 

 1862年に創始者アンリー・デュナンが唱えた赤十字思想~それは「傷ついた人々を敵味方の区別なく救うこと」。

 明るい未来を描くことは、もちろん大切だが、楽しいばかりが万博じゃない。

 どうしようもなく苦しい現実にも目を向け、手を差し伸べることを躊躇しないこと。

 国際赤十字・赤新月運動パビリオンは戦争であったり、災害であったり、世界の様々な困難な場面に乗り込んでいく使命を持った活動を紹介している。

【ZONE1】プロローグでは、『世界の人々の何気ない日常を垣間見る映像インスタレーション』が広がっている。

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【ZONE2】半球型ドームシアターでは、世界の人道危機とそれに立ち向かい、立ち上がる人々姿を描いている。

 ガザ地区が攻撃される様子や東日本大震災の津波画像や阪神淡路大震災の火事の映像など、あらためて、没入映像で見ると心に突き刺さる。


ロシアによる侵攻が続くウクライナ・マウリポリから脱出する住民を支援する。(HP)

イスラエルの攻撃が続くパレスチナのガザ地区の野戦病院を支援する。(HP)

東日本大震災での活動。(HP)

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【ZONE 3】来場者が抱いた想いを表現できるコーナー。

“もし少しでも こころが動いたなら きっと世界は変わって行く。”


 日本大震災の発生から約1か月間、石巻赤十字病院(宮城県石巻市)の前に掲げられた「赤十字旗」が展示されていた。

 風雨にさらされて右半分がなくなっているが、「全ての患者を受け入れる」という決意の象徴だった。

 

 昨年、出向いた能登半島災害ボランティアのことを思い出していた。

 

 


アフリカの未来への躍動・ マリ /赤道ギニア /ガーナ /カメルーン ~大阪関西万博 83

2025-08-14 | 万博

アフリカの未来への躍動・ マリ /赤道ギニア /ガーナ /カメルーン ~大阪関西万博 83

<マリ>      

 マリ共和国は西アフリカの内陸国で、国土の大部分がサハラ砂漠に覆われている。             首都はバマコで、周辺国に囲まれた内陸国である。

 古代よりマリ帝国、ソンガイ帝国といったさまざまな帝国が興亡した地で8割がイスラム教徒である。

 真っ先に目が行ったのは「泥のモスク」といわれるジェンネにある巨大なモスク。

 1988年に世界遺産に登録されたという。

  13~16世紀、西アフリカ、マリ王国、ソンガイ王国の都として栄えた都市「トンブクトゥ」。

 

 

コモンズD

<赤道ギニア>

   赤道ギニアはギニア湾のビオコ島と大陸のリオ・ムニ、そしてアンノボン島など周囲の島々からなる国。

 1990年代に油田が発見されて以来経済成長が著しく、近年インフラの整備も急速に進んでいる半面、貧困率は7割に上るとされ、所得格差が大きいという。

ナショナルデーのパレードの様子。

(コモンズD)

<ガーナ>

 ガーナは1957年にアフリカで最初に植民地から独立をはたした国。

 アフリカ西部に位置し、国土は沿岸サバンナ、森林ベルト、北部乾燥サバンナという3つの植生帯に分かれている。

 ガーナの人口約2800万人のうち、子どもと若者が大部分を占める若い国。

お国柄だろう。スタッフものんびりしている。

(コモンズA)

 

<カメルーン>

  アフリカ大陸の中央部に位置するカメルーンは、日本の約1.3倍の面積を持ち、約2,800万人(2022年)の人口を有する中部アフリカ地域で最大の経済規模を誇る国。

 275以上の民族が共存し、海、山、熱帯雨林、砂漠、サバンナといったアフリカ大陸の多様な地形と気候が凝縮されていることから、この国は、「アフリカの縮図」と呼ばれている。

(コモンズD)

 


トルコ Pav. の「太陽と月とエルトゥールル号」 ~大阪関西万博 82

2025-08-13 | 万博

トルコ Pav. の「太陽と月とエルトゥールル号」 ~大阪関西万博 82

  トルコパビリオンのエントランスには「太陽と月」のモニュメントが燦然と輝いている。

  昼と夜で構成する最も基本的な「日」の時間単位を表しているという。

  また、館内には巨大な船のインスタレーションがある。

  上部をよく見ると「エルトゥールル」(Ertuğrul)と書かれている。

  1890年に和歌山県串本町沖で暴風雨により難破し沈没したオスマントルコ(現トルコ)の軍艦エルトゥールル号だ。

  乗組員587人が亡くなったが、漂着した69人を地元住民が献身的に救助、看護したことがきっかけとなり、トルコには親日家が多いときく。

  そのことは特に触れられてなかったように思うが、船が展示されているのをみて、135年を越える友好の絆を感じた。

「青い顔」がトルコのことを解説してくれる。

 自分のことも解説して欲しいものだ。あんた、何もの!?

カッパドキアの展示

工芸品も興味深い。

 

 

 

 

 


モナコ Pav. の「海洋とミツバチの環境保護」 ~大阪関西万博 81

2025-08-11 | 万博

モナコ Pav. の「海洋とミツバチの環境保護」 ~大阪関西万博 81

〝地中海の宝石″とも称される「モナコ公国」は万博会場がある夢洲の半分くらいの小さな国。

 F1レースやカジノ、グレース・ケリー公妃などでも有名である。

 国家元首のアルベール2世大公が熱心な海洋保護活動家であることから、「海中探検」がテーマで様々な形での海洋環境保護をアピールしている。

 

 パビリオンの中は、幻想的な照明や光の演出で、まるで自分が地中海の美しい海の中にいるような不思議な感覚を味わえる。

 デジタル技術を駆使して海洋環境で生活する動植物180種類のイラストが壁に描かれており、希少生物(赤)、多様性(緑)、大型生物(青)と色が分けられている。

 

 

 

 ミツバチの数が世界的に減少していて、絶滅さえ危惧されているという。

 ミツバチは食料供給の重要な部分を担い、果物や野菜の生産を支える受粉の役割を果たしており、世界からミツバチがいなくなれば、「人類は4年しか生きられない」という学者もいる。

 ミツバチ減少の原因は特定されていないが、地球の温暖化・気候変動、農薬、電磁波、都市化、病原菌などが考えられている。

 モナコパビリオンは今一度、環境保護を考える機運を提案してくれている。

   館内には高級ワインバーがある。

 


「EARTH MART」Pav. の 「一食入魂・いただきます。」 ~大阪関西万博 80

2025-08-10 | 万博

「EARTH MART」Pav. の 「一食入魂・いただきます。」 ~大阪関西万博 80

「生きるとは、食べるということ」「食を通じて、いのちを考える」。

「EARTH MART」パビリオンは小山薫堂さんがプロデュースしたシグネチャーパビリオンで巨大な茅葺の空想マーケット。

 TOP写真は地球上で一番多く食べられる魚・鰯(いわし)が、空間を回遊している。 

 

人は人生のなかで、どれほどのものを“いただいている”のかを『いのちのフロア』で展示している。

野菜や魚、家畜、卵などひとりのいのちを紡ぐために、どれだけの他のいのち、自然の助けが必要かを見える化している。

人が一生に食べる卵は、シャンデリアのような展示になっている。

 

 

続いて「未来のフロア」は、古(いにしえ)から継がれる食と最新のフードテックを展示する。

日本には海藻を食べる文化や発酵文化があるが、各地の食文化を世界で共有することで、食文化の発展や環境問題の解決にもつながるとする。

日本を代表する鮨職人「すきやばし次郎」の小野二郎氏が3D立体映像で登場し、にぎりの技を披露する。

 他にも、パウダー状の冷凍食や味を記憶し再現する録食もフードテクノロジーとして展示されている。

そして、いのちをいただくという感謝の気持ちが「いただきます」に込められていることを世界に発信する。

 

 

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 地球そのものが生きてゆくために必要な食べ物を分け合う「市場(マーケット)」だ。


「TECH WORLD」Pav. の 後編 「六感の旅と半導体の世界」~大阪関西万博 79

2025-08-09 | 万博

「TECH WORLD」Pav. の 後編「六感の旅と半導体の世界」~大阪関西万博 79

 

 政治的な事情で「台湾パビリオン」として出展できないため、台湾貿易センターが設立した民間企業の「玉山(たまやま)デジタルテック」として万博に出展する形をとっている。

 パビリオン内では、「台湾」と言えないので、あえて、自国を「この島」と表現している。

 「TECH WORLD」の頭文字は、台湾の国名コード「TW」だ。

 1970大阪万博では「中華民国館」として出展していたのに、圧力?のため、「この島」として参加せざるを得ないことに義憤さえ憶える。

 それでも、万博に参加する「この島」には、半導体はじめ世界に冠するテクノロジーがある。

 TOP写真は「半導体の壁」と云われるディスプレイ。

 

 さて、次のコーナーでは高画質4Kレーザープロジェクターを使用して、アーチ型の壁にさまざまな大自然の映像が投影される。

 「ネイチャー劇場:六感の旅」である。

 台湾最高峰「玉山(ぎょくさん)」の映像が流される。

 

   

 「ランの道:蝶とランの花によるバーチャルとリアルの共演」という展示があった。

 台湾は世界有数のランの生産地で、世界のランの約1/3が、台湾から出荷されているのだとか。

 

 

              

次は台湾の名画をAIで再現しているコーナー。

すべて静止しているかのような絵画作品だが、有名画家の作品をAIに学習させたもので時間とともにゆっくりと変化する。

 

 

 

 最後のコーナーはフューチャー劇場で、そこには「半導体の壁」がある。

 スマホや家電、車や航空機など、モノがハイテク化するに従い、より半導体に依存する世界になってきていることを説明し、現在私たちは普段の生活の中で1日に4000個以上の半導体を何らかの形で使用していることを表現している。

 

 台湾の食雑貨などを扱う「神農生活」というショップがあった。

 

 

   入館者にはプレゼントがある。私はバックをいただいた。

 

  

 

 


「TECH WORLD」Pav. の 前編「華麗なるバーチャル蝶と リアル生命」~大阪関西万博 78

2025-08-09 | 万博

「TECH WORLD」Pav. の 前編「華麗なるバーチャル蝶と リアル生命」~大阪関西万博 78

 

  「TECH WORLD」Pav. は台湾に高く聳える群山「心の山」をイメージしている。

  パビリオン内には台湾の最新テクノロジーを駆使した展示やインタラクティブ体験を通して、台湾の自然や未来の生活を体験できる。

  テーマは「LIFE(生命)」「NATURE(自然)」「FUTURE(未来)」。

  エントランスでは心拍数を記録するリストバンドが配布され、パビリオンの体験後、記録された ”心が動いた瞬間” をもとに「あなたにおすすめの台湾旅行先」を紹介するという。

  最初に出会うのは生命の象徴、巨大なタイワンスギに見立てた円柱型の電子スクリーンで、その周囲に設置されたタブレット端末には華麗な蝶たちの映像が映し出される。

  タブレット端末の数は実に560台で来場者が端末に指で触れてスワイプすることで、円柱状のスクリーン(タイワンスギ)に蝶を飛ばすことができる。

  タイワンスギは東アジアで最も高い樹種で、台湾の先住民族の一つ、ルカイ族はこれを「月にぶつかる木」と呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

  

 

  

 

 

 


中国・広東ウイーク 「煌びやかな民族舞踊」 ~大阪関西万博 77 

2025-08-07 | 万博

中国・広東ウイーク 「煌びやかな民族舞踊」 ~大阪関西万博 77 

 中国各省ではそれぞれのウイークと銘打って、音楽・民族舞踊ステージを繰り広げる。6月下旬の「広東ウイーク」の模様。

 太鼓や銅鑼の音、煌びやかな衣装とメーキャップに威勢のいいダンスや妖艶な舞に釘付けとなる。

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中国 Pav. の後編 "日中友好の回廊” と月面探査機「嫦娥」、深海艇「蛟竜号」 ~大阪関西万博 76

2025-08-06 | 万博

中国 Pav. の後編  "日中友好の回廊” と月面探査機「嫦娥」、深海艇「蛟竜号」 ~大阪関西万博 76

 

 日本と中国の友好と繋がりを紹介する回廊に続く。

 阿倍仲麻呂に始まり、最澄、空海、鑑真、そして平山郁夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    来場者は大規模AIモデルを通じて、「孫悟空」と多言語で対話をすることもできる。

                                   

 天井に「飛天」の仙女が舞う下では最新の宇宙開発の成果を展示。 

 

    中国の無人月面探査機の「嫦娥5号」、「嫦娥6号」が持ち帰った月の土壌サンプルが展示されていた。

 月の「裏側」の土は6号が2024年6月に世界で初めて採取に成功したものだ。

 月の表側と裏側の土壌サンプルが至近距離で展示されるのはこれが初めてという。

 

 

 深海艇は7000メートル級有人潜水調査船「蛟竜号」。

 ここでは原寸大の簡易な模型が展示されていて、その中に入って操縦桿を動かすことで、前面の映像内で深海を移動することができる。

 

 

 

 

   

  朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。

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中国Pav. の前編「竹簡の書と二十四節気」 ~大阪関西万博 75 

2025-08-04 | 万博

中国Pav. の前編「竹簡の書と二十四節気」 ~大阪関西万博 75 

 

  中国パビリオンの外壁は、中国の伝統的な書道の巻物を広げた形をモチーフにしている。

  金文・篆書・隷書・行書・楷書という五つの書体で刻まれた119首の漢詩だという。

 

また、館内で印象的なのは春夏秋冬・二十四節気の変化を映し出されていることだ。

工芸美術の巨匠である94歳の常沙娜さんの作品。

中国の文化と歴史の奥行の深さに圧倒された。

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