日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

エイガオサメ

2019年12月30日 | 日記
2019年も
ここまで来てしまった


今日は映画納め
今年最後の1本は
『エセルとアーネスト』


「さむがりやのサンタ」や
「スノーマン」の作者
レイモンド・ブリッグズが
自身の両親について書いた
同タイトルの絵本を原作とした
アニメーション

ブリッグズの描いた絵が
そのまま動きだす感じ


陽気な牛乳配達人の父さんアーネストと
生真面目な母さんエセルの
コンビネーションが絶妙な
ごく平凡な夫婦の物語


エセルが40才近くなって
ようやく授かったのが
一人息子のレイモンド


エセルは
上流志向があって
ちょっぴり見栄っ張りという印象


「さむがりやのサンタ」の出版は
1973年
エセルとアーネストが
相次いで亡くなったのが
1971年だから
息子が人気作家になったのを
知らずして平凡なまま
この世を去ったことになる


それでも
第二次世界大戦を乗り越え
死が分かつまで続いた
2人のごく普通の生活ぶりは
じんわりと胸にしみた




そうか
「スノーマン」の3人家族
あの少年は
ブリッグズ自身なのかと
今さらながら思ったりして



エンドロールで流れる歌
誰だろうと思ったら
ポール・マッカートニーだった


絵本好き中年
ささやかな絵本コレクションより
「さむがりやのサンタ」
「サンタのなつやすみ」

身の回りの日用品なんかが
細かく描かれてるところが
ミニチュア好きの
中年の乙女心にぐっとくる


突然少年の家に
手のひらサイズの
ちっちゃいおじさんが現れる
「おぢさん」もお気に入り
持ってないけど






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