日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−

2018年08月14日 | Memories of ZUKA
お芝居で胸がいっぱいになっても
ショーは別腹
いや別胸





映しだされてるのは
真夜中の庭園
やがて現れる蝶たちにいざなわれ
百花繚乱の花園へ



蝶美男子Sとなって現れる
明日海りお
巨大な羽のセットに
あまりにもぴったりはまってて
登場に気づくのがちょっと遅れた

タンポポ ユリ ヒマワリ
スイセン カトレア ハイビスカス
花を手に歌い継いでいく場面は
『ハンナのお花屋さん』を思わせた

だからというわけじゃないけど
買いました
前から欲しかったDVD



プロローグの次の場面では
今回ぐっと存在感が増した感のある
水美舞斗が
ミツバチになって黒一点
花美乙女たちとロケットを踊った

というところでいったん
壁のポートレートいきます



あんまり拡大しても
画像が荒れるだけなので
4人ずつ
ショーには出てない一樹千尋も含めて
ダーッと













ロケットに続く場面
雨に煙るエッフェル塔と凱旋門を背景に
傘を持った柚香光が現れる

月組公演『雨に唄えば』の後で
「Singin' In The Rain」はないだろうなと
見守っていると
もうひとつの雨の名曲
「Raindrops Keep Fallin' On My Head」が流れ
柚香光が踊りだす

『SUPER VOYAGER!』の野口幸作だ!
と改めて思った





場面の後半に
柚香光が再び傘を持って現れる
地味な色だった傘は
黄色い傘に変わってる

黄色い傘に続いて
いろいろな色の傘が開く

『SUPER VOYAGER!』の
「海に浮かぶ月」では
衣装がカラフルだった
今回の衣装はモノトーン

黄色い衣装を黄色い傘に変えて
カラフルな衣装を
カラフルな傘に変えるなんて
粋すぎる

チラ見したスカイステージによると
「海に浮かぶ月」は
何か賞をもらったらしい



ドラマ仕立ての闘牛や剣闘の場面あり
じっと見入らせるかと思えば
TUBEのヒットナンバーも飛び出して
中年の乙女心には懐かしかった

「夏を抱きしめて」を歌った時の
明日海りおの衣装が
ヒトデや貝殻がくっついててかわいかった
オペラグラスでガン見
殿堂に展示されますように

そうそう
『Le CINQ』裏表紙のこの衣装



エトワールが珍しく
男役と娘役のペアだった
天真みちるは
この公演で退団

パレードの前に
明日海りおが歌った
「ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA」は
退団公演かと思うような歌詞だった

本当はこの公演で退団するつもりだった?
それとも
緩やかに退団ムードに持っていって
ファンのショックを和らげる作戦?

いろいろ深読みしちゃうけど
盛りだくさんで見どころ満載
変化に富んだ飽きないショーだった



次回は
今まで行った中で1番混んでた殿堂で
苦労して撮ったけど
ちゃんと撮れてるか自信がない写真を
ぼちぼちとアップします

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

当ブログ
下手の長ブログを少しでも簡潔にするため
敬称略となっております

上から目線チックで堪忍!

MESSIAH −異聞・天草四郎−

2018年08月14日 | Memories of ZUKA
花組公演
『MESSIAH −異聞・天草四郎−』観劇の日が
やっと巡ってきた



真新しい緞帳が



スルスルと上がりだして



開演間際の気持ち高まる時に



前方の席の男の子が
見たくないとぐずぐず言いだして





どうなることかと思ったけど



船が嵐に遭い難破するところから
物語は始まる

よもやまた
邪馬台国のようなことはあるまいなと
訝しむ気持ちも捨てきれないわけだけど
ジリジリとした緊張感の中に
置かれ続けるのは
史実に基づいた物語だから
ということもあるのかもしれない





衣装とか髪型とか
何かと邪馬台国と重なるので
柚香光が演じるのも
どんな強者かと思えば
剣ではなく筆を握る絵師



柚香光演じるリノ(山田右衛門作)の描いた旗を
掲げる場面がある
その旗が実在する物だと
お芝居が終わった幕間に知った





ただ1人生き延びたリノが
後年過去を語るかたちになっているので
日本史で学んだことが
記憶からきれいに消えてる中年にも
天草四郎が命を落とすことはわかる

戦いのシーンが
ベルばら式だったせいもあってか
いつ撃たれるかと
オスカルを見守る時のように
天草四郎を見守った



嗚咽しそうになるのを
こらえることになるとは
思ってもみなかった

あ 同じようなことを
『凱旋門』でも言ったかも

困難な時代に
幸せを求めて生き抜こうとした人々の姿は
『凱旋門』と共通するものがある



全編を通して
音楽がとてもよかったこと
背景などの舞台の作りが
シンプルながらもリアルさがあって
場面転換がわかりやすかったことも
退屈しなかった要因かなと思う

1本物のような見応えがあった
いい意味で長く感じられた



鳳月杏の島原藩主松倉
冷酷で怖かった〜

登場するたびに
ダースベイダー登場みたいな
出た〜感があった





花組公演に連続出演の
一樹千尋(専科)は
王とか長的な役を演じたら
間違いないし



仙名彩世演じる流雨の
控えめな存在感もよかった



そしてやっぱり
明日海りおの求心力は
すごいなと思う



『BEAUTIFUL GARDEN −百花絢爛−』と言い
どこか退団公演を思わせるところがまた
涙を誘うのかもしれない







そうそう
物語の最終盤に
通常はお芝居には使われない物が
登場する

宝塚歌劇に欠かせない物
さて何でしょう?

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

当ブログ
下手の長ブログを少しでも簡潔にするため
敬称略となっております

上から目線チックで堪忍!