グラント船長の子供たち 読了

『グラント船長の子供たち』を読み終えた



そう
まだ読んでたんである
いったん返してまた借りたりしながら



『グラント船長の子供たち』（1868）と
『海底二万里』（1870）の続きの物語が
『神秘の島』（1875）に出てくる

『グラント船長の子供たち』には
我らがヒーロー
ネモ船長はまったく登場しない



ヒーローは
ロード・グレナヴァンであり
マクナブズ少佐であり
地理学者パガネルであり
ジョン・マングルズ船長であり
ロバート・グラント少年でもある



そこへレディ・ヘレナと
メァリ・グラントも加わり
道中出会う人々
出くわす輩を加えると
３作品の中で一番登場人物が多くにぎやかだ



最初は堅い感じがして読みにくかった文章も
後半へ行くほど気にならなくなり
（もしかすると訳者のほうでもだんだんくだけていったのかも）
最後は文章から目が離せなくなった



遭難したグラント船長を
無事見つけだすことができるのか
（この答は『神秘の島』で知ってるけど）

英語 フランス語 ドイツ語で書かれたSOSの文書

海水に浸かって一部の文字が欠落し
グレナヴァンと仲間たちが
何度も新しい解釈を試みる文書が
本当は何と書かれているのか



それにしても
ジュール・ヴェルヌの
並々ならぬ海洋学や地理学の知識には
感心させられる

過酷なサバイバル生活には付き物の
仲間割れがないのも
安心して読めてよかった
互いを思う心と忠誠心にあふれてる

ただし
物語最終盤に原住民の食人習慣について
これでもかというくらい書かれているので
要注意
何の肉であれしばらく肉は食べたくない

大型ポスターREVUE

今や青い波の向こうに隠れてしまった
大型ポスター
前に立って記念撮影もできて
いい撮影スポットだった

私が大劇場に行った時の物しかないけど
今までに撮った写真を振り返ってみたい
題して
大型ポスターREVUE
スタートはワン・オー・ワン
宝塚歌劇101周年の2015年





湖月わたるトップ時代に星組ファンだった
その頃星組で活躍して
後にトップスターになった人たちを
見送りたいと思った

安蘭けい 真飛聖と来て
最後は柚希礼音

星組
『黒豹の如く／Dear DIAMOND‼︎』



これでまたひとつ
区切りがついたなと思っていたら
大好きな作品の初の再演

宙組
『王家に捧ぐ歌』



隣りにあった次回公演のポスターにひとめ惚れ
この時は『王家に捧ぐ歌』で満たされていたので観ず
でもこの青いポスターの印象は強く残った



北翔海莉のお披露目公演
『黒豹の如く』の衣装も見たいしと
数年振りに１８きっぷヅカ

星組
『ガイズ＆ドールズ』

行きは当日券買いにチケットカウンターへ急ぎ
帰りは近づく台風に焦って
ポスター写真なし

というわけで次は年が変わって
2016年





宙組
『Shakespear〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜／HOT EYES‼︎』





最初は基本的に宙組公演だけ観てたから
次は



宙組
『エリザベート』



チュンさんが
チュンと胸張った向こうに見えるのは



星組
『桜花に舞え／ロマンス‼︎』



北翔海莉の退団公演は観なければと
時期的にまた１８きっぷヅカ



そしてついに
このポスターの魅力に負けて

雪組
『私立探偵ケイレブ・ハント
／Greatest HITS！』

４人で写ってしかも全員同じサイズなんて
なかなかない



大劇場は公演が始まってからでも
チケットが買えると味をしめ
明日海りおトップの花組も見ておきたいと

花組
『金色の砂漠／雪華沙』



こうなると月組も見てみたい
『Grand HOTEL』の再演と
レビュー90周年のショーにも興味がある

明けて2017年





月組
『Grand HOTEL／カルーセル輪舞曲』



どの組が１番だなんて言えないななんて
解散したアイドルグループの
ヒットソングみたいなこと思いはじめた頃に



まためぐってきた宙組公演

宙組
『王妃の館 〜Château de la Reine〜
／VIVA！FESTA！』



続いて
見逃したことを後悔してきた
安蘭けい代表作の再演に喜んだ

星組
『スカーレット・ピンパーネル』



時期的にだけでなくフトコロ事情が急変したため
またまた１８きっぷヅカの星組



中年も使える魔法の切符で３度見する間に
桜が満開に



そして
あっという間に浮気が本気になった雪組
早霧せいな＆咲妃みゆ退団公演

雪組
『幕末太陽傳／Dramatic“S”!』



赤いひさしの上にバラが咲いてきれいだった



やめられない止まらない
こうなったら今年は全公演観ると
寒くなりゆくフトコロ抱えて心に決め

花組
『邪馬台国の風／Sante‼︎』



月組
『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』



体力勝負の１８きっぷヅカ（在来線ヅカ）にも
だんだん慣れ
乗り換えもスムーズに



私を宝塚歌劇の世界にカムバックさせた
朝夏まなとの退団公演

宙組
『神々の土地／クラシカルビジュー』



それに続く同期トップの公演が
最後の大型ポスターになった

星組
『ベルリン、わが愛
／Bouquet de TAKARAZUKA』



それにしてもこのポスター
どうやって設置してるんだろうと
前から不思議

表面はスベスベ
シワもデコボコもない

謎は謎のまま…

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敬称略となっております

上から目線チックで堪忍！