日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

Un homme et une femme/UN+UNE

2016年12月08日 | 映画
最近 クロード・ルルーシュ監督の映画を
立て続けに見た

日本公開50周年を記念した
1966年の作品のデジタルリマスター版と
最新作



1966年作品は
映画を見たことがなくても
主題歌のメロディーは
何かしらで聞いたことがあると思う
私もそのくち



今回の再公開にあたって
1976年作の短編映画も
日本で初公開された



恋愛映画モードで席に座ったのに
のっけから ど肝を抜かれた
3Dでも座席が揺れるわけでもないのに
臨場感があり過ぎて 怖くて涙が出た
車も人も往来する中で
どうやって撮影したのか不思議
ラジコンカーでも使ったのかと思ったら
フェラーリだって



本編でも "男"はカーレーサーで
車の疾走するシーンがあったし
最新作にも車を運転するシーンが
何度も出てきたから
監督はよっぽど車が好きなんだろうなと思った

79歳になる監督の最新作
フライヤーも予告編も
絶対に見たいという気持ちを
今ひとつ呼び起こさなかったけど



50年分の年を取った監督が
どんな映画を作ったのか
見てみたくなった





ほとんどアンナとアントワーヌの
会話で成り立ってるような映画なんだけど
不思議と退屈しなくて
見てよかったなと思わせられたのは

アントワーヌが
ジョージ・クルーニー似の
ナイスミドルだったからか
音楽がよかったからか
4年後のアンナが
急にすごく魅力的になってたからか



それにしても この監督
運転シーンで観客をハラハラさせるのが
好きみたいだ
インドの交通渋滞の中で
運転手に頻繁によそ見させるから
前見て前!
って心の中で叫んでた