出版社 / 著者からの内容紹介
柴田理恵さんがロケ中に見つけたのは捨てられていた3本足の障がい犬…
晴太郎-ハルタロウ だった
ロケ先で拾った障がい犬「ハルタロウ」との出会いと毎日を綴ったヒューマン・エッセイ。
Space
*1章* 2005年の夏の終わり、加藤晴彦くんといっしょに、ゴミ捨て場で、箱詰めされた捨て犬を発見。
*2章* 預け先の獣医さんで、先天的な足の障がいの手術を繰り返し、里親さがしのむずかしさに直面。
*3章* 引き取る決心をするが、治りかけた足を散歩中に骨折。切断手術をすることを決断。
*4章* 元気を取り戻したハルタロウは三本足で走りまわり、柴田家のかけがえのない存在に。
*5章* いっしょに拾われたきょうだい犬とお世話になった獣医さんに会うために名古屋へ旅を~感動の再会。
*おまけ* ハルタロウの一日 写真館
内容紹介
宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。
2007年2月、住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が管理所に捕獲されました。管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと殺処分されます。生きて出られる確率はわずか10%……。親子で来た場合、ほとんどの母犬が周りの犬や緊迫した状況に驚き、子犬の面倒を見なくなるのですが、この母犬は違っていました。子犬を守ろうと必死で人間を威嚇し続けるのです。長年犬を捕獲し続けている職員さんも、この母犬の姿に驚くと同時に、子への愛情に心を打たれます。なんとかしたいと思った職員さんは、自分の担当月のぎりぎりの日まで期限を延期しようと決めました……。
必死に子犬を守ろうとする母犬、生き抜いてほしいと願い続けた管理所職員さん、その姿を記録し「命」の大切さを訴えかける私――3つの思いが生んだ奇跡の物語。
犬とか猫とかに人間は助けられる事が多いのではないか・・・