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本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

本格中国語?????

2007年06月06日 | エッセイ・日記・意見
「中国語教室」の看板。「本格」って付けた意味は・・・

映画『大日本人』を観た。(ネタばれ、おおいに有り)

2007年06月06日 | 映画・DVD・ビデオ
今日、銀座の「東劇」で、午後7時からの回を観た。長蛇の列だったらどうしようと思って早めに行った。ほとんど並ぶ事なく入場でき、客の入りは劇場の三分の一というところか・・・

さて中身だが、代々、「大日本人」という巨大化し、獣(じゅう)を退治し続けてきた「大佐藤家」の主人公(6代目)を松本人志が演じる。テレビ取材という形をとっており、ディレクター(姿は映らない)のインタビューで、松本の演じる役がどういう設定か明かされていく。画面上に細かいギャグはあるものの、主人公は終始一貫して、真面目にインタビューに答えているので、「映画的」にはダレる。主人公は何度か「巨大化」し、獣と闘うがいつも勝つ。しかし、世間の目は批判的なのだ。

最終的に、この映画の「結末をどうつけるか?(オチをどうするか?)」に引っ張られて、ダラダラ回しの映像を見せられる。
最後は「大日本人」が獣に負けそうになり、「ウルトラマン一家もどき」が助けに来て、獣を倒し、ハッピーエンド。エンドロールのバックでは、松本扮する「大日本人」も巻き込まれた「ウルトラン一家もどきの痴話ケンカ」が延々と続く。

スラプスティック(ドタバタ)コメディーとしては、「テンポが全く無く」、スクリューボールコメディーの様な「巻き込まれてストーリー展開で観せている」訳でもなく、かつての「シャボン玉ホリデー」の様な「作り込まれたコメディー」でもなく・・・そりゃ、「この映画は今までに無かった映画です」と松本人志がコメントするのは正しい。この映画は「コメディー(シュールに笑いを取るものまで含んでも)」とは言えない。かと言って、「ドラマ的」に面白いかというと、まるでそれは無い。松本人志が「この映画が分からん奴は切り捨てる」と言っている様な、良く言えば、「莫大な予算をかけたプライベートフィルム」・・・普通に言うと、「松本人志のオナニー」である。

上映終了後、場内が明るくなり、観客達は戸惑いを見せていた。
「この映画の面白いところが分からん自分に感性が無いのやろうか・・・」
そんなことは無い。1800円払って、この映画を観たのだから、自分の感性を信じよう。僕は面白くなかった。
「なんでカンヌ映画祭に・・・フランス人に恥ずかしく無いの?」と素直に思った。

次は北野たけしの『監督・ばんざい!』を観よう。