鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

明日で1ヶ月、東北地方太平洋沖地震

2011-04-10 21:27:40 | お知らせ

 早いものです、明日であの忌まわしい巨大地震から1ヶ月が経つのです。この1ヶ月間常に揺れてばかりいたようにさえ感じます。

 地震に加えて巨大津波、そしてあろうことか原発(人災)事故まで起きるなんて。東電福島第一原発と仙台の距離はわずか100キロ、車で2時間弱、あっという間の距離です。爆発でもして風向きが北の風にでもなったら完全にアウトです。

 さらに東に100キロ以内に東北電力の女川原発もあるのです。ここの原発もたびたび問題を起こしています。常にヒヤヒヤものです。

 我々夫婦のくらいの年齢になれば諦めもつきますが、若い人たちや子どもたちだけはなんとしても守りたい、放射能を浴びせたくはない。健康で長生きして欲しい。避難するとしても子どもから年寄りまで完全な避難は難しいでしょうから、多分そうなっていくでしょうから、そういう場合は若い人と子どもたちを何としても優先させて避難させる、避難先は有無を言わずに引き受けるということにしなければならないでしょう。

 それで、もしも余裕があるのであれば高齢者も避難させればいい。この際60歳以上の男女は決心すべき、覚悟を決めましょう、なんて格好いいことを言っても、本当にその決心があるのか、行動できるのか自分のことながら疑心暗鬼になってしまいます。

 でも大きな原発の事故ともなれば、誰を優先的に非難させるか、否が応でもまじめに考えなければならないのではないでしょうか。そうなったら高齢者が自ら進んで避難を辞退する、若い人たちや子どもを優先させる、そのような勇気ある行動をとれればいいなと思います。思いますが、自分がその時になって本当にそのように行動できるか、100%の自信はありません。最終処理ができないまま原発を導入してしまった我々の義務、責務ではないでしょうか。

 9日時点での被災者の状況です。朝日新聞です。

 死亡者:12,898人   不明者:14,824人

 生きているものは、3月11日(金)のことをずーと語り続けていかなければなりません。それが1000年に一度とか言われているM9.0の巨大地震、巨大な津波を経験した者たちの努めです。

 今日の朝日新聞の朝日歌壇から;(引用をご了承ください)

 ≪馬場あき子≫選

 津波退きしがれきの山に雪つもるこれが東北というがごとくに

                  (東京都・久保田仁さん)

 こんなにも悲しく響く東北弁聞きたることなし巨大地震は

                  (名古屋市・山田静さん)

 ≪佐佐木幸綱≫選

 炊き出しを笑顔で手伝う中学生青いジャージに粉雪が降る

                  (富山市・松田梨子さん)

 ≪高野公彦≫選 

 東北の棺の並ぶ体育館卒業生が立つはずの場所

                  (東京都・中山真彩子さん)

 短歌を読んでいて泣きたくなりましたが、堪えました。泣きたいのは、泣くに泣けないのは当の被災者の人たちですから。

 明日は小学校、あさっては中学校の入学式がありますので、出席してきます。校舎の被害が大きかった小学校の入学式は21日となっています。子どもたちにはどんなことがあっても、健やかに育って欲しいものです。

 職場の陽が当たらないところにいつのまにかつくしが芽を出していました。いかにも可憐で、弱々しい頼りなさそうなつくしですが、立派に生長して欲しいものです。

           

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