きょうの気温は、午前6時で0.0℃、9時で4.9℃、正午になってようやく7.0℃まで上がりました。午後前からか、雨も降ってきましたね。
この前、ってきのうか、新聞の小さい記事。家計の金融資産2141兆円、という見出しです。日本銀行が21日公表した資金循環統計によると、昨年12月末時点の家計の金融資産は前年比5.1%増の2141兆円となり、5四半期連続で過去最高を更新した、ということです。
2141兆円、これを1円まで書き出してみますと、0がいくつつくと思いますか?12個もつきます。2,141,000,000,000,000円となります。
これを1億2千万人で割ってみると、17,841,667円となります。1千784万円です。この割り算は間違っていませんよね。これだけ桁数が多いと、普段使っていないだけにびっくりして不安になりますよね。
日本でよく家庭のモデルとされている夫婦と子ども二人という4人家族とすると、1千784万円掛ける4人で7千136万円となります。(昔の)平均的な家庭では7千万円余の金融資産があることになります。
実感なんかないですよね。どこぞの家の話しか!?と言いたくなります。ということは金融資産はごく一部の裕福な家庭に集中していると言っていいのでしょうか?アメリカの大富豪とは比較できないでしょうが、やはり日本でも富は一部の資産家に集中しているということになるのでしょう。
これでいいのでしょうか?”おかしい”とまでは言わなくても(言える立場ではないですが)”いい”とはいえない、と私の心の声は言っています。もっと分配ということが叫ばれてもいいのではないでしょうか。国家としてまとめてみるのではなく、国家を形成している国民ひとり一人がどうなのかという視点で見ていく必要があるのではないでしょうか。
公平という観点、ひとり一人の国民がいないと金持ちも金持ちではいられないという視点から、もっと富の偏りということを大きな社会問題として叫んでもいいのではないでしょうかね。危険な考え方だと糾弾されるでしょうか。圧倒的多数の国民にとっては当然なことでもあると思うのですが。
国家の主権者は我々国民ひとり一人です。社会保障の観点からも、国家というものを維持していくと観点からも、われわれ主権者である国民がいるからこそ国家というものが維持できているのだという自負と自信、決心をもって、もっともっと政治に物申すということがひつようではないかなと思う次第でございます、はい。とりあえずは、最低賃金から、非正規雇用者の給料、正規雇用者の給料をもっともっと上げろと腕を挙げることが必要かなと年金生活者は思うのでございます。