鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

慰霊の日、沖縄忌

2007-06-23 22:30:45 | お知らせ

 暑かった、28度を超える暑さでした。でも風があり、割と過ごしやすい一日ではありました。 

 

 あの売国奴安倍が沖縄での慰霊祭に出席したという。何で安倍が出るのか。何処まで沖縄県民をバカにすれば気がすむのか。心にも無いことをしゃべって、厚顔無恥、破廉恥極まりない。

 言っていることとやっていることが矛盾しているではないか。

 沖縄にある米軍基地を「長州」に持ってくる、そして日本のなかの日本、「長州」を守ってもらう、そういえばいいのに。

 

 今日の全国紙の社説で、「沖縄慰霊の日」を見てみると、朝日・産経・日経・毎日・読売の5紙のうち、日経と読売は無視、朝日が「沖縄慰霊の日ー集団自決に見る軍の非情」、毎日は「沖縄戦・捨て石の無念と不信は今も消えない」と題して沖縄県民の身になって書いているのに対し、産経は「沖縄戦集団自決ー文科省は検定方針を貫け」という政府べったりの内容となっています。

 

 今こそ、せめて今日くらいは『沖縄タイムス』と『琉球新報』の社説を読みましょう。少しは、少しでも沖縄県民のことを考えようではないですか。それが日本人としてのせめてもの償い、責任ではないですか。

 沖縄戦の現実から少しでも目をそらそうとする姑息なことは止めようではないですか、現実の東京の動きは、もっと進んで否定しようとさえしている。同じ日本人として恥ずかしい限りです。

 

 6月6日のブログにも書きましたが、もう一度太田実海軍少将の電報を読むべきと考えます。

 

海軍次官宛の電報<o:p></o:p>

発 沖縄根拠地隊司令官<o:p></o:p>

宛 海軍次官<o:p></o:p>

左ノ電□□次官ニ御通報方取計ヲ得度<o:p></o:p>

沖縄県民ノ実情ニ関シテハ県知事ヨリ報告セラルベキモ県ニハ既ニ通信力ナク三二軍司令部又通信ノ余力ナシト認メラルルニ付本職県知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ之ニ代ツテ緊急御通知申上グ<o:p></o:p>

沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ関シテハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ<o:p></o:p>

然レドモ本職ノ知レル範囲ニ於テハ県民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ残ル老幼婦女子ノミガ相次グ砲爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ僅ニ身ヲ以テ軍ノ作戦ニ差支ナキ場所ノ小防空壕ニ避難尚砲爆撃ノガレ□中風雨ニ曝サレツツ乏シキ生活ニ甘ンジアリタリ<o:p></o:p>

而モ若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ<o:p></o:p>

所詮敵来リナバ老人子供ハ殺サルベク婦女子ハ後方ニ運ビ去ラレテ毒牙ニ供セラルベシトテ親子生別レ娘ヲ軍衛門ニ捨ツル親アリ<o:p></o:p>

看護婦ニ至リテハ軍移動ニ際シ衛生兵既ニ出発シ身寄無キ重傷者ヲ助ケテ敢テ真面目ニシテ一時ノ感情ニ馳セラレタルモノトハ思ハレズ<o:p></o:p>

更ニ軍ニ於テ作戦ノ大転換アルヤ夜ノ中ニ遥ニ遠隔地方ノ住居地区ヲ指定セラレ輸送力皆無ノ者黙々トシテ雨中ヲ移動スルアリ<o:p></o:p>

是ヲ要スルニ陸海軍部隊沖縄ニ進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只々日本人トシテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン<o:p></o:p>

糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ<o:p></o:p>

沖縄県民斯ク戦ヘリ<o:p></o:p>

県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ<o:p></o:p>

文中の□部分は不明

 

 「琉球新報」の社説のなかに、沖縄守備隊第32軍の高官・神直道航空参謀がこういったとあります。「軍隊は敵の殲滅と戦争遂行が役目。住民を守るという命令は無かった」と。

 「軍隊は民を守らない」、これが沖縄県民が学んだ教訓です。

 

 今や、日本の軍隊は自国民を守るどころか、アメリカを守るために、日本人を提供、いや犠牲にしようとしているではないですか。

 

 

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