きょうは10月19日木曜日。もう何年もこの付近の広瀬川にはサケの遡上はありません。2013年か14年あたりが最後かな。結構多くのサケが遡上してくれて、分流を終の棲家とし、ご臨終を迎えるという一連の生死のドラマは見る人を感動させるものがありました。
これは子どもたちにとってもいい人生の教育にもなると思います。水量が少ないこと、堰堤が邪魔をしていること、なによりも生まれるサケの数が少ないことなどが原因としてあるのでしょうか。詳しいことはわかりませんが、晩秋から初冬にかけての広瀬川の分流は格好の生死の勉強の舞台でありました。
私が生きている間にもう一度酒に戻ってきてほしいと思うのですが、たぶん無理でしょうね。余ほどの僥倖がない限り不可能でしょう。鮎釣りで我慢するよりほかないのかもしれません。鮎だって来年以降もつれてくれればいいけど釣れるという保証はありませんからね。何しろ大自然が相手ですから。
11月中旬以降にならないと無理かな、そもそも。冬に入っても広瀬川にはそこそこの水量があり、そこで動き回る魚の姿があり、それを狙う鳥たちが集まり、なかにはあの翡翠の鳥もつがいで飛び回ってくれるとありがたいのですがねえ。
(上の2枚の写真には中型の魚と小さい魚が映っています。いまほんとに小さい魚が生まれて育っています。撮影はきのうです。)
毎朝広瀬川の分流の様子を見ながら、写真を撮りながらそんなことを思っている自分であります。なんと愚かなとお笑いくだあい。深い澄み切った空とさわやかな流れの広瀬川がそこにあってくれれば良しと満足しなければ、満足すべきなのでしょうか。
(これ自体も小さいのですが、さらにもっと小さい魚も生まれ泳いでいます。魚の出産ラッシュ!?です。)
こちらは間もなく命尽きる生き物です。
コスモス自体も間もなく萎れて土に還ってしまいます。