きょうも寒いのであります。何とかならないものでしょうか。でも5時以降はマイナスになることもなく、きのうよりいも少しだけ高い気温で推移しているのであります。しかしながら、寒さではきのう以上に寒く感じてしまうのであります。
午前5時の気温は2.1度、7時は2.4度、そして10時は4.6度でありました。お昼が6.1度でありました。目下のところの最高気温は、午後1時46分に記録いたしました 8.2度 であります。さはさりながら、きのう以上に寒く感じてしまうのはどういうことでしょうか。
この寒さは生理的な寒さというよりは、社会的な、政治的な寒さということなのでしょうか、もしかして。「安定と挑戦の安倍内閣」と公言して発足した安倍独裁政権ですが、閣僚が2人辞任しても、公私混同がどんなに激しくても、微動だにしない(?)独裁政権。
三権を掌握(強奪?)しているからこその「安定と挑戦」なのでしょうか。「安定」は、何があっても政権を渡さない、政権にしがみつく、そういう基盤が出来上がっているということであり、「挑戦」は、まさに主権者である国民に対する偉大な?挑戦に他ならないということですか。
そういう時は、やはりこれですね、朝日川柳から。引用をお許しください。
『笑止化に歯止めがかからぬ安倍政権』 兵庫県・片岡さん
『ボス猿の蚤取りせっせ内閣府』 千葉県・加賀さん
『筋書きがモリカケサクラ瓜三つ』 福島県・佐藤さん
『寄り添うと寄り添うふりをつい比べ』 長野県・梶田さん
河原の写真は朝八時前の撮影です。そのまま小学校の学芸会へ向かいました。
きょうは前の方で椅子に座ることができましたが、この小学校の学芸会はとっても混むのです。一年から六年までの児童数は660人前後でしたか。今の少子化の時代にしては、子どもの数は多い方だと思います。
またこのまえの学力テストの結果もしないではかなりの高得点だったようです。そうそう今の5年生からは学級担任ではなく、教科担任制とか言っていました。中学校と同じとか。変われば変わるものです。
1年生
いやあそれにしても寒かった。学芸会の場所は体育館(私が小学生だった頃は、自分にもそういう時代があったのです、「講堂」といっていました。)なもので、ちょっとやそっと暖房しても暖かくはなりません。ましてやきょうは親等がいっぱい集まるためか、体育館では暖房なしでした。
4年生
卒業式等では大型の暖房機で暖房するようなのですが。暖房なしでは、いくら人であふれるからと言っても、あたたかくはなりません。ましてや、学年ごとに入れ替えをするもので、思いっきり外の冷気が入ってきます。
5年生
でも、予めホッカイロを貼っていったということもありますが、各学年のお芝居や演奏から感動をもらい、寒さをしのぐことができました。 各学年の催し物、よく考えられています。先生方も大変だろうなあと思います(その分喜びも大きいのでしょうが)。
2年生
3年生
6年生
6年生
各学年とも素晴らしい演奏、演技でしたが、やはり圧巻は6年生ですね。ここまで完璧に合唱し演奏するのか!!!と感心しきり、感動一杯でした。先生方の努力もさることながら、子どもたちはパートごとに休み時間も練習してきたそうです。その努力の成果が見事に発揮されました。
(このサギはきのうの撮影)
『スター・ウオーズ』の大合奏は圧巻でした、圧倒的でした。強弱等のメリハリが効いていて、最高に盛り上がったところで一気に終わったり。中心は鍵盤ハーモニカ・リコーダー・アコーデイオンですが、そのほかにも大太鼓・小太鼓・シンバル・ティンパニー・トライアングル・木琴そしてフルートやトランペット、サックスまでありました。クラリネットもあったかな。もちろんピアノも。
それらの楽器を使って、子どもたちは完璧に使いこなし、演奏したのです。これが小学校6年生の演奏か?! 大きな拍手が沸き起こるとともに、出ました ””アンコール”” の声がかかりました。 予め準備しておいたようです。アンコールは、同じ「スター・ウオーズ」でもそのアンコール版?とかいっていました。
全ての子どもたちの一生懸命な姿を見ていると、ついつい感情移入してしまい、目頭が熱くなってきます。普通なら(???)我が家にも10歳前後の孫がいても全くおかしいところはないのですが、二人の子どもとも未婚ですので、現在は孫と遊ぶことは、残念ながら諦めています。2人には少しでも悔いのない自分なりの人生を歩んでいってもらえればそれで良しとしたいと思うようにしてます。まだ完全にそう割り切っているわけではないですが・・・・。
普通なら演奏が終了すれば、順番にステージから体育館の外に出ていくのですが、6年生は違います。今回の学芸会の、また小学校生活の最後の演奏ということもあり、6年生達は全員ステージの下の階段(梯子、踏み段)に4列くらいに座って並び続け、何となんとナント親達との対面を果たす?のです。
横に並んでいる子どもたちのすぐ向かいまで親たちが駆け寄り、感動の対面?を果たすのです。子どもたちの前に駆け寄り、子どもたちに感動を伝え、我が子の晴れ姿の写真を撮らせているのです。何と感動的な場面でしたでしょうか。憎い演出です。 いやあ、参りました。
だから、寒かったのですが、寒くはなかったです。
振り返って我が小学生時代の学芸会を思い出すと、3年生かの時の ”池の鯉の一匹” だったことしか思い浮かびません。悲しいですね、寂しいですね。時代が時代でしたから。ただ昔むかしは、先生方の演技というか劇があったように記憶しています。 今の先生は如何に子どもたちを上手くリードし、親御さんに自分の子どもの成長した晴れ姿を見せられるかに集中しているのでしょうか。
中間での校長のあいさつの最後は、帰ったら子どもの演技がどうであれ、必ず思いっきり褒めてやってください!でしたね。その前に言った言葉が印象に残っています。子どもたちに少しでも逞しく生きていってほしいという願いがあるからでしょうね、今学校では「負ける練習」を意識してしているとか。人生では勝つ人よりも負ける人の方が多いでしょうからね。
劇の場合(音楽でもか)、主人公たちの選考はオーディションで選んでいるようなのです。だからやりたかったのにやれなかった子どもが出てきます。また自分の希望とは異なった役になることもあります。自分の希望がかなえられなかったとしても、腐ることなく与えられた役に取り組むという姿勢の大切さを学んでほしいとか。またそれを支援するのがプロである教師の役割だともいっていました。
小さいときから負けた時の悔しさ、叶わなかったことの悔しさをいっぱい経験しておけば、辛いときの耐辛性?ができているから、くじけないで克服していくだろうということですか。 いじめられてもくじけるな、自殺なんかするな、ということも言いたいのかも。
何にしてもすばらしい学芸会でした。感謝です