きのう夜8時からの2時間ドラマ、TBC東北放送開局60周年記念のテレビドラマ、ご覧になりましたか。私はついつい見てしまいました。ついつい見るうちに引き込まれ魅入ってしまいました。そして深い感動を頂きました。
主人公は宮城県多賀城市出身の千葉雄大、土村芳は岩手県出身とか。 番組の内容については文句はないです。亡くなった人たちもどこかで元気に生きているという想定には賛成します。そういうことがあってもいいことと思います。亡くなった人も残された(生きている、生き残った)人も元気になるためにの素晴らしい考え方ではないかと思います。
演技としては最初の方はなんかとっても違和感というか、どこのまちの言葉か?どうにもしっくりこなったです。地域の言葉を自分のものにしていなかったからでしょうか。でもそういう感情も話しが進んでいくにつれて薄くなっていきました。ドラマの内容が勝ち続けたということか。
話しの展開に引き込まれました。でも最初から圧倒的な存在感を見せていたのは、最初から違和感がなかった俳優は”吉岡秀隆”ですね。「always 3丁目の夕日」で見せた役者としての貫録を十分に見せてくれました。
それはそうとして、脚本家の内館牧子さんは素晴らしことばを一杯投げかけてくれました。いちいち「そうだな」、「そうだよなあ」、「そうか、なるほど」と私をうならせてくれました。いちいち感銘しながらテレビを見、聞き、そしてメモをとりました。
とっても素晴らしドラマですので、気にいった、気になった、感銘した、共感したことばを書いてみますと;
「みんな冷たい水の中で死んだんだ。おれだけあったかい温泉に入れるか!」
「(震災のことを)364日忘れている人の方が多いべさ」
「死んだのはひとり一人なのに、よくまとめられますね」
「夕暮れは、あの世とこの世の狭間時」
「生き死には関係ない。あの世とこの世はつながっているから」
「生きている人を慰めるために、死んだ人が流す灯篭流しがあってもいいべ」
「死んだ人から生き残った人が謝られる。(だから生き残った人は)幸せになってほしい」
「死んだ子どもたちが生きている人にお別れのあいさつをしたい」
「みんな突然死んだんだ。家族や友達にありがとうもさようならも言えずに。いっぱい言いたかったことがあったろうに。」
「一緒に過ごせて幸せだった。見守っているよ。」
「この子たちが神なんだ と思った。」
「あきら(主人公の若者)、生き残ってくれてThank youな。人は命をつないでいくことが大事なんだ(父からの言葉)」
「居なくなった人はみんな8年経った今も昔のまんまに楽しくやっている(じいちゃん)」
「みんなと暮らした日々は死なねえ」
「みんなあ、ありがとうなあ~ みんなのこと忘れないよ」
「イチゴ作る、つないでいく、おやじのやり残したことやるよ」
これだけではなかなかピンと来ないかと思いますが、想像力で不足を補って頂きたいと思います。ご自分で短い物語を紡いでみてください。無茶言ってスミマセン。
このドラマのオファーは8月下旬にあって、撮影は9月1日から8日頃までありました。日程から参加できる3つのロケに応募したのですが、全滅でした。若い人たちの出番が多い物語のせいもあるでしょうが、もう年齢的に引っ込めということ、引退しろということでしょうか。
生きる楽しみのひとつなのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。