今夜も第九の練習があったのですが、立っているのが無理なので欠席しました。結団式後2回目なのに残念というか、情けないです。
はっきり言って私は下手、多分テノールでは一番下手でしょうから、みんなについていくためにも練習は休めないのです。休むわけにはいかないのです。
だからあえて一番前に陣取って練習しています。人の陰に隠れるわけにはいきませんし、責任を持って担当のテノールをこなしていきたいと、自分なりに思っているわけです。
これには多分に去年先生が言ったこと、下手な人は前に来て後ろの人の声を聞いてあわせるようにと、それを守っているだけなのですが。
それにしても寝ているのは辛いです。今は寝ていると腰は楽になったのです。腰のためには寝ているのはいいのですが、昼も夜も横になっているというのは、思った以上に苦痛でもあります。
忙しい時なんかはゆっくりと心ゆくまで寝ていたいと思うものですが、日中寝ていると夜は眠れないし、体位を変えたり悶々とするばかりです。心臓が何か圧迫されるようにさえ感じたりもして、考えてみれば贅沢ですよね。勝手に腰を痛めて、寝ているだけでいいだなんて。
今朝の朝日新聞の木児です。記事です。
「本の舞台裏 被災地の書店を支援」という見出し。
『出版業界の調べでは、岩手、宮城、福島の3県で被災した書店は391店。 3県の書店総数の88.1%にもなる。廃業した店は17点で、再開未定が26店だという。』
今3月のことを思い出してみると、どこの本屋も地震で大変で再開までに時間が掛かりました(それは膨大な本が総崩れとなれば後片付けだけでも大変なことです)が、再開した店でも新刊書籍、雑誌がさっぱり入ってこなかった!!これにはビックリしました。
輸送手段(道路やガソリン不足も)がやられたこともあるでしょうが、どこかの道を通ればやってこれないことはなかったと思うのですが。 石巻や気仙沼は仕方ないとしても、自宅近くの本屋でも開店はしてもさっぱり新刊書籍が入ってこなかった。週刊誌も月刊誌も入ってこない。 棚に並ぶのは古い雑誌ばかり。
出版社から取次店へ、そこから各地の書店に配送されるのでしょうが、活字のものが入ってこないということはなんというのでしょうか、何か世の中の動きから取り残されてしまうような、陸の孤島になってしまったような寂しい気持ちになったものです。 活字本に飢えてしまうということでしょうか。
私にとって本は生活になくてはならないもので、新刊書籍が店頭に並んだり、棚に新刊本が並んでいるのを見たときには、本当に嬉しかったものです。 別に買わなくてもいいのです。 底に本がある、しかも新しい本が並んでいる、新刊雑誌、新刊書籍それらが目に入ってくる喜び!!ほっとしました。 安心しました。いろんな本棚の間を歩き回るだけで嬉しかった。 気が楽になり、ウキウキしました。
今回の震災で本の流通がこれほどダメージを受けるとは思わなかったし、意外な盲点ではなかったでしょうか。業界として大いに今回の件を見直して欲しいと思います。
そして業界みんなで助け合って、書店がこれ以上なくならないように努力して欲しいです。 もう書籍に飢えることのないように!!願っています。