夜から雨が降り出しました。 あしたも朝から一日雨のようです。
でも夕方庭ではコオロギたち昆虫が精一杯鳴いています。 それはそれは秋の夜の心に染み入る、心地よい音色というよりは、これでもかという力強い鳴き声で、耳の中で大きく反響してしまいます。 ときにうるさいと感じられるくらいです。 そんなことを言っては虫たちに申し訳ないですね。
この虫の音色はいつまで聞くことができるか。聞こえなくなったらもうすぐ冬ですね。 そう思うといつまでも絶えることなく鳴き続けて欲しいと思うのですが、寂しいけれどそんなわけにもいかず、自然の摂理に従わざるを得ません。 ちゃんと子孫を残して土に返って欲しいものです。また来年元気な虫の音を聞かせてくれるように。
きょうの夕刊によると、仙台フィルハーモニー管弦楽団の正指揮者の山下一史先生が今年度限りで退任するとのこと。 50歳です、若い。 今仙フィルの指揮者は常任指揮者・正指揮者・首席客演指揮者の3人体制ですが、来年度からは2人体制にするとのことです。
これも何か淋しいです。12月の第九は山下先生指揮ですので、それが私にとっては先生との最後の演奏ということになります。残念です。
あの山下先生のきわめて情熱的な、全身を使っての指揮、力強く生き生きとしていた表情の顔ともさよならするのかと思うとがっかりですが、そうとなれば12月の2回の演奏は是非とも成功させなければと思います。
これも仙台市の財政難のしわ寄せでしょう。 地下鉄東西線なんか無理して造っているのに加え、3月の大地震と巨大津波が追い討ちをかける形になりました。
これまでだらだらと続いてきた「米沢編」ですが、きょうでお仕舞です。
下の写真は米沢市博物館にあった、上杉家家老直江兼続の兜(のレプリカ)です。 米沢市の規模でこれだけ立派な博物館を建て、維持していくのは大変なことだと思いますが、それだけ現在も市民から愛され守られ続けているという証拠なのでしょう
以下は米沢城址公園にある上杉家の武将の銅像です。
上下の2枚の写真は言わずと知れた「上杉謙信」です。 カッコいいですね。 こういう武将の下なら部下も精一杯働こうとするでしょう。
下の写真はNHKの大河ドラマでも有名となった、上杉景勝と部下の直江兼続です。
以下の3枚の写真は米沢藩の財政を立て直した上杉鷹山の坐像と立像です。
「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」 (碑文のまま)
でも、①生せは生る 成さねば生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり ②生せば成る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり 等いろいろな書き方があるのですね。 言っていることは同じですが。
何でも前向きにやっていきたい、と思うし、後悔は少なく生きたい、と思いますが、正直なところとても難しいです。