鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

7ヶ月が過ぎました。

2011-10-12 21:29:37 | 思いつくまま

 きのうで3月11日より早7ヶ月が過ぎ去りました。 被災地には瓦礫となってしまった建物や家具等の残骸がまだまだうずたかく積まれたままのところが多いです。 どうすればいいのでしょうか? どのように処分すればいいのでしょうか? どこに持っていけば(埋めれば)いいのでしょうか? 自分のところで処分できればいいのですが、できるでしょうか?できないでしょう。 被災県以外のところで引き受けてくれるのでしょうか? どこかみたいに、引き受けるといっても、放射性物質が御免被るという声が一杯出てくるでしょう。 そのとき行政はどのように対応するのでしょうか? 過去の例のように少数の反対意見に屈服してしまうところも出てくるでしょう。 全国的に痛みを引き受けてくれるのでしょうか。 

 津波の被害の後始末にも手をこまねいているのに、それに放射性物質の残土処理、福島県を中心に周囲の県でも住民の健康、とくに子どもたちの健康を守るために、汚染された土壌の処分処理、これは瓦礫の処理よりも大変です。埋めればそれで済むというものではありません。 瓦礫と違って、目に見えません。 半減期が長いです。 自然災害で地中に沁み込んでしまうことも考えられます。後世の人に大きな負担を背負わせることになります。 福島の人たちだけに負担を押し付けるのでしょうか。 東京電力福島第一原子力発電所の周囲を廃墟にして底に埋めてしまえばそれでいいのでしょうか? だれが電力の恩恵をうけてきたのでしょうか? 補助金・交付金・負担金で金まみれにされ、のっぴきならないようにされたうえに、事故が起きたからといって捨てられてしまう。 あまりに薄情、あまりに理不尽、不条理です。 原発の沖縄化でしょうか。

 故郷をなくされてしまった、帰るに帰れなくされてしまった、その無念さ、悔しさは想像をはるかに越えてしまいます。

 もう10月も中旬です。 これからますます寒くなってきます。 気候は寒くなってきても、世の中は少しずつでも暖かくなってくれればいいのですが、果たしてそのとおりいくのでしょうか。

 ややもすれば自分自身、地震や津波、原発のことを、被災者のことを忘れがちになっていることに唖然とすることがあります。 同じ被災県、被災市なのに、まるで他人事のようになっていることに慄然とします。せめて被災地のこと、被災者のことは忘れないようにしようとあれほど心に自身に言い聞かせたのに、です。 決して忘れないようにしようと誓ったのに、・・・。恥ずかしいです。 一瞬のうちに命を奪われてしまった老若男女の人たちに何と申し開きすればいいのでしょうか。

 被災者を利用しての犯罪行為も起きているようです。 この強欲資本主義、何でもかんでも金儲けの種にしてしまうこの世の中、何とかならないものか。 効率第一主義の世の中を人間中心の社会に切りかえらせないものでしょうか。

 今アメリカ全土で繰り広げられているデモに期待したいです。世の中を、世界をもしかしたら変えてくれるかもしれません。 他人事とは思わずに支援します。 このデモが全世界に広がりますように、日本でも大きな声となりますように、なることを心待ちにしています。 人間本来の、人間中心の社会に戻しましょう。 資本は、資源は、富は1%の人間のためにあるのではありません。 分かち合いましょう。 取り戻しましょう、我々の手に。

 今まさに、”立て、飢えたる者よ!”です。 インターナショナルの歌をみんなで歌いましょう、そして実現に向かって歩みだしましょう!! ””ともに、前へ”” です。


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