鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

憲法とニジマス

2008-05-03 22:43:04 | 広瀬川

 ≪日本国憲法≫ 第9条【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】

 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

 ≪あたらしい憲法のはなし≫(これは憲法が公布された翌年に、文部省が作った中学一年用の社会科の教科書を復刊したもので、私が持っているものは、2001年2月26日初版発行(発行所:株式会社童話屋)のものです。)で、第9条をどう説明しているか。

 「・・・日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これは戦力の放棄といいます。『放棄』とは、『すててしまう』ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません

 もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戦争の放棄というのです。そうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の国は、さかえてゆけるのです。

 みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。」

 

 この際国民は「あたらしい憲法のはなし」を改めて読んでみる必要があるのではないでしょうか。

 

 

 今日も暑い一日でした。

 そんな中、高齢の(間違いともいえないかも、若い人はいなくて昔からの人たちがそのまま年をとっているから)、もとい恒例の広瀬川・名取川での虹鱒の放流が行われました。

 今日は勤務日だったのですが、許しを得て休暇にしてもらいました。

 竿は去年購入したシマノの本流用の硬調のズーム竿(75-80)。

 水中糸は安全性を最優先して1.0号と太いナイロン糸。

 ハリはマス用のハリで7号が中心。

 餌は、やなぎ虫とぶどう虫。いつもはぶどう虫1個(30匹)だけですが、それではすぐに餌がなくなってしまうので、一番安いやなぎ虫も購入。

 

 午前中に放流して、12時から釣り開始となるのですが、場所取りを考えて、早めに自転車で出かけました。服装は鮎釣り用の仕掛けで、ウエダー着用。

 場所は澱橋の下流域の右岸側。ここ数年は下流域のブッシュのある右岸側から竿を出さないと釣れません。だから何の疑いもなく橋を渡って右岸に入りました。

 懐かしいおじいさんがいました、去年川の中で転んで起き上がれなくなってしまった人。向こうも覚えていてくれ、いろいろ雑談して時間をつぶしました。いつもよりも釣り人が少ない感じです。天気はいいのに。天気がいいからこそ、どこかに出かけているということですか。

 

 12時前から川に入りました。右岸側に8人、左岸側に5人ですか、竿を出しました。いつもなら、第一投からほとんど全員にかかるのですが、私の右隣の人にかかったくらいでした。私は5分後にようやく待望の1匹ゲット。あまり大きくはない。でも引きは楽しめる。

 その内左岸側がかかり始め、ある人は投入するたびに掛けています。その人の周りも掛かり、竿は大きく曲がり、水しぶきを上げ、にじますがジャンプします。これ見よがしに。左岸側の5人のうち3人は入れ掛り状態、それに比べて右岸側の8人はほとんどがかからず。とくに下流の方は全くかからず。

 こういうときの釣り人の気持ち、皆様ならお分かりでしょう。くやしさ、みじめさ、うらやましさ、内心ではちくしょうめ、何でこっちはかからないのだと恨み節。両隣の人と、愚痴のこぼしあいなんて、惨めです。

 川の中央よりも左岸側にニジマスはいて、そこには右岸からは届きません。でも精一杯左岸側に糸を投げ続けます。そうすると思い出したように当りがあり、掛かりました。当たりを素早く感じてあわせるということはできなくて、お恥ずかしい限りですが、全てハリは飲み込まれてしまい、取り込んだ都度ハリの交換という有様でした。情けない。多分そうなるだろうということでハリは多く用意していきましたが。これがうき釣りなら口にハリがかりするのですが、いわゆる脈釣りでは、うまくいきません。

 

 結局3時30分に納竿しました。結果は7匹のみ。一番大きい野で28.5センチでした。もっと大きいように感じたのですが。

 これでも右岸側では一番の釣果でした。おまけに寒くもなく、風も大したことなく、釣りにはいい条件だったのですが、肝心のニジマスがおかしかった??!!天邪鬼の集団と化してしまった。

 何故左岸側に集まったのか?何があったのか?よっぽど虫の居所が悪かったのでしょうか。右岸に張り付いたいつもの欲張りメンバーは見事に総スカンを喰らってしまいました。徹底的にいじわるされたような感じです。

 今年最初の釣りがこういう結果では、これからが心配です。一体何が起きるやら、何が起きてもいいようにそのつもりで川に入らなければならないようです。何を暗示しているのでしょうか??

 

 まあ、それでも楽しめたのですから、良しとしないと。ニジマスに感謝です。

 7匹をさばいて、4匹は妻の実家に、3匹を自宅で食べました。

コメント (1)
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