写真は例によって毎週月曜日、定点観測?している広瀬川です。澱橋の上流の岩盤の瀬です。またまた、減水となっています。濁りはないです。
まあ、今の時点としてはそれなりの水量で、山の方にはすくないなりに雪があるようですので、目下のところは夏の水量については心配はしていませんが・・・。
鮎釣りをしている皆さんは、多い少ないの差はあれ、鮎釣りをしていてウグイがかかってしまったことがあると思います。トロ場に限らず、瀬でもかかります。
しかもなかなか釣れなくて、ようやくハリ掛かりして喜んだときに限ってハヤ(ウグイ)がかかったりして、がっかりしたことがあると推察いたします。
ハヤがかかったときは、ハヤ特有の動きがあり、なぜかグルングルンと身を捩じらせて、仕掛けをパーマにすることもあります。
大会なんかのときは本当に頭に来るものです。何年も前のことですが、報知オーナーカップの全国大会の時のことはまだ覚えていて、悔しさがにじみ出てきます。
山形県の寒河江川での地方大会を運がよくて勝ち上がり、ブロック大会もなくすぐに全国大会へ。場所は、岐阜県飛騨川、地元では益田川として親しまれている川で、下流にダム等があるために鮎は完全放流鮎のみです。
釣り友と二人で行きましたが、仙台空港まではマイカーで、飛行機で名古屋へ、そこからレンタカーで益田川の大会会場付近の旅館へ行きました。贅沢な釣行といえばいえます。
抽選では、村田満、小倉吉弘等の名手と同じ組となりました。相手としては申し分なし。でも、第一試合で予選落ちとなってしまいました。
釣れたのです。魚は、鮎ではなかったですが。もちろん鮎も釣れましたが、ハヤも3匹位も釣れてしまいました。鮎とハヤを足せば予選は通過することができたのですが・・・。
試合中は、ハヤであってもきちんと引き抜きで受け止めて、放流はせずに曳舟に入れておいたのですが、如何せん、ハヤが鮎に変身することはありませんでした。
前書きが例によって長くなってしまいました。言いたいことは、今日の地元の新聞の記事です。
「ウグイ ブルーギル繁殖抑制」「川底の卵を捕食」という見出し。それによると、ウグイ(ハヤ)は産卵されたブルーギルの卵を食べてくれるというではありませんか。今後とも健闘を祈ります。
しかし、我々鮎釣り師にとってはもっと嬉しいことがあります。鮎の成長を助ける役割も果たしているというのです。実験ですが、「ウグイを放したプールでは、水生昆虫の数が著しく減る一方で、藻は増加。ウグイが虫を食べることで間接的にアユの成長が助けられた。」というものです。
藻類は、水生昆虫にとっても餌であり、その水生昆虫をウグイが食べてくれるから、その分アユが藻を食べられるということです。
であれば、これからはウグイ(ハヤ)に感謝しながら釣りをしなければなりません。予想に反してハヤがかかってきても、嫌な顔をするとこなく、アユのために働いていてくれたのかと、感謝して再放流することにしようではありませんか。
アユとハヤはです。