京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

継続は力なり

2009-10-17 | 名言
『今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの大きな目標は近づいてこない』 イチロー
あれだけの実績を残しているイチローは、ホント、素晴らしい言葉を言います。
自分の立てた目標を達成するには努力・忍耐が必要です。でも現実は、それができる人は希少です。
「努力を継続できない」考えられる主な理由の一つは「自分には達成できない」と思ってあきらめてしまうことです。
イチローの言葉で当てはめれば、努力を継続するためには「自分にできる努力を積み重ねれば達成できる」と信じて「今できることを精一杯やろう」と考えられるといいのではないかと思います。
『継続は力なり』という有名な言葉もあります。
大きいことは、そう簡単にはできません。毎日少しずつでも、自分にできることを長く続ければ、やがて大きな実績になるということです。
新人戦を控え、1日1日の練習を全力で取り組むことです。

高いチーム力が個々の実力をUPさせる

2009-10-16 | コーチング
レスリングの試合は当然、マットに上がれば一人で戦います。頼りになるのは自分の力のみです。
しかし実力は、厳しい競争の中で頑張るから伸ばせるものであり、チーム力が高くないと個々の実力は伸ばすことはできません。
高いチーム力とは、部員全員のモチベーション(気持ち)が高い、集中力があるなど意識の高い選手層であるということです。
例えば、スパーリングをしていて、一人の選手は集中力があり、全力で試合と同じ気持ちで戦っているのに対し、一方の相手が集中力なしで気が抜けているのでは、集中力がない選手だけでなく一生懸命練習している選手にも悪い影響を与え、どちらも力をつけていくことはできません。反対に、2人とも集中力があり、全力で、試合と同じ激しいスパーリングができれば、お互いに実力がアップしていきます。
レスリングは一人で戦いますが練習は1人ではできません。選手一人一人の力を高めるには、全選手の意識を高くしなければいけません。
同じ練習でも、チーム内の選手の意識の差で、内容に大きな差が出てきます。全選手が集中力を保ちながら練習することがレベルアップにつながります。
このような厳しい練習環境にもっていくことが私の役割だと考えてます。

自分に勝てなければ相手にも勝てません

2009-10-14 | 教訓
朝練習でのランニング、筋トレ、午後のマット練習でのスパーリングなど、
どんな練習でもそうですが、本気で練習していれば必ず苦しい場面に遭遇します。
この苦しい場面に人間の心理は二つに分かれます。
ひとつは「苦しいから逃げ出したい。手を抜きたい。」という弱い気持ちと、
もうひとつは「ここを超えなければ・・・まだまだやってやる。」という強い気持ちです。
このどちらの気持ちが勝つかは本当に紙一重の差です。
絶対に言えることは、自分に勝てないものは、相手にも絶対に勝てません。
そのぐらい勝負は厳しいもんです。
苦しい練習を頑張ってやらないと、試合でチャンスが来たときに絶対に何もできません。
弱い自分に勝てるだけの強い自分がいるかどうか?
どんどん練習で追い込み、頑張るしかないでしょう。

合宿へ行ってきました。

2009-10-12 | 高校生レスリング
この3連休、中京学院大へ練習に行ってきました。
大学生の胸を借り、充実した練習が積めました。
来春の全国選抜大会の予選を兼ねた新人戦が1ヶ月を切ってます。
予選を突破しないことには、次はありません。
練習を厳しくすることで、物理的にも精神的にも楽な状態で試合に臨むことができます。
ここ数週間の頑張りが大切です。

有言実行〓目標を堂々と口に出して言うべき

2009-10-08 | コーチング
数年前までは、よく選手達に「いまの目標は?」といった感じで目標を聞いていたことがありました。
いまの1・2年生達に「目標は?」と聞いたら、どのくらいの選手が、はっきり目標を口に出して言えるだろうか?

「もし勝てなかったら恥ずかしい」「もしできなかったら口だけと言われる」「勝てたら言よう」といった消極的な考え方、いわゆる不言実行にはなって欲しくないです。

この消極的な考えは、結果が全てで、その過程や自分の変化が注目されていなく、勝つためにふさわしい考え方ではないと思います。

一番大切なことは、目標を口にして実現のために努力し行動すること。たとえ、それが実現できなくても決して恥ずかしいことではなく、そのために努力、行動したのなら堂々と胸を張ってよいと思います。
この努力と行動は、その時にすぐに結果として出なくてもいつか必ずつながるものです。
目標を持っていなかったり、目標を持っていてもそのための努力をしなかったり、結果ばかり気にしたり、実際には自分自身何も変化していないほうが、よっぽど恥ずかしいことです。

私もかつて、創部した当時、周りの先生方に「必ず全国優勝させます」と豪語していました。「こいつ何をアホなこと言ってるんだ」と思っていた先生がほとんどです。
「浅井は口だけ」と言われないために、四苦八苦しながら、なんとか選手達を引っ張ってきて現在に至ってます。
私の次の目標は「インターハイ団体優勝」に「田中、北村に続く個人優勝者を輩出することです」
周りの関係者には「何て思われるか?」分かりませんが、周りの雑音を気にせず、次世代の指導に全力を尽くします。

選手達にも「有言実行しろ」と言いたいです。
目標があるなら堂々と口に出せばいい。最初は笑われるかもしれない。しかし、目標に向かってひたむきに頑張る人間を、人は笑い続けられるものではありません。