京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

読売新聞

2011-02-28 | 卒業生(OB)レスリング
田中幸太郎(早大2年)が「ダン・コロフ国際大会」で3位決定戦に勝ち、銅メダルを獲得したニュースを見て嬉しい限りです。
また、本日の読売新聞朝刊の京都版に大きく掲載されています。(私も何も聞かされてなく、昼頃に連絡が入り知りました。)関係各位の皆さん、ぜひ見てください。
1年の冬に60㎏級から1階級上げ、66㎏級に階級変更して約1年。7月の世界ジュニアで惜しくも決勝で敗れはしましたが、銀メダルを獲得し、階級アップは順調に見えましたが、国内ではインカレは優勝したものの、全日本では不本意な成績で終わってます。今回のこの国際大会での入賞をさらにステップとして、全日本のトップに肉薄して、一気に追い抜いて欲しいぐらいです。若いから、一つきっかけを掴めば、一気に伸びます。八幡の後輩達に夢を与える活躍をして欲しいです。本当の勝負はこれからですよ…期待しています。

卒業生送別試合・卒業生送る会

2011-02-26 | 高校生レスリング
本日、初めての試みで「卒業生送別試合」を開催しました。小中高の卒業生を中心に全32試合。ゲストとして藤元慎平、古家圭の2選手も駆けつけてくれて試合に出場。私も試合に参加しました。特に、京都八幡レスリングを巣立つ、翔輝、マサル、健太の3選手にとっては、良い送別試合だったのでは…と思ってます。来年度以降も恒例行事として継続していきます。
また、夜の部の「送る会」には、小中高の多くの保護者・関係者の皆さんが参加してくれて、卒業生にエールを送って頂き、感謝いたします。盛大な会になって、とても嬉しく思ってます。ありがとうございました。
小学生の和世、優樹、中学生の翼は、このまま上の組織に上がってさらに継続し、上を目指します。翔輝、マサル、健太は、3月1日に卒業式を終え、それぞれの大学へ進み、さらに上を目指します。
なお、後日の日記で、3年間の思い出やエールなどを個別に記したいと思います。


習慣

2011-02-24 | 名言
こんないい言葉があります。「良い習慣は才能を超える」

ホント、そのとおりだと思います。
練習メニューにおいても、最初はきつくてしんどい練習であっても、継続・習慣化して続ければ、力がつき苦にならなくなります。
技術を身につけようと、毎日たった10分の技術の反復練習を、1ヶ月続ければ300分(5時間)となります。

このように習慣化すれば苦にならない。

また、こんな言葉もあります。

「意識が変われば、行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。」

ついでに、「自分が変われば、周りが変わる。」

いよいよ卒業生を送り出し、新しい年度を迎えます。
まずは、私が必死にならなければ、選手の意識、行動、習慣…なんて変わりませんね。

選手心得(その2)

2011-02-23 | 教訓
中学生の大会が倉敷でありました。
福井での惨敗から半月ぶりの試合でしたが、力のある選手が出場していなくあまり参考になりません。
次回は4月3日の西日本大会。新学年での初試合となります。
選手心得(その2)です。試合まで約1ヶ月あります。モチベーションを高くして質の高い練習を積むことです。

1.どんなに小さいことであっても、必ず準備がいる。
2.絵に描いたモチは食えない。
(試合の反省をいくらしても、次回の試合には勝てない。反省をし、その後、意識を持ってどれだけ練習をやったかが問題。)
3.他人からやらされているのは練習とはいえない。
4.悩み多きことは、一生懸命やっていることの証。
5.優れた選手とは、うまい選手のことではない。うまくいかないときに立ち直るきっかけづくりを自らやれる選手のこと。
6.逃げ道を作るのが二流選手。逃げ道がないのが一流選手。
7.「やめたいな」と思っている時が、もっとも成長している時である。
8.言い訳は努力不足の表現で、それ以上進歩はない。
9.悪いクセはすぐ身につく。良いクセが身につくには時間がかかる。
10.慰めや励ましは気晴らしになっても、明日の力にはならない。

怪我・病気も実力のうち

2011-02-08 | 教訓
京都八幡の選手は、他チームの選手達に比べ、運動量が少なく、筋力不足…見たからに弱そうな体つきでパワー不足です。
いくら技術力があっても、いままのままでは、技術がパワーで押さえ込まれて技術力が生きてきません。

近畿大会終了後から、高校生も中学生も、かなり補強・筋トレ・ランの質・量ともアップし追い込んでいます。
しかし、最近「膝が痛い」「腰が痛い」「肘が痛い」など、体のあっちこっちが痛いと言う選手が多く、仕方なく別メニューにしたり、
また、高熱で休んだり、インフルエンザは出ていないものの風邪で体調を崩し休むといった選手もいます。
私が指示した全てのメニューを毎日消化している選手は一人もいません。

2月1日の日記「選手の心得」の中で、「怪我・病気も実力のうち」という言葉を記しました。
ちょっとペースアップして追い込んだら、すぐに体のどこかが故障、または体調を崩すといった状態は、明らかに体力不足ということがいえるでしょう。
体に力がないものだから、練習についていくことが精一杯で、体に余裕がないために、少し追い込んだだけで怪我や体調不良を起こす。走力や筋力が強く、体力がある選手は、あまり怪我・病気はしません。
怪我・病気をしなければ、毎日、追い込んだ練習を積むことができます。追い込んだ練習を多く積むことで「自信」が生まれます。そして、技術力・体力も付いてきます。怪我・病気しないことはチャンピオンになるためのファクターの一つだと言えると思います。

うちの選手のように、「膝が痛い」「腰が痛い」「肘が痛い」など、体のあっちこっちが痛いと言って別メニューをしている間は、まだまだダメで話しになりません。
補強・筋トレ・体力トレは、単にレスリングのパフォーマンスを高めるだけでなく、怪我をしない。病気をしない。怪我になりにくい。病気になりにくい。こういう強い体をつくることも意味しています。地道に、今できることを精一杯やっていくしかないでしょう。