京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

有言実行〓目標を堂々と口に出して言うべき

2009-10-08 | コーチング
数年前までは、よく選手達に「いまの目標は?」といった感じで目標を聞いていたことがありました。
いまの1・2年生達に「目標は?」と聞いたら、どのくらいの選手が、はっきり目標を口に出して言えるだろうか?

「もし勝てなかったら恥ずかしい」「もしできなかったら口だけと言われる」「勝てたら言よう」といった消極的な考え方、いわゆる不言実行にはなって欲しくないです。

この消極的な考えは、結果が全てで、その過程や自分の変化が注目されていなく、勝つためにふさわしい考え方ではないと思います。

一番大切なことは、目標を口にして実現のために努力し行動すること。たとえ、それが実現できなくても決して恥ずかしいことではなく、そのために努力、行動したのなら堂々と胸を張ってよいと思います。
この努力と行動は、その時にすぐに結果として出なくてもいつか必ずつながるものです。
目標を持っていなかったり、目標を持っていてもそのための努力をしなかったり、結果ばかり気にしたり、実際には自分自身何も変化していないほうが、よっぽど恥ずかしいことです。

私もかつて、創部した当時、周りの先生方に「必ず全国優勝させます」と豪語していました。「こいつ何をアホなこと言ってるんだ」と思っていた先生がほとんどです。
「浅井は口だけ」と言われないために、四苦八苦しながら、なんとか選手達を引っ張ってきて現在に至ってます。
私の次の目標は「インターハイ団体優勝」に「田中、北村に続く個人優勝者を輩出することです」
周りの関係者には「何て思われるか?」分かりませんが、周りの雑音を気にせず、次世代の指導に全力を尽くします。

選手達にも「有言実行しろ」と言いたいです。
目標があるなら堂々と口に出せばいい。最初は笑われるかもしれない。しかし、目標に向かってひたむきに頑張る人間を、人は笑い続けられるものではありません。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
監督の責任力 (レッスル)
2009-10-14 12:27:36

監督として目標を掲げそれを公にすることはとてもよいことです。またその発言によって選手たちも奮起しやる力になると思います。

しかし多くの監督・指導者の中には、最初は聞こえの良いことを言いますが、初心を忘れ掌を返すものも少なくありません。そうならないように「初心忘るるべべからず」を貫いてください。
返信する

コメントを投稿