京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

2009年を振り返って

2009-12-31 | 教訓
『他人と比較して、他人が自分より優れていたとしてもそれは恥ではない。
しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。』 ラポック(探検家)

選手達は、この1年を振り返ってどうだっただろうか?
レスリングだけでなく、人間的にみても、他人との比較ではなく、
自分自身の成長を振り返ってみなさい。
1年前に比べてどうだろうか?

2009年を振り返り、「2010年こそは」という目標を持ちなさい。
そして「何が何でも達成してやる」という強い意志を持って新年を迎えなさい。

何もしなければ、時間は過ぎる一方で成長できません。
2010年の君たちの頑張りに期待します。

どれだけ心を込めてやっているか・・・

2009-12-30 | 教訓
本日、2009年最後の高校生・中学生の練習をしました。
練習後にも話ししましたが、
練習は「どれだけたくさんのことをしたか」量ではなく、
大切なのは「どれだけ心をこめたか」
日々の練習を気持ちを込めて練習しているか?を振り返ってみることです。

私から指示され、ただ何となく、考えもせずぼーとやっていることと、
自らの意思で向上心をもってやっていることでは、
将来的にその成果は大きく違ってきます。

1月4日から練習再開しますが、試合で結果を出すために練習を積んでます。
「練習のための練習」にならないよう、各選手が目的をしっかり持った集中した練習を期待します。

信念を持って諦めずに・・・

2009-12-29 | 小学生レスリング
本日、2009年最後の小学生の練習日でした。
ほとんどの小学生が、ちょうど競技を始めて1年です。
半年間の練習期間を経て、6月から本格的に大会出場していますが、
今年は、なかなか結果が出ませんでした。

結果が出ない原因としては練習の取り組み姿勢。
秋頃までは「おちゃらけ状態」でしたが、
11月ぐらいから、7割の子ども達は集中力が出てきて、
私の話しも聞けるようになってきたし、
技術の反復練習も根気よく取り組めるようになってきました。
いよいよ来年からが勝負だと思ってます。

しかし、今日いい練習をしたからって、明日強くなるわけじゃありません。
結果はすぐに出ないかもしれません。
でも、結果を出すための練習は毎日やっていかなくてはいけませんし、
毎日の地道な努力が重要になってきます。
その積み重ねは、決して無駄にはなりません。
地道な練習は2年先、3年先に必ず報われます。
自分を信じてやるしかない。
大切なのは、信念を持って諦めずに、
一生懸命練習をコツコツ続けることです。

小学生の子ども達には頑張って欲しいです。
2010年は少しでも多くの子ども達が、
大会で賞状がもらえるように、頑張って引っ張ります。
保護者の皆さんも、今年以上に御協力ください。

希望ではなく決意すること

2009-12-28 | 教訓
「優勝したい」「強くなりたい」「上手くなりたい」という思いは、とても志が低いです。
これは単なる「希望」にすぎません。
こういう「希望」の思いでは、まず達成できないし、努力を継続することも困難でしょう。
「優勝する」「強くなる」「上手くなる」という思いは「決意」です。
こういう「決意」の思いが強ければ強いほど、必ず達成できます。
もし、たとえ結果が出なくても、腐らず焦らず、地道に努力を継続することです。
継続できる・我慢できる選手は、必ず結果が伴う時期がきます。
「強い決意」を持って前へ進むことです。
中学生・小学生の選手達にはこういう強い決意を持って欲しいです。

冷静に論理的に考える選手

2009-12-27 | コーチング
練習場に「ファイト、ファイト」という掛け声が常に大声で絶え間なく響き渡る…。
高校の練習によく見られる風景です。
これ事態、間違いではありませんが、私はあまり好きではありません。
だから京都八幡高校の練習では、昔から大声は一切出させていません。

「ファイト」なんて人からもらうものではありません。
自分が心の内・心の中から秘めて出すものだと私は思ってます。
感情的にに盛り上がるのはいいですけど、
じゃあ「勝つために・上手くなるために何をすればいいんだ」
「この練習は、こういう目的でやっている」等々、
冷静に論理的に考える選手は凄く少ないと思います。

こういうことが自然と考えられれば、私にやらされる練習ではなく、
自分が強くなるため・上手くなるための本当の練習になります。
この練習環境が私の理想です。
こういう練習ができる選手は大学・社会人になっても成長し続けます。

天皇杯期間中、練習が見られなかったので久しぶりに練習を見ましたが、
「NTSでの試合内容が悪かった」「近畿予選が1ヶ月を切っている」こともあり、
今日の練習では一人一人、冷静に論理的に考えながら集中した練習ができていると感じました。
練習は時間ではありません。内容と質の高さであり、こういう練習を積み上げることです。