京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

努力できることが才能

2016-05-19 | 教訓
「努力できることが才能である」

ドラフトで当時のジャイアンツ長嶋茂雄監督が松井選手を引き当てる運命が訪れました。
ここから、松井秀喜選手と長嶋茂雄監督の師弟関係が20年に渡り始まります。

長嶋監督は日本一のスラッガーに育てることを決心し、毎日、松井選手の素振りをチェックしました。
時には宿泊するホテルの部屋に呼び出すほどの熱指導。

松井選手自身も努力を怠ることなく、練習をします。
ジャイアンツ寮の素振り跡の残った松井部屋の畳は有名で、入寮する選手はこれを見てモチベーションをあげているそうです。

とてつもない数の素振りをしたことが分かります。
これが、松井選手の凄さですね。
天才は陰で努力している。この写真が全てを語っています。
レスリングも一緒ですね。


反復練習の大切さ

2016-05-10 | 教訓
レスリングの技術を上げるには、毎日の地道な反復練習で体に覚えさせることが一番大事です。
スパーリングで上手く決まったとしても、それが試合で出来なければ意味がありません。

学校におけるテストと同じですね。
テスト前の授業では、各教科の先生からテスト範囲や出題ポイントなどを話してくれます。
これに沿って、しっかり学習さえしていれば、本番もしっかり点数を取ることができます。
もし、こんなんで点数が取れないということは、あきらかに勉強していないということがわかります。
普通は、テスト直前までそれを覚えようと勉強しているはずなので、本番で欠点を取るような点数は取らないでしょう。
しかし、中間考査や期末考査でできた結果は、本当の実力でないと思います。
何でもない時に、いつでも答えられる・いつでもできることが、本当の意味での自分の知識・自分の実力であり力だと思います。

レスリングも同じことが言えます。
体にしみついていて、どんな試合の状況でも自分の形・自分の得意技が繰り出すことができる。
誰が相手でも、どんな試合展開になろうが、最後は、自分の得意なタックル・技術で試合を決める。
こういうタックル・技術を身につけるには、毎日の地道な反復練習の繰り返しが大切です。
試合で、いつでも同じことができて初めて、自分の武器であり力となるのです。

しかし、反復練習の大切さが分かっていても、毎日同じことを何回も繰り返すことは、気持ちが「飽きる」ことも考えられます。
「飽きる」
この言葉は、技術向上、強くなるための妨げになります。
いかに、モチベーションを高め、反復練習を繰り返すか?「飽きる」ようでは、所詮、何も身に付かづに終わってしまいます。

小学生は昨年冬から大会に出場し始めて、現在のレベルの高い小学生のちびっこの大会で、なかなか結果が出ません。
技術・タックルがまだまだで、試合では何もできません。
この4月からギアチェンジして基本的な技術を繰り返し練習していますが、これからの反復練習に、飽きづに集中してついてこれるか?にかかっています。子どもたちの頑張りに期待したいところです。

親がやってはいけない3つのNG行動

2016-05-04 | 教訓
親がやってはいけない3つのNG行動

ジュニアの保護者の方には、ぜひ読んでもらいたいですね。
思う通りに結果が出なくても焦らず、子どものサポートをして欲しい。また、このコラムの最後の
部分が印象に残っているので抜粋します。

☆コラムより
それをご自身の趣味にしましょう(サポーターになるということ)。
そうすれば、スポーツに励むお子さんのために、時間やお金を費やすことも苦になりませんし、家族の会話が増え、円満な家庭も築けるでしょう。
それでもってお子さんがスポーツを通じて成長したら、まさに一石二鳥ですね。

最近、全国各地のチ-ムには、レスリング経験がなく、レスリングを知らなかったお父さん、お母さんが、子どもが競技に取り組むことがキッカケで、一緒にレスリングを学び、何年後かには、子どもたちのコ-チをしていたり、審判の資格を取って、試合で審判をされているお父さん、お母さんが多く見られるようになりました。我が京都八幡チ-ムもいつか、こういう時が来ればいいなぁと思ってます。

レスターの優勝

2016-05-03 | 教訓
本日、サッカーのイングランド・プレミアリーグで、日本代表FWの岡崎選手が所属するレスターがクラブ創設133年目にして初のリーグ制覇を遂げたというニュースが大きく取り上げられた。こういうニュースはいいですね。
プレミアリーグといえば、マンUやチェルシー、ア-セナルといった資金力を誇るビッグクラブが優勝の常連で、弱小クラブと言われているレスターが、下馬評を覆して優勝したことは、奇跡だとか大番狂わせと言われているが、ホント感動です。
でも、これは奇跡とか大番狂わせではない。一試合だけの大番狂わせならあり得る話しですが、長いワンシーズン通しての優勝は、偶然やマグレ当たりなどでは絶対にできない。監督・コ-チの指導、選手の努力、裏方の支えなど、実力があったのは間違いない。大きな敵に対して、諦めず地道に努力することの大切さを改めて教えてもらった素晴らしいレスターの優勝ニュースだった。


裏での努力

2014-04-13 | 教訓
全国選抜大会の時に、森垣がお世話になっている八角部屋の長谷川さんと飲んだ時に、横綱・輪島の話しが出ました。
その長谷川さんから、いままで実績を残してきた強い多くの学生出身の力士がいましたが、意外にも横綱まで登り詰めたのは、輪島ただ一人だけしかいないということを聞かされてビックリしました。
その輪島に関わる話しです。

昔、輪島という横綱がいた。
強い横綱だったけれど、マスコミ受けは悪かった。
不真面目で、稽古嫌いということになっていた。
俺が、部屋に遊びに行ったときも、たいてい遊んでいた。
「輪島さん、稽古しないの?」
俺がそう言ったら、輪島が笑った。
「だってよ、記者とかいっぱい来ているときに、稽古なんかしてたら格好悪いじゃん。
俺さ、そういうの大嫌いなんだ」
練習なんかしないでいつもぶらぶら遊んでいるくせに、本場所になったらやたらと強い。
それが輪島の、言うなればスタイルだった。
そのスタイルを通すために、実際には人に隠れてトレーニングを重ねていたというわけだ。
マラソンまでしているという噂を聞いて、
輪島に「ほんとなの」と聞いたら、
人には言うなと口止めされた。
「相撲の稽古だけしたって、駄目なんだよ。
走って足腰鍛えなきゃ勝てないの。
だけど、そんな話しを人に知られたら、格好悪いだろう」

北野武さんの著書 「超思考」幻冬舎より

結果が出ている人の裏に、努力あり!
誰にも負けないくらいの努力を陰でしていたということです。
このぐらいやらないと頂点には立てないということですね。
京都八幡の選手の努力なんて、まだまだですね。