京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

近畿大会

2011-06-26 | 高校生レスリング
この週末は近畿大会が神戸市で開催されました。個人対抗戦に4選手が出場しましたが、惨敗です。

IHに出場する弦斗は、この6月、IH予選に始まり、アジアジュニア、近畿と、この6月だけで3度の減量。減量も影響してか、足も動かず、動きに精彩を欠きました。相手もよくがぶりを研究していました。1Pはがぶりからの攻撃が冴え、フォール体制まで持ち込みましたが、2P以降は全くがぶらせてもらえず、得意の形に持ち込めませんでした。また、2Pは相手の片脚タックルを受けてしまったし、3Pも2Pの悪いまま流れ、がぶりを警戒され、片脚、ハイクラッチも仕掛けることができず、相手の理想の形・流れになってしまいました。IHへ向け、がぶりはもちろんのこと、片脚、ハイクラッチのタックル精度を上げること、差しや組み手も悪かったので、この辺りの技術練習に加え、体力・筋力面の追い込みをかなりしなければなりません。

同じくIHに出場する翼は、決勝で敗れたもののローシングルの切れは良かったです。1Pはローを2本確実に決めテイクダウンを奪い2-0。2Pはロー1本目、踵を捕らえて上手く上げたものの相手に持ち上げ状態から足首を取られ、もつれてそのまま場外へ押し出され、コーションがついてしまったことが大きく流れが変わってしまいました。しかしその後、リードされていてもロー1本を決めて1-2で3Pへ。3Pは、最初のローを上手くデフェンスされ、がぶられてバック。そこからガッツレンチ3連発で敗退。良いところも悪いところも全て出た内容でした。しかし相手には、タックルを決められるどころか、1度も足を触られることなく、翼の敗退は、仕掛けたところを、相手が上手くがぶったり、ローの処理の詰めが甘いところをつかれた内容なので、IHに向け、ローに入ってからの処理、ローで足首を捕らえられず、がぶられてしまってからの対応力、グラウンドの攻めとディフェンス、特にガッツレンチのデイフェンスと、あと74㎏級では、まだまだ細く筋力・体力が他の選手に比べかなり劣ってます。技術練習にプラス、体力・筋力面の追い込みをもっともっとしなければなりません。

もう一人、120㎏級に出場する心は、全く良いところなく敗退しました。グラウンドのガッツレンチが全く切れず、1P+2Pで計6回のガッツレンチを決められました。これだけ受けていては全く勝負になりません。計量後は125㎏以上戻るので、もっともっとこの体を生かしたレスリングを展開できるようにしなければなりません。また、気持ちが弱いので強気でもっとガツガツいって欲しいものです。

IH前にこのような悪い結果、弱い部分が出て良かったです。選手も私もかなりモチベーション上がってます。早速、明日から切り替えて練習していきます。




大惨敗

2011-06-14 | 中学生レスリング
全中に10選手が出場し、初日の午前中だけで、半分の5選手がフォール負けで敗退。
敗者復活戦に2選手が出場しましたが、1人は敗者復活1回戦敗退、残る1人は3位決定戦敗退とかなり厳しい現実を突き付けられました。
大惨敗です。もう少しやれるかな…と考えていたので、とても考えが甘かったです。
下を向いてばかりいても前には進まないし、とにかくやるしかないので、もっともっと努力していきます。




「子は親の鏡」「選手は監督の鏡」

2011-06-07 | 教訓
選手に怒鳴る。声を荒げて、感情をぶつける。その監督の狙いは何だろうか?
選手のための行動なのだろうか?それとも自分の立場を守るための行動なのだろうか?
指導者として、親として、人間として、考えさせられる時があります。

その監督に教わる選手はそれでもレスリングを愛し、成長するのだろうか?
選手は指導者の行動に良くも悪くも影響を受けやすい。

「子は親の鏡」という言葉がありますが、同じように「選手は監督の鏡」と言えると思います。
そんな状況に置かれたらどんな態度をとるだろうか?
選手達の将来を考えたらどんな行動をとるだろうか?
監督は選手達をどんな選手(人間)に育てたいのだろうか?

まさにそのときは、監督(親)が試されている瞬間である。
その日々変わる瞬間を、どう教授できるかが永遠の課題ですね。

インターハイ京都府予選

2011-06-06 | 高校生レスリング
先週末、インターハイ京都府予選が開催されました。
結果は個人戦で3選手が本戦出場を決めました。

中村弦斗(3年)は、団体戦はエントリーせず、減量も多くなっているので個人戦のみに集中させました。
個人のみ集中させたため、動きも良く、危なげない試合運びで試合内容も良かったと思います。
持ち味の「がぶり」を徹底して反復練習させます。
相手に肘を深く決められた時の対応、がぶりに持ち込む組み手・崩しが課題です。
徹底して練習し、さらに磨きをかけ、インターハイでは優勝を目指します。

浅井翼(1年)は、いつもの動きではなかったものの、持ち味のローシングルをしっかりと決めました。
筋力が徐々につき始め、体重も増えてきました。ローシングルの処理も速くなり、以前のように返し技を受けることも減り、確実にテイクダウンを奪う力がついてきました。
インターハイでは、ローシングルを炸裂させます。
そのためには、組み手・手さばきのテクニックに、ローシングル入るまでのセットアップ、入ってからの処理、レッグで返されないように速い処理と、足首を捕らえられなかった場合の対応など、課題は山積みです。徹底して練習させます。

森垣心(3年)は、優勝したものの団体・個人ともに足が止まり、全く前へ出られませんでした。試合内容は最悪でした。
計量の次の日は、126キロ程に体重が戻ります。もっともっとこの体重を生かしたレスリングを展開できるように、もっともっと差し押しができるようにしなければいけません。
この体重で圧力をかけられたら、相手は何もできません。高校生最後のインターハイになるので、結果を出せるよう頑張らせます。

以上、3選手が8月のインターハイに出場します。それぞれの持ち味をもっと引き出し、結果を出させたいです。
その前に近畿大会が2週間後に控えているので、まずは目の前の試合に全力を尽くします。頑張ります。