京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

近畿選手権大会を振り返って

2009-06-24 | 高校生レスリング
全日本選抜と近畿選手権が重なったため、近畿選手権は団体戦まで残り
個人戦は藤元慎平コーチに任せました。
インターハイ予選で惨敗したため、この近畿ではインターハイでのシード権も
関係ないため、北村を全日本選抜に参加させ、団体戦においては1・2年生中心の
メンバーで臨みました。
インターハイにはつながらないにしても、
今後、7月には国体予選も控えてますし、試合内容にはこだわり、
この先の大会につながる試合内容・結果にしなければならない気持ちでした。

そんな中、大会が始まり、団体戦は2回戦で冬の選抜近畿予選で優勝した栗東に敗退。
敗れたものの60kg級の山本翔輝、66kg級の池田 智、74kg級の山原健太が勝ち、先にリーチ。
しかし、その後の2階級が敗れたため2回戦敗退となったが、
2年生3選手の試合内容が良く、ボールでの勝負にならず、
終始攻め続け、前へ出て勝利を収めたことは大きな収穫だった。

個人戦では60kg級の池田 智、74kg級の山原健太が優勝。
マサル、健太とも団体、個人を通じて一度も負けておらず、個人で優勝。
2年生2人の優勝は大きいです。
健太は長い手足を生かしたレスリングで堅く勝利。
最近、結果が出ていなかっただけに、この優勝は自信になるだろう。
マサルはインターハイ予選、攻めきれず、最後は0-0のボール勝負で
優先権を取られ敗れるという悔しい思いをした。
今回もカウンターの返し技を喰らい、1ピリオド奪われたが、
その後の2ピリオドは、タックルでポイントを奪い優勝。
今後につながる内容で結果が出せて良かった。

個人戦の弦斗は1年生ながら決勝まで進出。
翔輝は今回、個人はグレコでの出場で結果は出なかったが
団体での2試合は非常に内容が良く、今後が期待できる。

1ヶ月後の国体予選は優勝しかありません。頑張ります。

全日本選抜選手権を振り返って

2009-06-22 | 高校生レスリング
北村公平(3年)が初日のフリー74kg級に。
田中幸太郎(早大1年)が2日目のフリー60kg級に出場しました。
若い2人には、とにかく前へ出る攻撃レスリングを期待してました。
結果は満足いくものではなかったが、
これが勝負の厳しさ。でも収穫がなかったわけじゃない。
タックルでポイントを奪い、投げ技で失点したものの最後まで攻めぬいた。
ボールで優先権を取られ、運は悪かったものの、持ち味のローシングルが確実に決まった。
幸太郎、公平とも、いいパフォーマンスを披露してくれました。
今後の幸太郎、公平が楽しみです。

全中を振り返り(2)

2009-06-15 | 中学生レスリング
53kg級に出場した光永賢弘。
10時の試合開始から予備戦がなかったことから、
1回戦の試合までかなり時間が空いたことや
初めての全中だったということもあり
緊張も重なり、動きが硬かった。
また、53kg級に出場していたが、
日常の体重が50kgということもあり
相手選手の方が一回り大きく見え、
体力的にもパワーで押されていた場面が多々あった。
いつもの持ち味を出せてやれなかった。
「もっとやれる」と思ったが、結果としては惨敗だった。
しかし、今大会は良い経験をしました。
多くの選手の試合観戦もでき、自分のレベルを肌で感じただろう。
1年前の入学時には「大丈夫かな?ついてこれるか?」心配でしたが
いまでは毎日、高校生に遅れることなく、ついてこれるまでになりました。
着実に力をつけているので、焦らず練習を積み重ねることです。
ハイクラッチ、片脚タックルをさらに磨き、
グランドではアンクルホールドが得意なので
この持ち味をさらに発揮できるようにしてあげたいです。
これから、もっともっと体力もつくし、背も伸び、
自然と体重も増えるでしょう。
来年は53kg級で、ちょうど自分にあった階級になると思います。

59kg級に出場した浅井 翼。
私には全く似合わず、お母さんに似て、
見た目は、背が高く・細く・手足が長い体型が特徴です。
田中幸太郎の体型によく似ていることから
翼本人も幸太郎のローシングルに憧れて
1年前の中学入学時に「幸太郎君と一緒のローシングルを教えて」と
私に言ってきました。
それから、ローシングルの仕込みに入り、
まだまだ発展途上ですが、いまでは翼の一番自信を持っている決め技です。
今回の全中でもローシングル炸裂。
準々決勝で敗れるまで4試合戦いましたが、
ポイントは全てローシングルからのテイクダウンで奪いました。
準々決勝で敗れた試合では1・2ピリオドとも押し出しの1点で敗れ
ローシングルでポイントを奪っていただけに、
この内容は、ほんと悔しい敗退です。
今回の全中ではっきり課題も見えました。
パワー不足のため、組まれたり、コンタクトされると非常にもろいです。
またグランド攻防も課題です。
来年の全中に向け、体力づくりとパワーアップに加え
かつて幸太郎が練習したように
翼にもこれからもっともっと徹底的にローシングルの練習を繰り返します。

今後が楽しみです。
この2人はホップ、ステップ、ジャンプでいえば
この1年はステップの時期です。
この1年間、しっかり練習を積ませ、
来年、3年生の最後の全中でジャンプできるように導きたいですね。


全中を振り返り(1)

2009-06-14 | 中学生レスリング
光永賢弘と浅井 翼の2年生2人が初めて全中に出場しました。
この2人は小学6年生時の全国少年大会では1~2回戦敗退。
とても昨年の全中には、実力不足のため参加を見合わせました。

かつての田中幸太郎、北村公平の小学生時代は、
当初30人程の子供達がいましたが、
厳しい練習のため、あれほど人数がいたにもかかわらず
3分の2以上が辞めて、残った人数は5~6人程度。
いくら強くても「これではダメだ」と感じ、
第二次成長期を迎える中学生からの指導が勝負だと考え
この2人の小学生時代から、小学生の指導方針を転換しました。
「とにかく継続させ、長くレスリングを続けて欲しい」
そんな思いで、いまの小学生も指導しています。
従って、賢弘と翼の中学入学時の実力は
田中、北村時代の中学入学時の実力に比べれば
「大人と子供」のようなものです。

そんな2人でしたが、中学入学後、高校生と毎日練習することで
コツコツ力をつけ始め、約1年間の充電を経て本年2月の岡山・倉敷大会から
中学での大会デビューをしました。

賢弘は4月の西日本で2位に入り、5月の東海大会で優勝と
試合経験を積む度に内容も良くなって、今回の全中でした。
翼はなかなか大会では入賞できず、結果はついてこないものの、
試合内容は決して悪くなく、長い手足を生かしたローシングルが
試合で決まるようになってきました。

今回、2人が初めての全中でどんな試合をするのか?
私自身、楽しみで水戸まで行ってきました。
最近、全中でも、まだ中学生なのに5~6kgも減量して
臨む選手がいると耳にします。
2人ともまだまだ発展途上の中学生なんで、減量なんて一切関係なく
階級は日常の体重に一番近い階級で出場させました。

全中に行ってきます。

2009-06-11 | 中学生レスリング
明日から茨城・水戸まで全中へ行ってきます。
光永賢弘と浅井 翼の2年生2名が出場します。

この2人は小学生時、全国少年大会での優勝経験はありません。
小6の時の全少では、賢弘が2回戦敗退、翼は1回戦敗退。
実力不足ということから、昨年の全中は見送りました。

しかし、この1年間、高校生と毎日練習することで
小6の当時の実力から比べ、かなり伸ばしてきました。

この1年は、ホップ・ステップ・ジャンプでいえば
ステップする年です。

全中では減量なしで、現体重のままの階級でエントリーしました。

試合に臨む気持ちは練習のつもりで。
チャレンジャー精神で、初めての全中に臨んで欲しいです。
賢弘、翼の2人には頑張って欲しいです。