京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

監督(指導者)の仕事について①

2009-10-29 | コーチング
以前、この日記で「有言実行」について記しましたが、ありがたい言葉を頂きました。
内容は「多くの監督・指導者の中には、最初は聞こえの良いことを言いますが、初心を忘れ掌を返すものも少なくありません。そうならないように「初心忘るるべべからず」を貫いてください」という言葉です。全くその通りです。
特に本年度は、指導していて思い通りにならない事ばかりです。
例えば、インターハイ京都府予選の団体で敗れ、個人では期待していた池田 智が内容では押し切っていたもののボールの不運で敗れ、選抜3位がインターハイ出場ならず…
インターハイ本番では北村公平が2連覇+2階級制覇を狙ったものの敗退…
中学生はまだまだ力不足で優勝者との力の差は大きい…。
小学生は試合どころか練習がおちゃらけ状態……と、全ての世代において自分の思った通りに事が進まず苦しい年度です。
しかし、初心を忘れたわけではありません。厳しい状況ながらも「何とかしなくては」といつも考えています。
本年度は思うとおりに進むことが少ないですが、いままで、たまに思い通りになることがあって、そういうことがまた忘れられません。
あの体中がゾクゾクするような興奮というか、緊張感というか、そういうものは、日常生活では絶対に味わえません。
最近であれば、国体で北村公平が2階級上の96㎏級に挑戦しましたが、あの時の決勝なんかは、体中がゾクゾクし、一進一退の勝負で興奮というかこっちも緊張の連続でした。こんなことは監督・指導者でしか味わえないことです。こういうことを経験したら監督・指導者というのはやめられません。