京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

リーダーシップ

2011-11-27 | リーダー論
本日、京都のとなりである大阪市長選と大阪府知事選が行われ、大阪維新W当選となりました。
大阪に限らず、現在の日本政治は閉塞感が充満しているように感じます。
平松氏は3党から支持されていましたが、既存政党の支持など何の力にもならなかったということですね。
大阪の有権者の方からすれば、いまの既存政党のままでは、しがらみばかり多過ぎて、何も改革出来ないのがオチ。とにかく少しでもいい、現在よりは良くしてくれ、変えてくれ、その思いが大阪維新W当選となったのでしょう。
こういう時代、橋本徹 氏のように「多少アクが強くても、皆を引っぱっていってくれる強いリーダーシップと実行力が、トップには求められる」今回のW当選は、この気持ちの表れだと思います。
政治に限らず、どんな業界でも一緒。競技スポーツの世界においても、全くそのとおりです。
選手を引っ張り・選手を導くには、あのぐらいの強い決意・意志・エネルギーが必要ということをつくづく感じました。




人を活かす

2011-07-25 | リーダー論
人を活かす・動かすとは大変なことである。
その人が受け入れてくれなければ動かすことはできません。

「本音を伝えないと、その人は本音を伝えてくれない」
「その人を心から信じないと、その人は決して心を開いてくれない」
「安心感がないと、その人は安心して伝えてくれない」
「その人に裏切られてもいいから、その人を裏切ってはいけない」
「その人を応援する前に、その人を認めてあげたい」
「その人には必ず素敵な力を持っている。その人を殺すのは簡単なこと」

人は活躍する場所が絶対にあることを、頭に入れておかなければいけない…

私も選手に対し、これが常に実行できるようにしたいです。
どこかの社長にも読んで欲しいですねぇ~
読んでも理解できないとは思いますが…







人を動かし育てていくことは…

2010-02-24 | リーダー論
私がこれから記すことは、正しいか?間違いか?は私には分かりません。
今日は私が思う感じることを正直に記します。

人を動かし育てていくことは、スポーツの世界だけでなくビジネスも教育も一緒です。
つまり、スポーツ界も会社も学校も、どれも似たような組織だと私は思います。
スポーツ界でいえば監督・コーチが選手を指導し、会社でいえば一番上に社長がいて、
社員を動かすのは部長や課長や係長です。教育現場でいえば、一番上に校長ががいて、
直接、教員を動かすのは副校長や分掌部長や教科主任になるでしょう。
ようは、こういった人達が選手や社員や教員を動かしコーチングしていると思います。

私の職場で、人を動かし育てていかなければならない立場の人から、こういった言葉をいう人がいます。
誰とは言いませんが、私の周りの関係者であれば、誰のことを言っているのか?すぐに分かることでしょう。

その言葉とは「あいつはダメだ」「あいつは使えない」など、ようは人を見下す言葉です。
どちらかというと表ではなく陰で言っておられる場合がほとんどです。
まぁ、私など「飲み会」の場で、よく言われるぐらいですから…。

こういう言葉を「同じ立場の者同士」話すならともかく、こういう立場の人が陰で自分の部下の前で言うのは私は最低だと思います。
当の本人に万が一伝わった場合、何とも言えない絶望感を感じるでしょう。

まぁ、私自身は別に何とも感じませんが…一々気にしていたら切りがないんで…。
また、該当本人ではなく聞いた部下も「俺もきっとどこかで言われているかもしれない」と感じるでしょう。

優秀な指導者に求められる資質とは、物事を客観的に見ることができ、
相手を理解する能力に優れ、良好なコミュニケーションを築くことができ、
部下や相手に対して的確なアドバイスや答えができる能力に優れていること。
そして、問題点を指摘する場合は、相手のプライドを尊重し、
モチベーションを高まるように言葉を慎重に選ぶこと。
また、誠意を込めて言うこと。以上のことが必要だと思います。

本当に人を動かすことのできる人は、けして「あいつはダメだ」「あいつは使えない」というような人を見下す言葉を、どこの場においても絶対に使いません。
学校を仕切る上の立場の人間が、こんなようでは、決して良い学校を作るなんてことはできないでしょう。

また、こんな言葉は、裏を返せばその人に『指導力がない』という証拠です。
そして、人を動かすことのできる人は、仕事能力のみならず、人間的魅力を持ち合わしているものです。人間的な魅力があるからこそ人が動いてくれる。
どんな仕事能力がある人でも、人間的魅力がなければ人は集まらないし協力も得られない。「この人のために人肌脱ごう」なんてとても思わないでしょう。

皆さんは「あいつはダメだ」「あいつは使えない」というような言葉を使う人に人間的な魅力が持てますか?

私は学校の仕事上では、人を動かし育てていく立場ではありませんが、
レスリングに関していえば、監督として選手達を動かし育てていかなければならない立場です。
こんな監督・指導者にはなりたくない。選手達に信頼されるコーチングを実践していきたいです。
上手く言葉で表現できませんけど、この人のお陰で、「人を動かし育てていくこと」がどういうことなのか?深く考えることができました。

「自分以外の誰かのことをいつも誉めているような人は絶対に好かれる」

2009-11-03 | リーダー論
これは、和田裕美さんの言葉です。
和田さんは京都生まれで京都光華女子大学英文学科卒業。
日本ブリタニカにてフルコミッション営業職に就き、
世界142カ国中2位の成績を収め、
その後ブリタニカの日本撤退に伴い、株式会社ペリエを設立。
バリバリの女性実業家で、本も多く出版しています。

世間というのはホント狭い世界です。
何かあればすぐに耳に入ってきます。
もし、上の立場の人間が、部下の悪口を、本人の前で言わず人前で言う。
酒の席で部下の悪口を「つまみ」にする。
まぁ、こんな行動をする上司がいれば、こんな情けないことはないでしょう。

人の悪いところを見て悪いことを言うことは簡単です。
ですが、相手の良い部分を見つけていけば、その人は自然と周囲に好かれることになります。
実業家として実績のある和田さんのこの言葉は、ホント説得力があります。

今日はレスリングの話しからズレましたが、
これを読んで、私の直近の関係者の皆さんのほとんどが、私が何が言いたいのか?
理解していただけると思います。