京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

高いチーム力が個々の実力をUPさせる

2009-10-16 | コーチング
レスリングの試合は当然、マットに上がれば一人で戦います。頼りになるのは自分の力のみです。
しかし実力は、厳しい競争の中で頑張るから伸ばせるものであり、チーム力が高くないと個々の実力は伸ばすことはできません。
高いチーム力とは、部員全員のモチベーション(気持ち)が高い、集中力があるなど意識の高い選手層であるということです。
例えば、スパーリングをしていて、一人の選手は集中力があり、全力で試合と同じ気持ちで戦っているのに対し、一方の相手が集中力なしで気が抜けているのでは、集中力がない選手だけでなく一生懸命練習している選手にも悪い影響を与え、どちらも力をつけていくことはできません。反対に、2人とも集中力があり、全力で、試合と同じ激しいスパーリングができれば、お互いに実力がアップしていきます。
レスリングは一人で戦いますが練習は1人ではできません。選手一人一人の力を高めるには、全選手の意識を高くしなければいけません。
同じ練習でも、チーム内の選手の意識の差で、内容に大きな差が出てきます。全選手が集中力を保ちながら練習することがレベルアップにつながります。
このような厳しい練習環境にもっていくことが私の役割だと考えてます。


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