京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

心技体

2009-10-03 | 教訓
新潟国体で山原翔一と健太の2人の試合を振り返って感じたことです。
「どんなに体力を鍛え、技術を磨いても、心が弱かったら実力を発揮できない」

「やってくれるだろう」と期待していた私が甘かったかもしれません。
「地に足がつかず」という言葉が当てはまる試合内容。簡単に押し出されたり、簡単に回されたり・・・
北村公平とは全く正反対。気持ちが完全に弱気になり、心が弱いものだから体まで連鎖してしまいました。

レスリングは体力や技術の差もさることながら、メンタル面の影響が大きいスポーツです。
自分の心・気持ちが生み出す慢心、恐怖心などによって勝敗が大きく左右されます。

心・ハートを強くするには練習しかありません。
健太や翔一の練習は、一見見れば一生懸命やっているように見えますが、
ただ指示された練習メニューを淡々と消化する練習です。
こんな練習では心・ハートは強くなりません。

「常に自分の頭で考える」「追い込まれても妥協しない」こういう質の高い練習を積み重ねる。
1日の練習を振り返り「今日も頑張れた」と自分で思う練習を、日々積み重ね、克服していけば大きな自信に変わり、それが心の強さとなります。