京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

厳しい現実

2010-12-13 | 小学生レスリング
昨日、小・中学生の兵庫県ジュニア大会が開催されました。
今回は審判をしたのでセコンドにはつけず、セコンドは山本勇輝と保護者にお願いし、マットの外から試合を見ていました。
セコンドについているとこちらも興奮的になりますが、マットの外から見ると試合内容を冷静に観戦できます。

今年最後の試合で、厳しい現実を突きつけられました。
小学生のなんと弱いことか…日頃の練習で、ある程度は予想していましたが、ほとんどの選手がポイントを1ポイントも奪えないで、フォール、テクニカル、大差の判定と試合内容が散々の内容でした。
ほとんどの子供が、レスリングを始めて2年が経過します。負けても無神経…悔しいと感じても10分あれば忘れてしまう。悔しいと思うだけでもマシですが、中にはなんとも感じていない子供もいます。
意識を変えて練習に取り組んで欲しいですが、なかなか思うとおりにはいきません。

中学生は2選手は優勝しましたが、残る4選手は惨敗…
こちらは怪我人が多く、なかなか思うとおり練習を積むことができず、うまくいってません。

愚痴は言いたくないものですが、近頃は愚痴ばかり言っているような気がします。
愚痴からは何も生まれないし、その先の話しが続かないということは分かっているんですが…
以前までは、結構、愚痴を言ってすっきりしたこともありましたが、
ここ最近、愚痴を言ってもまったくすっきりしない。
愚痴を言えば言うほど、小さくなっていく自分に気付き、納得しない自分がどこかに居る。
私ももう41歳ですが、この年齢になってやっと気付いたことです。
なんとかこの現状を打開したいです。

練習は嘘をつかない

2010-10-27 | 小学生レスリング
先週の日曜日(24日)押立杯がありました。
この大会は毎年7月末に開催される全国大会よりレベルが高いと思います。
全国大会は一学年ずつで階級も細かく設定されているのに対し、この大会は2学年が一緒です。
大阪開催でありながら、全国各地の強豪チームが多数参加しています。
このようなレベルの高い大会に、今回、我がチームから15名の子供たちが出場しました。

結果は、またまた惨敗です。
2位入賞1名、3位入賞2名と賞状を獲得した子供もいますが、本当の実力で勝ち取ったものとは言えません。
今回の大会で感じたことは、やはり、日常の練習をしっかり取り組んでいる子供は、それなりの成果・結果を出しています。
反対に、日常の練習に集中できず、いい加減な気持ちで取り組んでいる子供は、あっという間のテクニカルフォール負けかフォール負け。日頃の取り組み姿勢がそのまま試合に出ています。
「努力は嘘をつかない」「練習は嘘をつかない」「努力は裏切らない」という言葉がありますが、まさに当てはまると感じました。

いまの小学生で私の話しをしっかり聞き、吸収しようと努力して、頑張っていると言える子供はホント数人です。
その中でも一番一生懸命取り組んでいるのは、小2の鈴木裕太くんでしょう。
いつも、私の話しを集中して聞いて、コツコツ練習しています。だから、小2にも関わらず、高学年よりもタックルなど技術の全てにおいて上手いです。
今大会は1回戦から3回戦まで3回勝ち抜き、4回目の試合で優勝者に負けてしまって3位入賞にはならなかったものの、15名の中で一番の成果を残しました。日頃の練習どおりです。

結果を出すのは経験年数ではありません。現に、レスリングを始めてもう丸2年が経過するのに、どの大会に出場しても十数秒でフォール・テクニカルフォール負けの子供が大多数です。
年数を積めば結果が出るのではなく、いかに日常の練習を一生懸命取り組むか…。
そろそろ子ども自身が気づき、目の色を変えて欲しいと願います。

小学生練習再開

2010-09-14 | 小学生レスリング
小学生は7月の広島での全国少年大会終了後、高校生のインターハイ、合宿、全国グレコ、私の入院と重なったことから、長期休業していましたが、本日から練習再開しました。
7月の全国少年大会に出場した4名の子ども達は貴重な経験ができました。また、保護者も同様でしょう…。初出場の3名は全員1回戦を突破して1勝することができました。2回戦では接戦で惜しくも敗れた子どももいます。全国のレベル、全国にはこんな強いやつがいることを子供なりに感じ取ってくれたと思います。本年度は4名だけの出場でしたが、来年度は、もっと上を目指す子ども達が増えてくれればと思います。
「強くなれるかどうかは、努力できるかどうかです」努力しようとする気持ちになるように、モチベーションを高められるように、子ども達を引っ張っていけるかどうか?これからこの課題に悩み戦っていきます。

高槻大会を振り返って

2010-03-07 | 小学生レスリング
今日は小学生の高槻大会でした。
18名が出場し、1回戦を突破できた子どもが6名。残りは惜しくも1回戦敗退という内容でした。まだまだ結果を出せない状態です。
1年が経過しましたが、スタート当初に比べ、練習での取り組み姿勢も徐々に変化が見られ、少しずつ集中できるようになってきたと思います。
しかし、試合で勝利するには、やはりまだまだ足りません。
練習量・時間ではなく、一番大切な「一生懸命・全力で練習する」「集中する」「指導者の話しをしっかり聞いて吸収する」といったことが、まだまだ不足しています。
日頃のスパーリングを見ていて、今日の試合で「こんな結果になる」ことは予測どおりで、練習どおりになっています。
やはり、お互いに激しいスパーリングができるようになった時こそ、試合で結果が出てきます。
今後、いかに子どもたちのモチベーション・気持ちを高めさせて練習に取り組ませるか?これがいまの私の課題です。
まだまだ時間はかかりますが、一歩づつ前進できるようにやるしかないです。

初めての遠征

2010-01-31 | 小学生レスリング
小学生の選手達。競技を始めて丸1年。
昨年6月から大会出場していますが、なかなか結果が出ていないのが現状です。
今年はなんとか2~3回は勝たせて、3位の賞状がもらえるレベルまでには引き上げなければならないと思ってます。
今年は他チームとの合同練習や練習試合をお願いして、どんどん外へ出て揉まなければいけないと思ってます。
ということで、この土日、小学生12名が初めての遠征に行きました。
岐阜の中津川ジュニアクラブとの合同練習と練習試合。
始めてということもあり、完全に観光旅行モード…。
行きのバスの中では、会話がとても盛り上がり、楽しそう…。
しかし、現地について、いざ合同練習になると、あのバスの中での元気の良さはどこに行ってしまったのか?という感じです。
ホテルでの夜は、さらにヒートアップして旅行気分。
早く就寝するどころか、一緒の部屋に泊まった保護者の皆さんの話では、日が変わっても就寝せず、寝たのが夜中の2時、3時とか…。
こんなんで、翌日の練習試合で力が出るわけがありません。
練習試合は全33試合戦って、10勝23敗。惨敗です。
初めての遠征で、他チームと一緒に練習・試合をして保護者の方々、子ども達も子どもなりに感じたことは多かったと思います。
いまは旅行になってますが、これから徐々に意識を変えていき、こうやって出稽古を織り交ぜながら、子ども達の力をつけていきたいです。